落葉果樹栽培

2018/6/28 更新
現在、落葉果樹類は、主に柿、びわを栽培しております。この2品目は、病気に強く(私感ですが)、欲くを出さずに目標収穫率を抑え、こまめに害虫対策さえしておけば、「柑橘類」以上に減農薬栽培ができます。
これまで、桃やプラムなどかなりの本数を栽培し、どちらも私の胴回りより大きく成長しておりますが、プラムなどは一個ずつの袋かけが出来ないために害虫に対して無防備状態であり、袋かけの出来る桃においては、病気に弱いことに加え、果皮・果実ともに非常に繊細なことから多種多様の農薬を絶え間なく散布する必要があり、行政が公表している「農作物病害虫等防除指針」の参考防除暦などによると3月上旬から8月頃(収穫後)にかけて10日に1度のペースで農薬散布するようになっており、薬剤によっては散布後10日は園地に入らないなどの注意書きされている怖いものもあるようです。
このようなことから、桃については、次々と伐採し、現在3本(1本では結実しないため)を残すのみとなり、古くからのお客様や友人たちお裾分けする程度となってしまいました。
 

Ⅰ.びわ(田中)

2018/6/28 更新
<平成30年産農薬使用実績等>
平成29.08.23 コサイドボルドー(1000倍)ガンシュ病ヨボウ
カルシウム(500倍)   〃
平成30.03.10 ベルクート(1500倍) 灰色カビ病予防
モスピラン(4000倍) アブラムシ、各種毛虫類防除
平成30.03.27~30 袋かけ作業 以下、果実には付着無し
平成30.04.26 アディオン(2000倍) カメムシ、ケムシ類防除
平成30.05.16~ 収穫・出荷  
 

Ⅱ.柿(貴秋・太秋)

2018/6/28 更新
<平成30年産農薬使用状況等>
平成30.02.07 マシン油(20倍) カイガラムシツノロウムシ防除
平成30.03.12 ホーマイコート(50倍) 炭ソ病、ウドンコ病予防
平成30.04.26 ジマンダイセン(600倍) ウドンコ病予防
  アルバリン(2000倍) カメムシ、ヘタムシ防除
平成30.05.10 ジマンダイセン(600倍) ウドンコ病予防 
平成30.06.01 ストロビー(3000倍) 炭疽病・落葉病予防
モスピラン(3000倍)

カキノヘタムシ、カイガラムシ防除

平成30.07.15 トリフミン(2000倍) ウドンコ病予防
  アルバリン(2000倍) カキノヘタムシ・カメムシ防除
平成30.07.17~20 一個ずつ袋かけ作業  
平成30.10.28~ 収穫・出荷  

太秋柿の果頭部が黒く汚れたようになっているのは、「状紋(じょうもん)」といい、この柿の特有症状で、この黒ずみが大きい・多いほど完熟度が高く、高糖度て美味しい証です。中の果肉には一切影響ありません。 
この柿は、9月上旬から急激に肥大するため、果頭部の皮が細かくひび割れ(目にはみえにくい)し、雨・露・太陽によって変色するのが原因です。
この黒ずみが商品価値を落とすため、一般的には、肥大が止まる9月下旬に収穫し、庫内である程度色づかせて(青い時期に収穫し倉庫内で真っ赤に色づかせてから出荷販売している「完熟トマト」なるものと同じ手法です)市場に出荷しているので、殆どの太秋のヘタ回りがまだ青い状態で本来の味乗りに到達しておりません。
当園では、カメムシなどの虫除けも兼ね、少しでも日焼けを防ぐために7月に一個ずつ袋掛けし、自然熟成に努めています。
このため、店頭に並んでいる太秋柿より1ヶ月程遅れますが、超甘・絶品仕上げと、自信を持ってお届けしています。

Ⅲ.プラム(ソルダム・井上ほか)

2018/6/28 更新
<平成30年産農薬使用状況等>
平成30.02.07 硫黄合剤(7倍) カイガラムシ防除
平成30.04.26 マイコシールド(2000倍) 黒斑病予防
  モスピラン(3000倍) アブラムシ、シンクイムシ防除
平成30.06.01 オンリーワン(2000倍) 灰星病予防
  モスピラン(3000倍) ケムシ類、カメムシ防除
平成30.06.04 ~ 避害虫灯(4基)点灯開始  
平成30.06.22 ~ 収穫・出荷  

プラムが「秘密兵器?」により、見事に復活しました。夜蛾やカメムシの食害がひどく殆ど収穫できなくなり、伐採するつもりで剪定もしないまま放置していたプラムですが、一昨年、ひょんな事から知った「光防虫器」を試に設置してみたところ周辺の樹に効果が見られたので、友人に手伝ってもらっての大工事になりましたが、昨年3基に増設、今年度更に1基増やして合計4基がフル活動しての見事な復活を成し得ました。
防虫農薬の使用が最低限に抑えられ「捕らぬ狸の皮算用」ばかりしているところですが、周りの鳥たちも結構はしゃいでいるようで、これからの空中戦を心配しております。