ご挨拶




皆様初めまして。このサイトの管理人のオリンピアです。
このサイトは、2006年10月11日に亡くなった故仁塩ぴよこの2次小説を掲載しているサイトです。


故仁塩ぴよこは、1999年よりアニメ「機動戦艦ナデシコ」の2次小説を足掛け7年間に渡って書いてきました。
彼が書いた作品は、当初は他の方が開設されているサイトへの投稿という形でネット上へ発表していましたが、1999年8月に自分のサイトである「ぴよこ's Village」を開設。
またその活動範囲はネット上に留まらず、同人誌という形での発表も行っていました。


「ぴよこ's Village」の開設以来、多くの方に作品をご投稿頂くと共に、サイトへ訪れて下さる沢山の方々に支えられて7年間という月日を彼は送ってきました。
2002年秋、体調不良を訴え病院を訪れて検査を受けた結果、ある程度進行した胃癌である事が判明。
その後治療等の為に入退院を繰り返す中で「ぴよこ's Village」の管理運営も思うようにままならない状態となり、古くからの悪友である私オリンピアにサイトの管理の代行を依頼して来ました。
私はアニメと言う世界はあまり詳しくなく、ましてや2次小説や同人誌という存在すら良く知らない状態でしたので、当初は彼の依頼を断ろうと思っていました。
しかし「投稿頂いた作品を更新するだけで良いから」と口説かれ、結局は管理の代行を引き受ける事となりました。
その後は彼の病状の推移と共に、投稿頂いた作品の更新作業に留まらず、彼がノートに書いた作品をHTML化して掲載するという作業等までする事になるとは、当初は予想もしていませんでした。


彼は病気になった時点で「ぴよこ's Village」を閉鎖する事も出来た筈です。
ですが、彼はその事を選択せず、管理人代行を置いてまでサイトを継続する事を選択しました。
生前の彼に一度だけ「何でサイトの継続を選んだんだ?」と尋ねた事がありますが、その問いに対して彼は「責任かな」と短く答えました。
これは私の憶測でしかありませんが、「責任」という言葉には彼の様々な思いが込められていたのだと思います。
好きな事にはとことんのめり込む彼の性格からくる責任。
作品の投稿を受け付けている事に対する管理人としての責任。
まだまだ書き足りないという2次小説の作家としての欲望。
病気を克服した時に自分が帰る場所を残しておきたいという希望。
そして何より、病気には負けないぞという意志。
このような事が込められていたのではないか。彼が亡くなってからそんな事を考えました。
機動戦艦ナデシコというアニメ、自分が書いた作品、投稿して頂いている作品、そしてサイトを訪れて下さる沢山の方々。
そう言った全てのものが彼は好きだったのだと思います。
だからこそサイトを維持しておきたかったのでしょう。


そんな中、2006年9月になって彼は「ぴよこ's Village」を年内で閉鎖する事を決めました。
多分、もう自分に残された時間が長くない事を悟っていたのでしょう。
「別にお前さんが元気になるまで管理を続けるのは構わんぞ」と言う私に対して、「もう無理だよ」と彼は告げました。
そんな彼に「お前の作品を閉鎖した後どうする?」と尋ねると、「うーん、今のナデシコの作品とは流れが違うからな。ちょっと考えとくよ」と答えましたが、結局考えた結果どんな結論を出したのかは聞けないままに終りました。


彼が亡くなり、ドメインの更新期限も過ぎていた事から、「ぴよこ's Village」は当初予定していた年内一杯よりも早く閉鎖となり、彼の作品の大半はネットの片隅へと消えていき、私の管理人代行としての仕事も終りを告げました。
ただ、私の中に引っ掛かるものが一つありました。それは彼が常々言っていた言葉です。
「ナデシコの古くからのサイトがどんどん消えていき、沢山の作品が二度と読めなくなっていく。何とか出来ないかな」
実はその言葉を聞いても、「掲載しているサイトが無くなるんだから、作品が消えちゃうのは仕方が無い。それがネットの運命」としか私には思えませんでした。
そんな私に対して、彼は同じ事を何度も言いました。「折角の作品が消えちゃうのは勿体無いよ」と。


私の手元に彼の遺族からお預かりしているノートが3冊あります。
その中には、連載が途中になっている作品の続きや新作の構想など、それこそ順不同に書かれています。
彼は病気と闘っている時でも、作品を仕上げるという意識を持ち続けていたのです。
彼が亡くなった後にそのノートを見直した時、このまま彼の作品が消えてしまっても良いのかとふと考えました。
2次小説を書く事は彼の趣味の一つでしかないとは言え、彼が書いてきた作品は彼が生きてきた証しでもあります。
それらが消えていく事は、彼が生きて来た痕跡が消えてしまう事ではないのか。ネットの世界の事とは言え、彼が生きて来た痕跡を消してしまって良いのか。
大袈裟なのかもしれませんが、そんな事を色々と考えた結果、彼の作品を掲載するサイトを開設する事にしました。
彼の悪友として、そして「ぴよこ's Village」の管理人代行としての最後の仕事になります。


当初は「ぴよこ's Village」に投稿頂いた作品の掲載も検討しました。
ですが、「ぴよこ's Village」とは異なるサイトに作者の同意も得ずに掲載することは出来ません。
またこのサイトは「ぴよこ's Village」を引き継ぐサイトではなく、あくまでも彼が生きていた証しを残す事を目的としたサイトです。
その為に、「ぴよこ's Village」に掲載していた他の作家さんの作品は掲載しない事としました。
誠に申し訳ありませんが、ご理解下さい。


最後になりますが、以下に仁塩ぴよこの足跡を記してご挨拶を終えさせて頂きます。



2006年11月30日
オリンピア



仁塩ぴよこの足跡

1999年04月29日 デビュー作となる「一通の手紙」をろうにんナヴァ(現在は消滅)に投稿
1999年08月22日 旧ジオシティーズに「ぴよこ's Village」を開設
2001年01月01日 独自ドメインを取得し「ぴよこ's Village」を移設
2002年秋 胃癌である事が発覚し、以後治療の為の入退院を繰り返す
2006年09月09日 「ぴよこ's Village」の年内閉鎖を発表
2006年10月11日 胃癌の為死去
生涯執筆作品数 82作品
投稿先サイト ろうにんナヴァ(閉鎖)
NERVGALステーション(閉鎖)
河田君家発時之部屋行(閉鎖)
CAROL in Cyberland(閉鎖)
Lapis MakesRevolution
大塚りゅういちの隠れ家
ギャラリー「テオリア」
赤銅竜の小説万歳
The Electronic Fairy(閉鎖)
心に棚を作れ!
YURIKA REVENGE(閉鎖)
らぴらぴ♪(閉鎖)
Gallery KOU(系統変更)
Lapis Lazuli −瑠璃色の場所−
勝手屋XP ぷろふぇっしょなる
計15サイト   
発行同人誌 2000年09月「想い・・・」
2000年12月「エンジェルダストの伝説」
2001年03月「桜色の少女」
2001年09月「家族の肖像」
2001年12月「恋すると言う事」
2002年07月「さよならは始まりへの第一歩」
2002年12月「貴方がいて私がいて上巻」
計7冊   




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