真実1
今の社会、決まりをあまり前のように受け止めている私たちだが、
真実は違うものなのかもしれないという疑問を感じる作品だった。
作品の中では、人は物を目で見ているのだが、
主人公だけがそのモノの見え方が変化したことに気付いた。
いや、変化したのではなく、もともとそうだったのにみなが見えていなかっただけなのだ。
主人公は最初、そのモノの何が変わったかが分からなかった。
「かたち」でもないし、「大きさ」でもなかった。
変わったのは「色」だったのだ。
その社会では色というものが存在していなく、いわばみんな白黒に見えているんだと思うんですが、
その「色」を知ることから主人公の変化が起こってきます。
「キオクをうけつぐ者」として職業が認定されてから、主人公はいろいろな真実を受け止めていかなければなりませんが、それには、苦痛が伴うことが多いのです。
キオクとは人々が受け入れたくなかった苦痛や悲しみなどが多く、
それを「キオクをうけつぐ者」だけが背負っていかないといけないのです。
それを小さい主人公が一個ずつうけついで行くのです。