この世界の仲間・・・



元の世界の仲間・・・



そして、とうとう帰る日が・・・



光と気の現実I

シェイル「さぁ、家族が増えたんだから、お祝いも兼ねて食べましょう!」

カカロット「ヤッター!オラ、もう凄ぇ腹ペコ!(グーッとお腹が鳴る)」

詩音「あはは、私もお腹ペコペコ;」

 私がそう言うと、何かの合図のようになったらしくて、凄いスピードで皆が食べ始めたのだった。私は、何だかこの世界に来て良かったと思いながらシェイルさん・・・じゃなくて、お母さんの料理を食べたのであった。

シェイル「どう?美味しい?」

詩音「とても美味しいです(にこっ)」

バーダック「お前、これから家族の一員になるんだから、その言葉遣いを直せ。」

詩音「はーい。」

カカロット「それにしても、これから家族の一員になるって事は、詩音はオラの姉ちゃんになるんだよな?」

シェイル「そうなるわね(にこっ)因みに、ラディッツの妹にもなるわけだしね。」

 そんな事を話している時、外に誰か居るのを気で感じ取ったので、その気を探るとベジータが呼び鈴を鳴らさずに待っていたのだった。私は、瞬間移動をして扉の前に立ち、扉をそっと開けてベジータを見たのである。

詩音「ベジータ、こんな所に立っててどうしたの?」

ベジータ「べっ、別にどうもせんが、礼を言いに来ただけだ。」

詩音「もしかして、コルド大王を倒したから?」

 私がそう聞くと、ベジータは首を縦に振り頷いてみせたのだった。ベジータは、お礼がしたいから宮殿に来るように私に言ったのだが、私は自分が助けたいと思っていたので断ってしまった。

ベジータ「何故、断るんだ?」

詩音「だって、私が助けたいと思って助けただけで、別にお礼が欲しくて助けたわけじゃないんだもん。」

ベジータ「そうか・・・なら、俺から親父にそう伝えておいてやるか。」

詩音「んっ、宜しくね(にこっ)」

 私がそう言うと、ベジータは宮殿まで飛んで帰っていったのだった。その時、バーダック達が私とベジータのやりとりを顔だけを出して隠れて覗いていたらしく、私が気付かないように気を消して会話を盗み聞きしていたのである。

詩音「皆、今の話聞いてたでしょ・・・?」

シェイル「えぇ、しっかり聞いてたわ(にこっ)何で断っちゃうの?」

詩音「ベジータに言ったのと同じだよ。私は、お礼が欲しくて助けたわけじゃないからね。」

バーダック「礼が欲しくなくても、ベジータ王が礼をしたいって言ったんだったら貰えば良いじゃねぇかよ。」

 私は「そうはいかないよ;;」とバーダックに言った途端に、自分の手が透き通るのが見えたのだった。それは、バーダック達にも気付いたらしくて、私を元の世界へ帰さないというかのように強く抱きしめてきたのである。

詩音「ちょ・・・皆、どうしたの?」

シェイル「何だか、まだ本当の家族になってないのに、別れるのが嫌だなって思ってね(ぎゅっと抱きしめる)」

バーダック「まぁ、本当の家族になれないとしても、俺達はもう家族みたいなものだが、手放すのが惜しいんだよな(ぎゅっとだきしめる)

カカロット「へへっ、実はオラも、詩音をこのまま元の世界に帰らせたくねぇんだよなぁ〜(ぎゅっと抱きしめる)」

ラディッツ「こう言っちゃなんだが、俺もカカロットと同じ気持ちだ。それに、お前が来てからの数週間は楽しいものだったしな(ぎゅっと抱きしめる)」

詩音「あはは・・・参ったなぁ〜。皆が私を引き止めるから、帰れないじゃん(涙が溢れ)でも、これは、私の世界の仲間や家族が、私の帰りを待って神龍にお願いしてるのに(涙ポロポロ)」

 私は、何だか元の世界に戻るのが怖くなってしまい、何故だかこの世界の家族と別れるのが辛くなってしまったのだった。しかし、そう思っていても、元の世界の仲間や家族は、私をどうしても元の世界へ戻そうとしてる。だが、その時、私の意思は神龍に届いたらしく、1年間だけ惑星ベジータに居られる事になったのである。

