犬の種類は300種類もあるといわれています。それぞれの種類によって、性格や飼い方も様々です。

犬の名前の由来から飼いやすさなど、個々の性格を犬種別にご紹介いたします。

世界の犬種豆辞典


ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

 

■ルーツ

 

ウェルシュ・コーギーは、もともと牧畜犬として、牧場の牛の群れをコントロールしていて、自分の家の牛を守ったり、他家の牛を追い払ったりする役目を果たしていました。牛のかかとに噛み付き、方向転換をさせていたコーギーは、牛の足元をうまく駆け回るのに適した、短い足と長い胴体を持っています。

 

ウェルシュ・コーギーには、ペンブロークとカーディガンの2種類があります。見た目も非常によく似ていますが、別犬種とされています。ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのルーツは1100年頃までさかのぼり、フラマン人の織物職人がウェールズのペンブロークシャー地方に移住する際に連れてきたと言われていますが、当時はヴァイキング(海賊)が活躍していた時代でもあるので、もともとスウェーデンにいたコーギーが、海賊とともにウェールズに移動してその地に残ったとも言われています。

 

古くはヘンリー2世の愛犬として可愛がられ、牧畜犬としての需要が少なくなった現在でもイギリスの王室で愛され続けていて、広く世界中でその愛嬌のある体型や友好的な性格から人気を集めています。コーギーの愛称で親しまれていますが、コーギーとは、ケルト語で「小型犬」という意味です。

 

■外見

 

ウェルシュ・コーギーは、胴長で短い足が最大の特徴です。牧畜犬というだけあって、たくましい体つきで、動きも機敏で活発です。ウェルシュ・コーギーにはペンブロークとカーディガンの2種類がいて、見た目も非常によく似ていますが、しっぽと耳に違いがあります。しっぽが長いカーディガンに対して、ペンブロークはしっぽがありません。もししっぽを持って生まれてきても断尾されてしまいます。またペンブロークの耳先はやや丸みを帯びています。

 

■被毛・毛色

 

ウェルシュ・コーギーは、中くらいの長さのやや硬めの被毛が密生していて、毛色はレッド、セーブル、フォーン、ブラック・タンなどの単色で、脚、前胸、口元、頭部などが白くなっているものもあります。

 

■性格

 

ウェルシュ・コーギーは牧畜犬出身なので、判断能力に優れていて頭もいいので、初心者でも訓練しやすい犬種といえるでしょう。温厚で友好的で、多少の縄張り意識はあるものの、子供に対しても攻撃的になるようなことはありません。

 

■飼育・手入れ

 

ウェルシュ・コーギーのやや硬い被毛は、まっすぐに伸びているので毛玉になりにくく、ピンブラシなどでブラッシングして、コームで整える程度で問題ありません。ただダブルコートなので、換毛期には抜け毛がかなり多くなるので、入念にブラッシングしてあげましょう。カットとしては、足の毛が伸びてきたら、カットしてあげる程度で大丈夫です。

 

■散歩・健康管理

 

ウェルシュ・コーギーはもともと牧畜犬として膨大なエネルギーを消費していたので、食欲が旺盛です。しかし、現代の日本で同じようにエネルギーを消費させることは難しく、コーギーは肥満になりやすいです。コーギーのように胴長短足の体系の場合、肥満は椎間板ヘルニアなどの疾患の要因になり、ひどくなると下半身麻痺に至ってしまいます。

 

毎日30分程度走らせるなどして、充分に運動させてやると同時に、食事の与えすぎにも注意し、肥満防止用のドッグフードを選んであげるようにしましょう。ただし急激な運動や、高いところから飛び降りたりすると、背中を傷めてしまうので注意しましょう。

 

また寒さにはある程度耐えられますが、足が短い分、真夏の地面の熱をまともに受けてしまうので、暑い時期は早朝か夕方、夜に散歩させるようにしましょう。


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