パンドラを捜すもう1人の怪盗・・・



転校生として帝丹高校に現れたレナと名乗る女性・・・



そして、キッドの他にも怪盗が・・・



瞳と闇の予告状@

 「亥と丑の間に数字が現れる時、杯戸シティにある展示場からeyelightを頂きにあがります。怪盗マリー」と、謎の怪盗から警視庁中に予告状が送られてきて、高校生探偵の工藤新一である俺が目暮警部に呼ばれて予告状の謎を解くために警視庁に行ったのだった。

新一「警部、この予告状の謎は、あたかも難しいように見えますが簡単に解ける謎ですよ。」

目暮「工藤くん、ワシ等に分かるように説明してくれ。」

新一「この予告状の「亥と丑」は、時間で言うと21時から23時と1時から3時を示したものなんです。」

?「つまり、その間に数字の入る23時から1時の事ね?」

新一「そういう事になります。そして、23時から1時の間にある数字と言うのが24時・・・つまり12時の事なんです。」

?「じゃあ、怪盗マリーは今夜12時に杯戸シティホテルに?」

 高木刑事がそう言うと、俺は頷いて「そうです」と答え怪盗マリーの予告状の謎を解いて、目暮警部に「今夜は君も一緒に来てくれ」と言われて、それに答えるように「良いですよ」と俺は言って今夜に備えるため家に帰ったのだった。





そして、予告時間の15分前・・・

新一「へぇ、杯戸シティの展示場って、こんな風に綺麗に改造されていたんですね(周りを見回す)」

目暮「すまんなぁ、工藤くん。明日は、朝早くに学校があるというのに(汗)」

 目暮警部がそう言うと、俺は「気にしないでください」と言って辺りを見回し、何の異常も無い事を確認した後に謎の怪盗がeyelightを盗むであろう場所に仕掛けをしたのだった。

?「ダメよ。此処は、警察と関係者以外は立ち入り禁止なの。」

目暮「佐藤くん、一体どうしたのかね?」

佐藤「いえっ、この青年が「新一に会わせてくれ」って言って、中に入ろうとするんです。」

新一「快斗、何でお前が此処に・・・?」

 俺がそう言った人物は、同じ高校生ながら怪盗キッドを受け継いでいる黒羽快斗で、快斗を廊下まで引っ張って理由を聞いてみると、怪盗マリーが何者なのかを探るためにわざわざ杯戸シティホテルの展示場に来たと言う。

佐藤「君ね、そんな理由で此処に来るなんて危ないわよ。」

新一「佐藤刑事、快斗が来てくれて好都合なので通してやって下さい。コイツに、色々と意見も聞きたいですし。」

佐藤「工藤くんがそう言うなら仕方ないわね。」

快斗「美しい女性に許しが得られたので、俺は入らせていただきます(手の甲にkiss)」

 快斗がそうやったのを俺は見ていたが、俺以外の人は見てなかったので「見られてなくて良かった」と心の中で思っていると、予告時間が遂に来てしまって展示場の電気だけが消えたのだった。

目暮「直ぐに、予備の電気を点けるんだ!!急げ!!」

高木「はいっ!!(予備電気を点ける)」

?「警部、eyelightが盗まれています!!それと、eyelightの置いてあった所にこんな紙が置いてありました。」

新一「ちょっと見せて下さい。」

 警官の1人が俺に紙を渡すと、その紙を俺が開いたら快斗が近寄ってきたので、内容を見ると「親愛なる名探偵・怪盗キッド 黒い影達が近付いてるから気をつけなさい」と怪盗マリーからのメッセージが紙に書いてあったのだった。

快斗「なぁ、この内容って、どう見てもキッドやお前宛に書かれた手紙だよな。」

目暮「工藤くん、その手紙は一体何かね。」

新一「この手紙は、俺とキッド宛に書かれた手紙です。しかも、ご丁寧に警官に変装して渡してきたとはな(手紙を渡した警官を見る)」

佐藤「でも、彼は怪盗マリーではないんじゃない?」

快斗「いやっ、俺と同じマジシャンなら、変装くらいできるから電気が消えてeyelightを盗んだ一瞬に変装する事は可能です。」

警官A「流石ね。手紙を渡しただけで、私が警官に変装してるなんて気付くとはね。」

 警官の変装を解くと、キッドのような服装に似た格好で現れ、俺と向かい合うようにして立って「初めまして」と怪盗マリーが言って目暮警部が「君の目的は一体何だね?」と質問したのだった。

