お前は強いよ




お前は『守るだけの女性』じゃない















わかっているさ



そんな事




でも


それでも



俺にお前を守らせてほしいんだ。







【誰より君を守りたい 】もう帰るのか?」


今日はカプセルコーポレーションで珍しくがいる。
と言うのも母さんがを夕食に誘ったからだ。
は妹のブラにすごく懐かれている。
夕食後もブラに構っていたせいか時間も大分遅くなってしまった。


「別に泊まっていけばいいのに〜」


母さんもにくっついて離れないブラも泊まる様に勧めたけど


「いえ、お気持ちは嬉しいのですが…さすがに家を空ける訳にはいきませんので」


相変らず真面目なは申し訳なさそうな顔して宿泊を断った。

残念そうにしているブラの頭を撫でて謝る姿は本当に姉妹なのではないか?等と感じてしまう。







普通ならこんな時間に帰宅する女の子を送っていくのは男である俺の役割なんだろう。








けどそれはあくまで『普通』の女の子の場合。






本当は物凄く送りたいけど



ただに『送る』と言っても彼女には断わられる。


オレと同じサイヤ人の血を引く彼女は下手したら俺より強い…かも。



でもやっぱり俺は言ってしまうんだ。






「送っていくよ」








…







「珍しいよな…断わると思った」



夜中、空を並んで飛びながらに聞いた。

いつもなら絶対『悪いから』と断っていたのに



「…こういう時は男性を立ててやるべきだと」



にっこりと笑ったの頬が少し赤いのはオレの見間違いだろうか。

そんな顔見せられたらこっちが照れる。




「…ちょっと前にブルマさんに注意されまして…」



え?何でそこに母さんの名前が…?



「母さんに言われたからかよ…全く」



2人きりの所に母親の名前を出されて興ざめというか何と言うか

らしいけど色気がない


さっきまでの熱が冷めてしまったじゃないか。



「どうかしましたか?トランクスくん」


「…何でもない」



相変らずは俺の気持ちに気付いていない。
何処まで鈍感なんだろうか?

いつもこんな感じだから何だか面白くないと言うか…
これでもカプセルコーポレージョンの跡取りで顔にも自信があったのに…

自分には何の魅力も無いのだろうか?と凹んでしまう。




「トランクスくん」

「ん?」

「何だかこういうのってワクワクしますね」


はオレに微笑んだ。



「童話の主人公になったような気持ちになります」

「…童話?」

「今日、ブラちゃんの絵本で読みました。お姫様と騎士のお話」

「俺が騎士でがお姫様?」



「私も子供の頃から、憧れてたんですよ。…お姫様」






は、17歳になって子供っぽいですかね?なんて恥ずかしそうに笑った。


と知り合って10年近く経つけどそんな話は初めて聞いた。



何と言うかそれじゃあまるで





『普通の女の子』じゃないか。







もそんな事考えていたんだな。

気付いてやれなかった自分が情けない。








「じゃあは俺が守ってやるよ」







「クス。じゃあ家までの護衛よろしくお願いしますね♪」











はしゃいで笑うお前は気付いていない。




オレがこの一言に込めたお前への想いに


























FIN


























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