犬の種類は300種類もあるといわれています。それぞれの種類によって、性格や飼い方も様々です。

犬の名前の由来から飼いやすさなど、個々の性格を犬種別にご紹介いたします。

世界の犬種豆辞典


ラブラドール・レトリバー

 

■ルーツ

 

ラブラドール・レトリバーの祖先については正確なことはわかっていませんが、16世紀頃、イギリスの漁船で、カナダのラブラドール半島に渡った犬が祖先だとされています。その後、イギリスに逆輸入され、改良がすすみ、広くヨーロッパに紹介され、イギリスが原産地となったようです。

 

ラブラドール・レトリバーは同じ大型犬のニューファンドランドと区別するためにスモール・ウォーター・ドッグと呼ばれていました。これは呼んで字の如く、水中での泳ぎを得意とするという意味で、海中の魚網を探したり、捕らえた獲物を回収したりしていました。ラブラドールとはカナダの地名で、レトリバーとは獲物を回収する犬という意味があります。

 

以前は頑固な気質だったラブラドール・レトリバーも、1880年頃からイギリスで訓練を重ね、極めて温和で、従順で優秀な犬になります。現在では、優れた嗅覚と訓練性能から、警察犬、麻薬捜査犬、盲導犬としてその能力をいかんなく発揮し、家庭犬としても広く親しまれ、世界で最も飼育頭数の多い犬種となっています。

 

■外見

 

ラブラドール・レトリバーは体格が大きく、がっしりとしていてたくましい筋肉がついていて、日本では大型犬の代名詞となっています。胴は短いですが幅広く、全体的にバランスのいい体型をしています。鼻吻部は長く、鼻孔が大きいです。

 

■被毛・毛色

 

ラブラドール・レトリバーは、滑らかで短い被毛で、毛色は黒、チョコレート、イエローなどの単色で、胸に小さな白い斑がついている場合があります。

 

■性格

 

ラブラドール・レトリバーの最大の特徴ともいえる温和で従順な性格は、人気のひとつの要因になっています。とても人なつっこいので、番犬やガードドッグには向きませんが、とても賢く、しつけや訓練は軽くこなします。体格の大きさとは裏腹に、攻撃的な面はほとんどなく、人間が大好きで愛情深く、飼い主の指示に従順に従い、子供の相手もよくします。

ただ、これほど優秀で家庭犬としてふさわしいラブラドール・レトリバーも、生後2歳ぐらいまでの子犬の時期は、かなりやんちゃをします。悪気はなく、はしゃいで遊んでいるだけなのですが、室内をめちゃくちゃにされることもしばしば。ところが2歳を過ぎたころに、そのやんちゃぶりはビタリと止まります。飼い主と遊んだりするとき以外は、床に静かに寝そべり、じっと飼い主の動向をうかがっています。子犬から飼う場合は、少々のやんちゃは我慢し、室内を安全に保つようにすれば、成長して立派なパートナーになってくれるでしょう。

 

■飼育・手入れ

 

ラブラドール・レトリバーの短い滑らかな被毛は、手入れもわりと簡単です。毎日獣毛ブラシでブラッシングしてやって、1ヶ月に1度程度の定期的なシャンプー、その他必要に応じて絞ったタオルで拭いてあげましょう。シャンプー後はタオルでよく拭いてからドライヤーで乾かしてあげましょう。耳や歯の手入れも定期的にしてあげるといいでしょう。

 

■散歩・健康管理

 

ラブラドール・レトリバーは毎日しっかり運動させてあげることが大事です。毎日1時間程度の散歩などを数回やってあげるといいです。自転車で併走する程度のスピードだといい運動になります。また水が好きなので、水遊びなどをさせてあげると喜びます。

 

寒さにはある程度耐えられますが、暑さには弱いので、夏場の散歩は早朝か夜に行うようにしましょう。また肥満などにも気をつけ、栄養バランスのいい食事を心がけてあげましょう。股関節などの関節疾患や眼の疾患になりやすいので注意が必要です。


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