マリー「今は秘密よ。私の目的は、誰にも言えない事なの。」

目暮「何故だね?」

マリー「答えられないわね。それに、警察の貴方達が怪盗をしている私の話を信じるとは思えない。」

佐藤「確かに、怪盗をやってる貴女の話ならね。」

新一「それより、eyelightはまだ持ってるんだろ?それを返してくれないか?」

 俺がそう言うと、マリーは「これは後日返すわよ」と言って不敵な笑みをして展示場の床に仕掛けた煙幕で姿を隠し、窓を開けたら展示場から怪盗マリーの姿はもう消えていたのだった。

目暮「直ぐに、怪盗マリーを捜すんだ!!まだ、展示場の室内に居る筈だ!!」

新一「警部、いくら捜しても、もう怪盗マリーは此処には居ませんよ。煙幕で姿を消し、一瞬にして俺達の知らない人物に姿を変えたんですからね。」

快斗「その変装によって、逃げたんだから今は何処に居るのやらだな。」

高木「でも、いくら変装してても、怪盗マリーの髪の色を見てるから直ぐに変装がバレるじゃないか。」

新一「いやっ、変装術が上手ければ、誰にもバレずに展示場から出られますよ。」

 俺がそう言うと、今日のところはeyelightが怪盗マリーに盗まれたという結果になってしまったが、次に怪盗マリーが現れたら美術品を盗まれる事がないように考え事をし始めたのだった。





翌日の朝・・・

新一「キッドなら、手口を知ってるから先に回り道すれば良いけど、あの怪盗マリーって女怪盗は一体どんな手口でくるのか検討もつかねぇ。」

?「新一、何を1人で呟いてるの?」

 俺の横でそう言ったのは、高校が同じで幼馴染みの毛利蘭で、俺は怪盗マリーが昨夜12時に杯戸シティホテルの展示場に現れた事を言うと、今朝起きた時にニュースでやっていた事を蘭が話し始めたのだった。

蘭「でも、何でキッドの他に怪盗がいるのかしら?」

新一「さぁな。ただ、キッドとマリーは、同じ目的を持って盗みをしている感じがする(手紙の事を思い出し)」

蘭「同じ目的って、一体どんな目的があって盗みをしてるの?」

新一「その目的は、まだ分からねぇよ。でも、辿り着く答えが、キッドやマリーにあるとしたら1つしかない気がする。」

 俺がそう言うと、蘭は「学校に着いたわよ?」と言って学校に入った途端に、オレンジがかった茶色の腰までの長さまである女子生徒が目的地に行きたいのに場所が分からずキョロキョロしていたので蘭が「どうしたの?」と声を掛けたのだった。

?「えーっと、今日からこの学校に通う事になったんだけど、職員室が分からなくて捜してるの。」

新一「(心:あれっ?この声って、昨日現れた怪盗マリーと似てる。)」

蘭「新一、何ボーッとしてるの?この子を職員室に連れて行ったら、私達は急いで教室に向かうわよ?」

?「(心:名探偵さんは、此処の学校の生徒なのね。)」

蘭「あっ、自己紹介をしておいた方が良いよね?私の名前は毛利蘭。こっちが、工藤新一で、私の幼馴染みの推理オタク。」

新一「蘭、その推理オタクってのやめろって言ってるだろ?」

?「毛利って、前に眠りの小五郎で有名だった人と同じ苗字ね(クスッ)もしかして、眠りの小五郎の娘さん?」

蘭「そうだよ。そして、新一のお父さんが、世界的に有名な推理小説家なの。」

 私にそう言った毛利さんは、何だか凄く嬉しそうに彼(工藤くん)のお父さんの事を言ってくるものだから、何となく工藤くんの事が好きなのだと分かって少しだけ笑ってしまったのだった。

