Word
単語の用法−「進化」と「変異」について
誤解しやすい単語に「進化Evolution」と「変異Mutation,Transmutation」があります。『エノクの鍵』を全体を通して見ると「進化」と「変異」いう単語を使い分けているのがわかりますが、特に3-1-7章においては鮮明になっているように思います。「進化」という単語は一部例外を除き、人類の霊的な発展を表現する文脈で使用されています。肉体の場合は「肉体の」あるいは「物理的な」という形容詞を付けて使われます(Ex.mechanisms
controlling physical evolution 15節)。それに対して「変異」は肉の衣としての身体について限定して使われます(Ex.mechanisms
controlling new mutations 58節)。
また、霊性と肉の衣の両方を含む場合は「進化」としています。
スピリチュアルな用語の統一について
スピリチュアルな用語が多数出てきます。あまり詳しい説明はしません。というかできません。ただ、複数の名称があって同一のことを指している場合には統一したいと思います。スピリチュアルリーダーと呼ばれている方はぜひスピリチュアル用語の概念および用法のガイドラインを作って欲しいと思います。ここでは当面、『エノクの鍵』を読む上で必要なことだけ随時説明します。
ハイヤーセルフ(Higher-Self)
「高次の自我」、「大いなる自己」、「完全な霊性としての自己」、「全き自身」、「本来の自己」など様々な云われ方をします。意味としては、だれにも存在する高いレベルにある自分自身であり、自分を良い方向に導き、インスピレーションや気づきをもたらし、また神聖なものに目を向けさせてくれる存在のことです。人はこの世に生まれる際に自分に負荷(知能、学習能力、コミュニケーション能力、身体能力、容姿、気質、情緒等多かれ少なかれだれもが抱える肉体的・精神的なハンデであり、それが現世における学びの課題ともつながっています)をかけて生まれるのですが、これは負荷の全くない状態の純粋なスピリットとしての自分を意味します。
『エノクの鍵』においては「オーバーセルフOver-Self」と表現されます。同じ意味だと思いますので「ハイヤー・セルフ」と表記します。
以上を踏まえて見てゆくことにします。 |