詩音「私の意思が、神龍に届いた・・・(まだ泣いている)1年間だけ、元の世界へ戻らずに惑星ベジータに居ても良いって・・・(涙ポロポロ)」

シェイル「じゃあ、この1年間だけは、この世界で生活を許されたのね?」

詩音「はいっ!1年間だけは、この惑星ベジータに居る事ができます(にこっ)ただし、星の制圧に行っても、星の人達を殺さない事だそうです。」

バーダック「お前なら絶対に制圧に行っても、星の奴等を傷付けたり殺したりしねぇ奴だからな(乱暴に頭を撫でる)」

シェイル「でも、1年も居てくれるなら嬉しいじゃない(にこっ)それに、詩音ちゃんは純粋な心を持った優しいサイヤ人なんだから(ぎゅっと抱きしめる)」

 こうして、私達は1年と言う月日を本当の家族のように一緒に過ごしたのだった。私は、惑星ベジータでの家族や仲間を忘れないために、この1年という長いようで短い月日を楽しんで元の世界へ戻っていった。

詩音「色々とお世話になりました。また、この世界に来れると祈って、元の世界で頑張りますね(にこっ)」

シェイル「詩音、そこで他人行儀にならないでよ(苦笑)」

詩音「だって、惑星ベジータでの1年間を一緒に過ごして、いざ元の世界へ戻ろうと思うと辛いんだもん(涙が溢れ)」

バーダック「・・・ったく、だからお前はガキだっつーんだよ(視線を逸らす)」

詩音「だって、だってぇ〜〜〜〜〜(涙ポロポロ)」

カカロット「あーあ。泣いちまった;;姉ちゃんは、本当に泣き虫だなぁ〜(頬ポリポリ)」

ラディッツ「また、いつでもこっちの世界に来いよ。お前の故郷にこれからなるんだから、神龍とか言う龍を呼んでさ。」

詩音「うん。また絶対に、惑星ベジータに来るからね(にこっ)それに、お母さんの料理も食べたいもん(微笑)」

 こうして、私とバーダック一家の1年間のとても大事な時間は、あっという間に過ぎてしまった。でも、私は、バーダック一家やこの世界での仲間を大切な思い出として忘れる事はないだろうと思ったのだった。

シェイル「詩音、本当にまたこの世界に来てね!私達は、貴女の帰りをずっと待ってるから!」

詩音「うん!また、絶対にこの世界に来るね!お母さんやお父さん、そしてお兄ちゃんやカカロットの事を忘れないし、出会った仲間達の事も忘れないから!」

 私は、涙を流しながら自分の思った事を言って、この惑星ベジータを後にした。これから、また元の世界での日常が始まると何だか不思議な感じになるけど、それでも惑星ベジータでの思い出は決して消えたりはしない。



そして、あれから1週間後・・・

詩音「あれっ?私、冬の制服を1つ何処にしまったっけ?」

 詩音は、惑星ベジータに冬の制服を忘れた事に気付かず、気楽な考えで捜していたのだった。一方、バーダックは、詩音が着ていた服に懐かしさを感じていて、匂いを嗅いでいて詩音の事を思い出していたのである。

シェイル「貴方、何で娘の匂いを嗅いでるのよ;;」

バーダック「匂いを嗅いでると、詩音を思い出すんだよ。」

カカロット「あはは、1年間だったけど、本当の家族だったもんな(にっ)」

シェイル「絶対に、また来るわよね?」

ラディッツ「来るんじゃねぇか?それに、絶対に来るようなことを言っていたじゃねぇか。」

シェイル「それもそうね(にこっ)」

 こうして、バーダック一家も詩音と同じで、凄くお気楽な考えで詩音の事を考えていたのだった。だが、それでも家族として心配をしているバーダック達は、また本当に詩音に会える日を待つのみである。



一方、詩音は・・・

詩音「ハックション!!」

?「大丈夫?」

詩音「うっ、うん。大丈夫だよ。」

 私は友達と、何かの話の途中にクシャミが出たので、私が紛れ込んだ世界のお父さん(バーダック)達が噂をしているんだと思ったのだった。そして、今どうしてるのかとか気になって、空を見上げながら惑星ベジータで出会った人達の顔を思い出している最中である。

詩音「(心:また、必ず惑星ベジータに行って、お母さん達と楽しい話をしよう。)」

友達A「詩音、空なんて見上げてどうしたの?」

詩音「えっ?あっ、何でもないよ;;」

 私は、惑星ベジータに居た時の事を思い出してたなんて、友達に何があっても言えなかったのだった。そして、放課後になり、友達がカラオケに誘ってくれたが、私は放課後になる前に気を感じたので急いで帰ったのである。