新一「職員室に着いたぜ(職員室の前で止まる)」

?「此処が職員室なのね。毛利さん、工藤くん、案内してくれて有難う。」

蘭「どういたしまして(にこっ)」

新一「蘭、教室に行こうぜ。早くしねぇと、担任が教室に来ちまう(廊下を走る)」

蘭「じゃあ、また後でね(にこっ)新一、待ちなさいよ(新一を追う)」

 毛利さんと工藤くんが私から離れた後、私は職員室に入って担任になる先生に挨拶をして、先生と一緒に職員室を出て教室へと案内されて驚いたのが、偶然なのか必然なのか毛利さんや工藤くんと同じクラスの生徒になったのだった。

先生A「今日、この学校に転校してきた宮雛レナくんだ。今日から、このクラスの仲間だ。」

レナ「宮雛レナです。前の学校で、レナって呼ばれてたから、レナって呼んでくれると助かるわね。今日から、宜しくね(クスッ)」

先生A「席は、工藤の後ろの席が空いてるから、そこに座ってくれ。」

新一「(心:マジかよ。昨日の事件で、色々と頭ん中がごちゃごちゃしてるのに、コイツが後ろの席に来たら余計と頭ん中の考え事がまとまらねぇ。)」

蘭「レナさん、今日から宜しくね(にこっ)」

先生A「工藤、昼休みに学校の中を案内してくれ。宮雛は、この学校に初めてで、何処にどの教室があるか分からないからな。」

 そう言われた俺だが、昨日現れた怪盗マリーの事を考えながら頷いたりしてるので、先生は俺がレナの案内に了承したのだと思ってしまい、授業を開始して昼休みになるのを待ったのだった。





そして、昼休み・・・

新一「(心:昨日、結局eyelightを盗まれちまったもんな。でも、マリーは「後日返す」って言ってたから、それだけは信じても良いだろう。)」

蘭「新一、レナさんの案内を先生に頼まれてるんだから、早くしないとレナさん待ちくたびれちゃうわよ?」

新一「えっ?俺、先生にそんな事頼まれてねぇぞ?それに、今は考え事をしてるんだからちょっと放っておいてくれねぇか?」

 蘭にそう言うと、俺に「考え事より案内が先でしょ!」って言われて教室から出され、レナが教室の前の廊下で待っていたのを見たのだが、蘭に教室から出された事でさっき考えてた事がまた複雑になってしまったのだった。

レナ「工藤くん、何か考え事をしてるみたいね。」

新一「別に、大した考え事じゃねぇよ。ほらっ、案内するから、まずは何処から見たいんだ?」

レナ「そうね。屋上に行きたいわ。」

新一「屋上か。でも、何で屋上なんかに?それに、屋上には何もないぞ?」

レナ「私、屋上から見る風景が好きなのよ。」

新一「成る程な。ならっ、早く屋上に行かねぇとな。じゃあ、屋上に早速行こうぜ。」

 俺はレナにそう言って廊下を歩くと、レナも廊下を歩き始めて俺の後に着いて来て屋上への道順を案内していたら、何故かいきなり「黙ったままだと気まずいから何か話して?」と言ってきたので昨日現れた怪盗マリーの事を話し始めたのだった。

レナ「その怪盗マリーって、何でその「eyelight」って言うのを盗んだのかしらね。」

新一「多分、キッドと同じ目的で盗みをやってるんじゃねぇか?それで、その目的を果たせば盗みをやめるつもりなんだ。」

レナ「キッドと同じ目的って一体何?」

新一「ビッグジュエルの中に眠るパンドラだよ。それを見つけない限り、キッドもマリーも怪盗をやめないだろう。」

レナ「成る程ね。それで同じ目的ってわけ(クスッ)」

 レナがそう言うと、俺はレナに「屋上に着いたぜ」と言って屋上に出て、昼飯を食ってなかった事に気付いた俺はポケットに入れてあったメロンパンを出し、座りやすそうな場所に俺が座ると同時にレナも俺の隣に座ったのであった。

