犬の種類は300種類もあるといわれています。それぞれの種類によって、性格や飼い方も様々です。

犬の名前の由来から飼いやすさなど、個々の性格を犬種別にご紹介いたします。

世界の犬種豆辞典


ゴールデン・レトリバー

 

■ルーツ

 

ゴールドの美しい毛並みを持つゴールデン・レトリバーは、犬種としてはそれほど古い歴史はありません。19世紀中頃、イギリスで公演をしていたロシアのサーカス団の犬の能力に感動した、スコットランドのトゥイードマス卿という貴族が、その犬を買い入れ、その犬から偶然生まれた金色の子犬が、ゴールデン・レトリバーの祖先となったと言われています。

 

以前はイエロー・レトリバーとも呼ばれていましたが、1920年にゴールデン・レトリバーに統一されました。レトリバーとは、獲物を回収する犬という意味で、鳥猟などで撃ち落とした獲物を回収する目的で使われていました。また水中での運搬も行っていたため、泳ぎが達者です。

 

ゴールデン・レトリバーは嗅覚に優れ、従順で温和なことから、現在では盲導犬や警察犬、麻薬捜査犬としても活躍し、狩猟目的で飼われることがほとんどなくなった現在でも、世界各国で家庭犬として幅広く人気を集めています。

 

■外見

 

ゴールデン・レトリバーは、バランスのとれたがっしりとした体型をしていて、その優しい表情と、ゴールドの美しい毛並みが最大の特徴です。歩く姿も安定していて、猟犬らしくあごもしっかりしています。

 

■被毛・毛色

 

ゴールデン・レトリバーの水をはじく被毛は、まっすぐかややウェーブのかかった毛で、つやがあるダブルコートです。毛色は名前の通り、ゴールドまたはクリームで、抜け毛の多い犬種です。

 

■性格

 

ゴールデン・レトリバーは従順で穏やかで、とても賢く、状況判断能力に長けています。嗅覚や作業能力もずばぬけていて、さらに人間や他の犬に対しても友好的なので、家庭犬としてもふさわしいです。

 

ただこれほどすばらしい性格を持っているゴールデン・レトリバーも、二歳まではやんちゃをします。陽気で活発で、室内を荒らされてしまうこともありますが、それを過ぎるととても落ち着いた性格になり、常に冷静に飼い主の動向を伺うようになります。こうなると子供といっしょでも安心で、まさに理想的な家庭犬になります。

 

■飼育・手入れ

 

ゴールデン・レトリバーは短めの被毛ですが、抜け毛が多い犬種でもあるので、コミュニケーションを兼ねたブラッシングを行いましょう。この際、皮膚を傷つけないように気をつけます。必要に応じてシャンプーや爪、耳などの手入れをします。

 

■散歩・健康管理

 

ゴールデン・レトリバーは他の大型犬同様、ある程度の運動量が必要なので、自転車を使った引き運動などを1日1時間を1〜2回程度行うといいでしょう。また作業をすることが得意で好きなので、屋外でボールを使って遊んであげるのもいいですし、水遊びを取り入れてもいいでしょう。

 

ゴールデン・レトリバーは一時の人気から乱繁殖が行われ、遺伝的な股関節形成不全を持っているものも多いので、定期的な検診を受けるようにしてあげましょう。


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