
バセット・ハウンド
■ルーツ
バセット・ハウンドは、フランスの修道院の僧が、ブラットハウンドとアルトワ・バセットなどを交配させ、背が低く、スピードの遅い狩猟犬として作出したのが始まりと言われています。
バセットとはフランス語で「背が低い」という意味で、低い草木の間を走り回るのに適したサイズで、しわしわになった皮膚は、枝などから身体を守る役割をしていました。バセット・ハウンドは、フランスやベルギーの貴族たちの間で、長い間愛され、ノウサギや小鹿の狩りに使われていました。
バセット・ハウンドは、嗅覚が非常に優れていて、背が低く、頭が大きいので、鼻が地面に近くなり、よりいっそうの嗅覚を発揮できるようになっています。また、大きく垂れた耳は、風の強い日でも臭いの跡をたどるのに便利です。
バセット・ハウンドの吠え声は遠くからでも識別できるように低くなっていて、バセットという名前は、低音という意味のバスから来ているという説もあります。現在でも一部で狩猟犬として活躍している一方で、愛嬌のある表情や体型から、家庭犬として人気を集めています。
■外見
バセット・ハウンドは、胴長で足が短く、大きく垂れ下がった耳とたるんだ皮膚が特徴的です。動きはゆったりしていて、吠え声は低く響きます。
■被毛・毛色
バセット・ハウンドの被毛は滑らかで、短いものが密生しています。毛色はブラック、ホワイト、タンのトライカラー、レモン、ホワイトのバイカラーなどがあります。
■性格
バセット・ハウンドは狩猟犬にしては珍しく、あまり身体を動かしません。いつも落ち着きがあり、のんびりしていてマイペースですが、観察力があり、嗅覚も優れています。また意外とスタミナもあり、耐久力があります。
■飼育・手入れ
滑らかな短毛のバセット・ハウンドは、手入れがしやすいことで知られていて、毎日のブラッシングと、皮膚のシワに入り込んだ汚れを、絞ったタオルで取ってやる程度で問題ありません。ただし、大きな耳は外耳炎などになりやすいので、定期的にコットンか綿棒などで手入れしてあげましょう。
■散歩・健康管理
バセット・ハウンドは、身体を動かそうとしないので、肥満予防のためにも1日2回、30分程度の散歩を行いましょう。肥満になると、胴長短足なので、椎間板ヘルニアなどの疾患になりやすいです。
バセット・ハウンドは嗅覚が優れているので、散歩中に必要以上に匂い嗅ぎをしないようにして、また大きく垂れた耳のケアを怠らないようにしましょう。
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