新一「そういえば、気になった事が1つだけあるんだ。」

レナ「気になった事?」

新一「怪盗マリーが、警官に変装して俺に手紙を渡した時、あの場にはキッドじゃなく快斗が居たのに俺とキッドの名前が手紙には書いてあったんだよ。」

レナ「それは、マリーがその子の正体を知ってたって考えられない?」

新一「それは一理あるかもな。だけど、怪盗マリーが快斗の正体を知ってたとは思えねぇんだよ。知り合いでもない限りな。」

レナ「じゃあ、怪盗マリーは、何で貴方とキッド宛に手紙を?」

新一「もしかして、あの場にキッドが来ると思ったとかじゃねぇか?だけど、キッドじゃなくて快斗があの場に来た。」

レナ「まぁ、そう考えるのが妥当ね。」

 俺とレナが色々と話をしていたら、昼休みの時間が終わってしまって結局は屋上以外の場所は案内できず、今日の案内は屋上だけになってしまったのだった。

新一「やべぇ・・・怪盗マリーの話に夢中になって、お前に他の場所の案内をするのすっかり忘れてた。」

レナ「仕方ないわよ。でも、他の場所の案内はいらないわ。明日も学校があるし、自分1人でこの学校の中を見て覚えた方が良いでしょ?」

新一「まぁ、お前がそうしたいならな。」

レナ「じゃあ、決まりね。さぁ、早く教室に戻りましょう。午後の授業が始まってしまうわよ(学校内に入って教室に向かう)」

 レナにそう言われ、俺はレナの後を追うため走ってレナの居るところまで走り、一緒に教室に戻って午後の授業が始まるチャイムが鳴る前に教室に入って先生が来るまで待ったのだった。

蘭「新一、レナさんに学校内をちゃんと案内した?」

新一「いやっ、屋上で飯を食いながら怪盗マリーの話をしてたから、他の教室とか案内はしてねぇ。」

?「それにしても、あのレナって子さ。美人だよね。」

蘭「確かに、そうだよね。学校が終わったら、一緒に帰れるか聞いて、もしOKなら色々と聞いてみようか。」

新一「アイツ、一緒に帰りたがらねぇんじゃねぇか?」

 俺がそう言うと、蘭は「何で分かるの?」と問い掛けてきたので、俺は「探偵だから」と意味深な笑みを浮かべて蘭に言って午後の授業が始まって怪盗マリーの事を一時でも忘れたのだった。





続く





&あとがき%
今回は、コナン小説「瞳と闇の予告状」の第一弾でした!!
何かすみません(スライディング土下座/ぇ
実は、コナン小説に関しては、確実にスランプに陥ってる状態のまま書いたのです(頬ポリポリ/苦笑
それと言うのが、今書いてる小説やHPに載ってる小説が原因です。

作者&キャラトーク

ソラゾラ「やっと書けたのは良いけど、何だか自分の中では納得してない部分が多いなぁ〜(汗)」

新一「んで、気になったんだけど、?は一体誰が喋ってるんだ?」

ソラゾラ「あー、その?は園子だよ。次回は、園子にも喋ってもらうから、?のままになっちゃってるんだけどね。」

蘭「そういえば、何でコナン小説だけ書くのが遅れたの?」

ソラゾラ「この小説以外のを書いてたら、コナン小説の方が遅くなっちゃってさ(汗)」

新一「お前、本来なら1年ちょっとあったんだから書ける筈だろ?」

ソラゾラ「うんっ。書ける筈だったんだけど、ドラゴンボール小説を書いてからと思ってたら遅くなっちゃったんだよ(苦笑)」

蘭「それで、その小説は書けそうなの?」

ソラゾラ「色々と修正して書こうと思ったんだけど、ドラゴンボール小説の話で長くなりそうなのがあるからやめた。」

新一「やっぱ順番に書き進めていった方が良いんじゃねぇのか?」

ソラゾラ「そうだね。あっ、もうトーク終了の時間だ。それでは、此処まで読んでくれた皆様、有難うございます。」

蘭「また、ソラゾラが次回のお話を書き進めていくので、小説HPに載せたら読んであげて下さい。」

ソラゾラ「それでは、また次回の「瞳と闇の予告状」でお会いしましょう。」

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