EPISODE GUIDE
ULTRA WOLD
第1話前半
by しぃさぁ

パリに本部を置く国際科学警察機構の日本支部に
科学特捜隊と呼ばれる5人の隊員たちがあった。

彼らは怪事件や異変を専門に捜査し、
宇宙からのあらゆる侵略から地球を防衛する重大な任務を持っていた。

その科学特捜隊のハヤタ隊員は
夜間パトロール中、上空に未確認飛行物体を確認し本部に連絡した。



ハヤタ隊員が目撃した未確認飛行物体、それは
青い光を放つ物体を、赤い光を放つ物体が追いかけるようにして地球に迫っていた。
しかし青い球しか視界に入っていなかったハヤタ隊員は
「青い光を放って飛んでいます、スピードはマッハ2。更に接近して正体を見届けます」
と本部に見たままを伝えた。



青い物体はまるで生き物でもあるかのように、高原の湖に着水した。
ビートルに乗って青い球を追ってきたハヤタ隊員はその上空で、
突然彼の視界に入ってきた赤い球と衝突。ハヤタ隊員のビートルは墜落する。



科特隊本部は県警から事件の報告を受けた。
「フジ君、ハヤタ隊員に連絡を取るんだ」
ムラマツキャップは命令する。
「ハヤタ隊員、応答せよ!ハヤタ隊員、応答せよ!」
ハヤタ隊員に無線連絡を取るが応答は無い。
「出動準備!」
ムラマツキャップが隊員に叫ぶ。

その時現場では、墜落したビートルから
絶命したハヤタ隊員の体を救い出す者の姿があった。
ハヤタ隊員のビートルと衝突した赤い球であった。
ハヤタ隊員の亡骸は音もなく宙に浮くと、やがて静かに赤い玉の中に吸い込まれた。
赤い球の中でハヤタ隊員は不思議な人物と出会っていた。
「おい誰だ、そこにいるのは。君はいったい何者だ」
ハヤタの問いかけに謎の人物はゆっくりと答えた。
「M78星雲の宇宙人だ。遠い宇宙からベムラーを宇宙墓場に運ぶ途中、
逃げられて、それを追って地球に来た。」
「ベムラー!?」
「宇宙の平和を乱す、悪魔のような怪獣だ。申し訳ないことをした。ハヤタ隊員」
M78星雲人と名乗る男はハヤタ隊員に理由を話し
自らのミスでビートルと激突してしまったことを謝罪した。



「その代わり、私の命を君にあげよう」
M78星雲人と名乗る人物は意味不明のことをハヤタに言った。
「君の命!?君はどうなる?」
ハヤタ隊員にとっては全く理解不能な言葉だった。

「君と一心同体になるのだ。そして、地球の平和のために働きたい」
M78星雲人の言葉が終わった時、
横たわるハヤタ隊員の胸に一本のカプセルがころがっていた。
「これは・・・なんだ」
「ベータカプセル。困った時にこれを使うのだ。そうすると・・・」
「そうすると、どうなる?」
「フッフッフッフッフッフッ。心配することはない」
M78星人は意味不明の言葉を残し消えていった。
そして次の瞬間、赤い球は大爆発を起こし四散した。



ちょうど現場には科特隊、ムラマツキャップ、アラシ隊員、イデ隊員が到着。
赤い玉の爆発を目撃した警官と若者から事情を聞くのだがにわかに信じられない。
「キャップ、ハヤタを探してみましょう。きっと生きているかもしれませんよ」
アラシ隊員の進言で、ハヤタ隊員を探す科特隊メンバー。
その時湖に異変が起こる。
湖に不時着したベムラーが目を覚まし、暴れだそうとしたのだ。
レーザーガンで立ち向かう科特隊。ベムラーは再び湖へと姿を消した。



そのころ本部で留守を守るフジ隊員の元にハヤタ隊員から連絡が入った。
驚くフジ隊員とホシノ少年をかまうことなく、ハヤタ隊員は
特殊潜航艇S−16号をを湖に回して欲しいと要請した。
早速フジ隊員はビートルでS−16を運ぶ。

現場のムラマツキャップは突然現れたビートルに不審を覚える。
「特殊潜航艇を出動させろと言った覚えはないぞ!」
フジ隊員に詰問するが
「ハヤタ隊員の要請です」
の回答に動揺する。

ハヤタ隊員が本当に生きているのかと疑念を持つムラマツキャップ。
だがそこへモーターボートに乗ったハヤタ隊員がS−16に向かっていく。
「ハヤタ、今まで何をしていた。昨夜はいったいなにが起こったのだ」
「彼に助けてもらったんです」
「彼?彼とは誰だ」
「キャップ、そんなことよりベムラーをやっつける方が先です」
「ベムラー?何だそれは!?」
「湖底に眠っている怪獣です。油断するとひどい目に遭いますよ」
ハヤタは何もかも知っているような口ぶりだった。
「S−16で湖底に潜り、宇宙の長旅で疲れたヤツの寝首を掻きます。
起きました所をビートルで地上からやっつけてください」
「よしわかった」
半信半疑ではあるものの、ムラマツキャップはハヤタ隊員の言うとうりに行動を開始した。
(第1話後半に続く)