雑技団が大都会へと移動したのを機に、
ふたりは団を離れ、街の中へと身を潜める。
その大きな街は、河沿いに未来の都市のような
町並みが続いているかと思えば、
其の対岸は古い欧州の都市のようであり、
裏手には胡同というのか雑多な路地がひしめき合い、
うってかわって外国人街、租界は瀟洒なたたずまいを見せる。
まさに魔都と呼ぶに相応しい大都会だった。