EPISODE GUIDE
ULTRA WOLD
第11話後編
by しぃさぁ

宇宙から飛んできた不思議な石を手に入れた鬼田は
石に命じてギャンゴに変え、ギャンゴが頭を下げると得意満面です。

早速鬼田のいたずらが始まりました。
まずはルームサービスを呼び、出迎えるのはギャンゴです。
何気なくドアを開けたボーイさん、驚いて気絶してしまいました。



次の被害者は、、注文のおつりを持ってきたボーイさん。
出迎えたのは、もちろんギャンゴです。
「ヴァ〜〜〜!!」
悲鳴とともにボーイさんは失神してしまいました。

更には屋外プールで3人の美女の水着撮影中のカメラマン。
カメラの先には・・・なんとギャンゴが!
カメラマンは思わずカメラをぽろり。
あらあら、寄り目になって倒れちゃいました。



鬼田の高笑いは止まりません。
こうなると人間の欲望は抑え切れなくなるものなのですねえ。



悪いことは楽しいもの。しかし麻薬のように歯止めが利かなくなってしまうものなのです。

すっかりと味をしめた鬼田は、更なるいたずらを考え付いたのです。
「石よ、石よ、今度はもっと大きなギャンゴになれ。こんな大きなギャンゴになるんだ」

しかしこれは鬼田のやりすぎでした。
石は鬼田の思いをキャッチすると体長50メートルのギャンゴになり、
ホテルを破壊して大暴れを始めたのでした。



しかもホテル倒壊の衝撃で、鬼田は気を失ってしまったのです。

知らせを受けた科特隊はすぐさまジェットビートルで、ギャンゴが暴れる現場に急行します。

現場に着いたハヤタ、アラシ、イデの3隊員は、倒壊したホテルの中で気絶している鬼田を発見しました。
「あっ!おい!おい起きろ!おい!ああっ、この男だ!」
アラシ隊員は、鬼田の顔を見て、すぐに石を盗んだ犯人だと気付きました。



「おい待て、この男は気を失ってる」
強引に起こそうとするアラシ隊員をハヤタ隊員が止めました。
そして深く考え込むハヤタ隊員。少しの間をおいて何かに気付いたように声をあげました。

「あっ、しまった。これは大変な事になってしまったぞ」
蒼白のハヤタ隊員の顔を、アラシ隊員とイデ隊員が見つめます。
「この男が気を失ったとたん、この男の悪い心がそのまま怪物に乗り移ってしまったに違いない」

そうなのです。ハヤタ隊員の推測どおり、鬼田の意識が戻り、ギャンゴのことを忘れなければ、
ギャンゴは元の石に戻らないのです。

「じゃあ、怪物はずっと消えないで・・」
「うん。この男が意識を取り戻して、怪物のことを忘れてくれなければ」
イデ隊員の声に深くうなずくハヤタ隊員。

ハヤタ隊員は至急本部に連絡を取ります。
「本部、キャップどうぞ」
「ムラマツだ」
本部で待機していたムラマツキャップへ様子が報告されました。
「石を盗んだ男を発見しましたが意識を失ってます。
 すぐセントラル病院に運びますからヤマモト博士に連絡を取ってください」
「了解」

大至急ムラマツキャップはヤマモト博士に連絡を取り、自らもセントラル病院に急行します。
一方の現場ではハヤタ隊員から的確な指示が飛びました。
「アラシ君、君はこの男をセントラル病院へ。イデ君、防衛軍に連絡して火器部隊の出動を頼んでくれ。
 ボクはビートルで怪物の様子を見る」

ハヤタ隊員の指示で3人は各々の行動を開始します。事態は風雲急なのです。

ビートルで上空からギャンゴを監視するハヤタ隊員。

救急車に乗り込み、鬼田を運ぶアラシ隊員は病院でムラマツキャップと合流予定です。

イデ隊員は火器部隊の指揮を執るため車で防衛軍と合流。
ギャンゴが来るのを今か今かと待ち構えます。

もはや鬼田の意思を超え、ギャンゴは所狭しと暴れまくっています。
「熱戦砲で攻撃してください」
「了解」
「熱戦砲発射」
しかしギャンゴに熱戦砲は通用しません。よほど皮膚が硬いのでしょう。
それもそのはず、元々ギャンゴは石なのです。



