成長した彼女を地球に置いて、界王神界へ戻ってきてどれほどの年月が経ったでしょうか。 おそらくもう彼女は寿命で亡くなっているのでしょうね。 … あなたはどんな生涯を送ったのですか? 【おかえり】 現実とは無常な事で 感情とは異なり、仕事だけは毎日山のようにありました。 キビトが持ってくる書類の束が私の書斎を埋め尽くす前に処理する毎日。 どんなに処理をしても次から次へと仕事は無くならないのは 今の私にとっては好都合だったのかもしれません。 そんなある朝の事。 「界王神様っ!!!!」 「どうしたのです?キビト。そんなに慌てて」 書斎の机で仕事中。 ドアを思い切り開けた付き人キビトは息を荒くして普段から赤い顔が尚一層赤くしていた。 「界芯星で金の木の実がなったと連絡が!!!」 「何ですって!?」 界芯星で金の木の実から産まれるのは『界王神』に選ばれる芯人のみ。 つまりは東の界王神である自分の他に、やっと新たな界王神が産まれるのです。 嬉しい事です。 「では早速、瞬間移動で界芯星に行ってみましょう!」 「わかりました!!」 … 私とキビトは、界芯星へ付くと金の木の管理責任者の芯人に案内を頼みました。 「これが最近なった金の木の実ですよ」 「これがそうですか…」 管理責任者の指差す方向に目をやると 今にも落ちそうなほど金の木の実は大きくなっていました。 きっと産まれる日が近いということなのでしょう。 「誰の魂なのでしょうね…あなたは…」 木の実に手を添える。 心なしか温かい温もりを感じ、神秘的でした。 「あぁ、確かあの世から連絡をいただきましたよ。え〜と…」 管理責任者はポケットから手帳を取り出しペラペラとめくりだし 「あったあった!前世は『地球』で死んだと言う女性ですね」 「えー!?」 「なんと!?それは本当なのですか!?」 「えぇはい… 前世の功績と死んだ後の転生試験で好成績を残したそうですね。 しかも前世の記憶と能力もそのままで転生させる異例が通ったそうです」 ま…まさか そんな事があるのでしょうか? 私は夢でも見ているのでは… 「キビト」 「はい」 「私を殴ってみて下さい」 「わかりました」 ゴフッ!!! 「痛いです」 「申し訳ございません!!!(汗)ついノリで」 「夢…ではないのですね?あぁ…」 思わず木の実に抱きついた。 ! あなたに 言いたい事が 伝えたい事が沢山あるのです おかえり おかえりなさい おかえりなさい。私の大切な人 FIN ------------------------------------------------------- 主人公転生話です。 ここまでくるともう設定なんてなんのこっちゃですね(汗) 元にしたのはウィキペディアで界芯星の設定です。 出来るだけ設定に沿って作ったつもりがあれ?なんかずれている?? 『転生して前世の記憶を無くす』のが自然とは思ったのですが… そうすると今後が別人になってしまうので(汗) 多少は変化させる予定です。はい…。。。 ちなみに転生後はヒュージョン解いちゃいます。 キビト神様も捨てがたいのですが…分かれていた方が楽しそうなので(笑) H21.10.19 プラウザを閉じてお戻り下さい。