
シェットランド・シープドッグ
■ルーツ
コリーと同じ祖先をもつシェットランド・シープドッグは、イギリスの最北端にあるシェットランド諸島原産の牧羊犬で、古い歴史を持っています。シェットランド諸島はとても寒く荒涼とした土地なので、牛や羊など、すべての動物がやや小さめですが、その厳しい環境の中で牧羊犬として活躍していたシェットランド・シープドッグもまた小型でした。
その後、コリーやスパニエル、パピヨン、ポメラニアンとの交配によって現在の姿になったとされています。古い歴史を持つものの、世界に広く知られるようになるのは、19世紀にイギリスに渡ってからです。
日本ではコリーがブームになった後、住宅事情によって小型のシェットランド・シープドッグが一大ブームとなり「シェルティー」の愛称で親しまれていますが、本来温厚で陽気で、健康的だったシェットランド・シープドッグは、乱繁殖の結果、臆病で無駄吠えの多い性格の犬が増え、関節などに遺伝の病気を抱える犬種になってしまいました。ブームが去ってから、ようやく最近本来のシェットランド・シープドッグに戻ってきています。
■外見
シェットランド・シープドッグは、小型ながら筋肉質で胴体はよく引き締まっていて、全体的にバランスのいい体型をしています。長い被毛をもっていて、荒々しさはまったくなく、美しい姿をしています。首周りの飾り毛が最大の特徴で、オスの方がこの飾り毛が多いです。耳は半分立っていて、突き出た口吻に鼻筋がまっすぐ通っています。
■被毛・毛色
シェットランド・シープドッグの被毛は長くて粗い上毛と、密生した柔らかい下毛のダブルコートで、毛色はセーブル、トライカラー、ブルーマール、ブラック&ホワイトなどがあります。
■性格
もともと牧羊犬でネズミを駆除していたシェットランド・シープドッグは、機敏で活発、運動能力が優れています。性格は温厚で優しく、飼い主に対してとても従順で情愛に溢れています。賢く、理解力もあるので、家庭犬に適しています。
■飼育・手入れ
シェットランド・シープドッグは、被毛が長いので、日頃のブラッシングが大切になってきます。毛玉やほつれをよく取り除いてピンブラシなどをつかってブラッシングしてあげましょう。毛玉は放っておくとノミや寄生虫の原因になります。
シェットランド・シープドッグの特徴である、飾り毛のある首周りや前肢などはクシで整えて、シャンプーも月に1度は必要です。よくすすいでタオルで拭いたあとにドライヤーでしっかり乾燥させましょう。また定期的に専門のトリマーにトリミングをお願いするといいでしょう。
■散歩・健康管理
シェットランド・シープドッグはもともと牧羊犬なので、たくさんの運動量が必要です。1日30分程度の散歩を2回は行うようにしましょう。また散歩だけでなく、様々な運動をして、全身を使うように心がけましょう。首周りの飾り毛を守るために、リードはチェーンタイプにするといいでしょう。遺伝的な関節疾患や皮膚の病気に注意が必要です。
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