詩音「この気は、カカロットの気だ・・・ちょっと瞬間移動でもしますか(シュンッと気を感じた方に移動する)」

カカロット「んっ?姉ちゃんの気・・・でも、何で感じるんだ?」

詩音「カカロット、ヤッホー!(手を振る)アンタの気を感じて、瞬間移動してこの世界に来ちゃった(にこっ)」

カカロット「あっ!姉ちゃん!(手を振り返す)オラの気を感じたって、もしかして会いたいと願ったからかな?」

詩音「多分、心のどこかで願ってたんだと思うよ?私、カカロットやお父さん達に会いたいと思ってたもん(にこっ)」

 カカロットと話をしていると、前の方からお父さんの気を感じたので、カカロットと一緒にスピードを出してお父さんの方に向かったのだった。

バーダック「やはり反応した戦闘力は、詩音だったのか。」

詩音「久し振りだね(にこっ)」

バーダック「あぁ。・・・んで、あれから泣き虫は直ったのか?」

 詩音にバーダックはそう聞くと、詩音は首を横に振って泣き虫が直ってない事を知らせたのであった。バーダックは、それを聞いて呆れ顔になったけど、何だか顔は怒ってるように見えるが、優しい表情をして頭を乱暴に撫でてくれたのだった。

詩音「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ(泣)会いたかったよぉ〜(抱きつく)」

バーダック「・・・ったく、泣く事はねぇだろうが(頭を撫でる)」

詩音「だって、1週間も会えなかったんだもん〜(泣)」

カカロット「父ちゃん、姉ちゃんはきっと寂しかったんじゃねぇか?」

詩音「カカ〜、まさにそれだよぉ〜(カカロットに抱きつく)」

 私は、お父さん(バーダック)から離れて、今度はカカロットに泣いたまま抱きついたのだった。何だか、私の方がカカロットの妹のような感じだが、そんな事は気にせずに泣き続けて疲れてカカロットに抱きついたまま寝てしまったのであった。

詩音「・・・zzzzzzzzzzzzzZ(抱きついたまま寝る)」

カカロット「ありゃ、姉ちゃん泣き疲れて寝ちまったぞ。」

バーダック「・・・ったく、家に連れて行くぞ(詩音を抱いて連れて行く)」

 父ちゃんは、オラから姉ちゃんを引き剥がして、抱いて家まで連れて行ったのだった。そして、寝てる姉ちゃんを家に入れると、母ちゃんと兄ちゃんが現れて、姉ちゃんを心配そうに見ていたので、オラは頬を掻いて苦笑いになったのである。

シェイル「でも、何で詩音が此処に?」

カカロット「オラの気を感じて、瞬間移動してきたって言ってたぞ?」

ラディッツ「あの戦闘力は、詩音のものだったのか。」

カカロット「兄ちゃんのスカウターにも、姉ちゃんの戦闘力が反応したんか。」

 俺は、カカロット達の話を無視して、詩音をベッドのある部屋まで抱いたまま連れて行ったのだった。そして、その部屋を出ていって詩音が起きるまで、カカロット達と詩音の話をしながら起きるのを待った。

詩音「んっ・・・あれっ?私、寝ちゃったのかな?」

バーダック「(ガチャっと扉が開き)やっと起きたか。」

詩音「お父さん・・・もしかして、このベッドに寝かせてくれたのはお父さん?」

バーダック「あぁ。・・・ったく、カカロットに抱きついたまま寝やがって(乱暴に頭を撫でる)」

 その時、お母さん達が部屋を覗いて私が起きたのを確認すると、お父さんを跳ね除けて抱きついてきたのは、惑星ベジータで最初に会ったお母さんだったのだ。私は、そんなお母さんに驚いてしまったが、それがまた新鮮で懐かしいものだったので、懐かしさのあまり同じようにお母さんに抱きついたのである。

シェイル「詩音、またこうして会えて嬉しいわ(抱きつき)」

詩音「それは、私も同じだよ(涙ポロポロ)お母さん、また会えて嬉しい(抱きつき)」

カカロット「姉ちゃん、今日泣くの2度目だな(頬ポリポリ)」

詩音「だって、この世界の家族に会えないと寂しいんだも〜ん(泣)」

バーダック「・・・ったく、これだからガキだって言うんだよ。」

 お父さんは、お母さんに抱きついている私の頭を乱暴に撫でた後で、優しく私を抱きしめてくれて嬉しさが湧き出たのであった。その時、お兄ちゃんとカカロットも、お父さんと同じように優しく抱きしめてくれて、家族が揃った事に嬉しさを感じたのだった。

シェイル「そうそう。詩音が惑星ベジータの治療室で着替えて、此処に忘れていった詩音の洋服を預かってたんだわ。」

詩音「あはは、制服がないと思ったら、この世界に忘れたのか(頬ポリポリ)」

カカロット「あはは、姉ちゃん忘れっぽいなぁ〜(笑)」

 こうして、私達は笑い合いながら、色々な話をして楽しい話を沢山したのである。そして、私は、惑星ベジータで、ずっと暮らす決意を固め、これから惑星ベジータが私の本当の住むべき星になたのだった。

END

@あとがき@
はいっ、とうとう私が書いた光と気の現実が最終回を迎えました。
そこで、今書いている小説を何とかして書いちゃいたいと思います。
それでは、また何れかでお会いしましょう。

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