犬の種類は300種類もあるといわれています。それぞれの種類によって、性格や飼い方も様々です。

犬の名前の由来から飼いやすさなど、個々の性格を犬種別にご紹介いたします。

世界の犬種豆辞典

 

日本スピッツ

 

■ルーツ

 

ロシア語で「火」という意味の「スピッチ」から名づけられた日本スピッツの祖先は、大正末期、昭和初期頃にシベリア大陸を経由して、日本に渡ってきたドイツのジャーマンスピッツが祖先だといわれています。ジャーマンスピッツは純白で大型の犬種でしたが、その後日本で小型化が進み、1921年に東京で行われた展覧会に初めて登場しました。

 

戦後、さらに改良が進み、1948年に日本で犬種として固定されました。昭和20〜30年代の高度経済成長期には、小型ながら屋外でも飼える番犬として爆発的な人気を得て、日本で登録された犬の4割を占めるほど流行しました。

 

しかしその結果、乱繁殖されて、日本スピッツは神経質でよく吠え、噛み付く犬というイメージが定着してしまい、マルチーズやポメラニアンにその座を奪われてしまいました。一時は1000頭にも満たないほどその人気は落ち込んでしまいましたが、熱心なブリーダーたちによって、改良が進み、本来の陽気で従順な日本スピッツの姿を取り戻しました。現在では日本のみならず、海外でも広く人気を集めています。

 

■外見

 

日本スピッツは、額、耳、前足の一部を除いて、全身が光沢のある純白の長い被毛で覆われています。特に首から前胸にかけてとしっぽに豊かな飾り毛があります。家庭犬としてぴったりのサイズで、日本スピッツならではの気品ただよう美しいスタイルをしています。目と鼻は黒く、口吻はとがっています。耳は立ち耳です。

 

■被毛・毛色

 

日本スピッツの被毛は、長く豊かな上毛と、やわらかい短毛のダブルコートで、毛色は純白です。

 

■性格

 

日本スピッツは活発で、飼い主に対してとても従順です。人見知りな面があり、他人にはあまり心を許しませんが、頭も賢く、とても親しみやすい犬種です。以前は無駄吠えの多いキャンキャン吠え立てる犬でしたが、改良が進み、その点は改善されました。

 

■飼育・手入れ

 

日本スピッツは毛が多いので手入れが大変そうに見えますが、意外ともつれにくく比較的簡単です。毛を傷めない程度にブラッシングやコーミングを施してあげましょう。ただ純白を保つために定期的にシャンプーをする必要があります。また換毛期には抜け毛が多いので、しっかりブラッシングして死毛を取り除いてあげましょう。

 

■散歩・健康管理

 

日本スピッツは1日20分程度の散歩2回ぐらい連れて行ってあげましょう。賢いのでしつけもしやすいですが、あまり叱りすぎると神経質になって無駄吠えをすることもあります。ブラッシングを怠ると皮膚疾患になることもあるので、注意しましょう。


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