同じ商品だからか、同じような年頃のせいだろうか、
ふたりは、ぽつりぽつりと会話をするようになった。












次の新月の晩
貧しい寒村に住む一人の農民が、小さなふたつの人影を目にした。
兄と弟のようでもあり、兄と妹のようでもあり、
恋人同士のようにも見えた。
ふたりは農民に街への道を尋ねると、深夜であるにもかかわらず、
その道を急いで歩いて行った。