熱戦砲を簡単にはじいたギャンゴは戦車に近づき、これらを蹴散らしてしまいました。
なんと手強いヤツなのでしょうか。得意顔で調子に乗ってバンザイまでしていますよ、ギャンゴのヤツめ。

上空から様子をうかがっていたさすがのハヤタ隊員も、この様子には頭にきたようです。
悔し紛れに唇をかみ締め、ギャンゴの背後からミサイル攻撃を敢行しました。
おっと、これがギャンゴの顔に命中!
さすがはハヤタ隊員です。放つミサイルはことごとくギャンゴに命中しました!



おやおや?ギャンゴめ、どうしたことか両手で顔を覆ってしゃがみこんでしまいましたよ。
まるでいじめられている子供みたいです。
そんなことしたってダメですよ。元々お前が悪いんだから。

ですが心優しいハヤタ隊員はここでちょっと油断が出てしまいました。
ギャンゴに戦意なし、と思い、攻撃の手を緩めてしまったのです。

ギャンゴはこれを待っていたんです。
目の前を通過しようとする、油断したハヤタビートルをしっかと見据えると、
いきなり立ち上がり叩き落してしまったのです!

海に墜落したビートルを見て、ああ!ギャンゴのやつ、自分の頭を指差してます!
あたまあたま、ってことですか?悔しいですね、きぃ〜!!
このままほっといては町中がメチャクチャに、いや、それ以上にムカつくじゃありませんか!

ですが大丈夫です。我らがハヤタ隊員は海中でしっかりと脱出。
そしてベータカプセルを高々と突き上げたのですから。



地上ではギャンゴが、海に堕ちたビートルの様子をうかがっているところでした。
しゃがみこんで海面を覗いていると・・・
その目の前にいきなりウルトラマンが飛び出してきたのです。
ビックリしたギャンゴは思わずしりもちをついてしまいました。



何事かと立ち上がって見ると、空を自在に飛ぶウルトラマンの姿が。
なにをぉ〜!自分だって飛べるぞ〜!
ギャンゴは大きくジャンプしますが、あなた石でしょ。飛べるわけないじゃん。

当然のことながら、ドスン、と大きな音を立て、またしりもちをつくギャンゴ。
再び起き上がった時には目の前にウルトラマンが立っていました。

おっと、今度はウルトラマンが挑発していますよ。
かかってこい、と言っています。
まあ待て待て、とウルトラマンを制しギャンゴは戦う準備です。
ギャンゴもやる気満々。オレの方が強いんだ、と言わんばかりにボクシングのファイティングポースです。



そんなギャンゴにウルトラマンが先制攻撃。
飛び込んでギャンゴの頭を空手チョップで軽く一撃です。
頭を抱え座り込んだギャンゴ。空手チョップが効きましたかあ?
いや違う!ウルトラマン、騙されてはいけません!
効いたと見せかけてウルトラマンを油断させようとしているのです。
なんてずるがしこいヤツなのでしょう!

案の定、戦意がないと見て油断して近づいてきたウルトラマンの両足をすくいます。
そして倒れこんだウルトラマンの上にどっかりと腰を下ろしたギャンゴは、
あ〜!また自分の頭を指差してますよ。腹立ちますね。ウルトラマンより頭がいいつもりですか!?



でも我らがウルトラマンも負けてはいません。
ギャンゴのわき腹にそっと手をやると、コチョコチョ、っとくすぐったのです。
くすぐったがって飛び跳ねるギャンゴ。再び両雄は対峙します。

これはどうやらウルトラマン対ギャンゴの知恵比べになってきました。

そのころセントラル病院では、ヤマモト博士、ムラマツキャップらが
鬼田の意識回復を待っているところでした。
「この男の意識が回復すれば、怪物が再び石に戻る可能性もあるんですが」
ヤマモト博士も手を合わせる思いでしょう。
ギャンゴを消すには他に方法がないのです。



その間にもウルトラマンとギャンゴは激しい・・・?戦いを繰り広げています。
ギャンゴに飛び掛るウルトラマン。
しゃがんで避けるギャンゴ。
目標を失ったウルトラマンは海へダイブ。

ギャンゴはまたまた得意のポーズ、あたまあたま、です。
しかしこやつ、本当に悪知恵が働きます。

それを見て悔しがったのはウルトラマンでした。
ウルトラマンはギャンゴめがけて両手で海水を浴びせかけました。
おおっとぉ!!もはや子供の喧嘩の様相を呈して参りました!!!



陸地に上がったウルトラマンはもう怒り心頭です。
ついに必殺スペシウム光線の構えを見せました。

するとギャンゴは嫌だ嫌だ、とばかりに後ずさりします。
またそれですかぁ?もうこの演技に騙されてはいけません。

ウルトラマンはちゃんと解かっていました。
スペシウム光線を止め、ギャンゴの頭に空手チョップを一発お見舞いした後に後ろから蹴りを入れると、
今度はギャンゴが海に落ちる番です。

海の中で悔しがるギャンゴ。
ですがこの時、ウルトラマンのカラータイマーが点滅を始めてしまいました!
早く鬼田の意識が戻らなければ、ウルトラマンが危ない!

これまでの戦いで解かりましたがギャンゴがタフなことは確かです。
このまま決め手がなければウルトラマンが不利になる一方です。
負けちゃうんですかあ?こんなのに負けては寂しいじゃありませんか。

三度対峙した両雄(?)
ギャンゴも弱ってきてはいますが、ウルトラマンのエネルギーも消耗しています。
おっと、ウルトラマンが踏み込んでギャンゴの顔面に右ストレート!きれいに入りました!
怒ったギャンゴはそばにあった高層ビルの一部をもぎ取り、両手で大きく持ち上げ、
ウルトラマンめがけて投げつけようとしています。

その時です!!
「あっ!気がついたわ!」
そうです!鬼田の意識が回復したのです!!
「おい!早く怪物のことを忘れるんだ。おい!」
ヤマモト博士は鬼田の体をゆすって朦朧とする鬼田の意識をはっきりさせようとしています。
すると・・・

高々ともぎ取ったビルを持ち上げていたギャンゴの体が一瞬にしてなくなり、
持ち上げていたコンクリートだけが地面に落下。
あっけないくらい簡単に戦いは終結したのでした。一体なんだったのでしょう??この戦いは?

ヤマモト博士と科特隊は、本部に戻ってやっと一安心です。
そこへハヤタ隊員が。例の石を持って入って来ました。
「イヤー、全く人騒がせな石だったよ。これはやはりウルトラマンに頼んで宇宙に返してもらった方がいい。
 この地球上ではこういうものがあっては困りますからね」
みんなに笑顔でそう言うと、石を持ったままさっそうと部屋から出て行きます。



ウルトラマン、の声に反応したフジ隊員が
「待って!私も一緒に行く!」
あわててハヤタ隊員を追いかけましたが、無常にもドアは閉まり、結局は置いてけぼり。
やっとみんなが笑顔になり、凶悪(?)事件は一件落着したのでありました。

1ヵ月半ぶりのUPとなってしまいました。
今回はギャンゴが活躍してくれました、が・・
これ、本当に苦労しました。
正直言うと、やるのが嫌でした(ーー゛)

なぜかといいますと、
シリアスな場面が全くない。
セリフが異常に少ない。
ウルトラマンとギャンゴの戦い方がパロディになっている。

ということで、それならいっそ、パロディでやろうと思い、
文体もがらりと変えてみました。

ふざけている、と思われた方、ごめんなさい。
ですがこういった書き方しか思いつかなかったので・・・

ともあれなんとかこれが完了しました。
次のUPがいつになるかはちょっとわかりませんが、
これからもがんばって続けていこうと思います。

あとがきが愚痴になってしましました。
失礼しました<m(__)m>

さて次回はちょっと悲しくて寂しいお話。
こいつが活躍してくれます。



ぜひご期待ください。

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