ここは地球。 悟空が生きている世界から考えると『未来』と表される。 人造人間が倒され、彼らに破壊された街も徐々に回復の兆しをみせている。 【Today or Future?】 -2人の幼馴染- 「確かこの辺りのはずだ…」 人造人間が倒され、平和な日々を暮らしていたある日。 俺は突如感じた強い気を2つ感じた。 それはサイヤ人のハーフである自分と匹敵する…それ以上かもしれない位のもの。 その気を辿って街の外れになる森の中へと入って見た所、とんでもない物に遭遇する。 「なっ!!?」 それは紛れもないカプセルコーポレーションのマークが付いたタイムマシン。 ついセルとの一件を思い出し、機体の『HOPE』の文字を確認するがそれはない。 安心はしたが、用心の為気を消していたのに声を上げてしまっては元も子も無い。 頭上にかすかに気配を感じた。 (誰かいるのか?) 開きっぱなしの入り口に目をやると1人の… 「お…女の人?」 何とも窮屈そうにコックピットに横たわったその人からは微かに寝息が聞こえる。 黒髪の白い肌、見慣れない紺の法衣を着ていた。 どうやら寝ているようだ。 コックピットから静かに彼女を下ろし地面に下ろした。 降ろそうと不可抗力で顔が近くなると、彼女の長いまつ毛にドキっとしてしまう。 (何を考えてるんだ俺は!?////) 何とか冷静になった(?)俺は彼女を起すことにした。 どの道、タイムマシンの事を確認してしなければならない。 「もしもし…起きていただけませんか?」 「…ん…?」 軽く頬を叩くと彼女の大きな瞳が開いた。 「大丈夫ですか?あなたは一体…」 「?トランクスくん…何言ってるの??」 !? 何で俺の名前を知っているんだ!? あまりに驚き、つい咄嗟に彼女から距離をとった。 しかも目が覚めてからの彼女の気は常人のものではなかった。 「なっ!!何で俺の名前を知っているんだ!!」 「もう悪ふざけはやめて下さい…。いい加減、私も怒りますよ?」 彼女の顔が見る見るうちに険しくなっていく。 気のせいか嫌な予感がした。 「あなたは何の目的でここにやって来たのかと聞いているんです」 「!!?トランクスくんっま…まさか!!?」 険しい顔から一変、急に泣きそうな顔になった彼女は気付くと俺を懐を取っていた。 (!?しまった!!?) 「記憶喪失なのね!?」 「…へ?」 「ごめんなさいごめんなさい!!きっと頭でも打ったんですね!! 可哀相に…。大丈夫です!こういうのって一時的なものかもしれませんし… ゆっくりでいいですから少しずつ思い出しましょう…うんうん」 彼女はそう言って まるで子供をあやす様に俺を抱きしめて頭を撫でた。 あまりにコロコロ変わる彼女の態度に付いて行けず、ただされるがままな形になってしまい… 「ちょっ!!何してるんだよ!!?」 後ろからどこか聞きなれた男の声が聞こえた。 「あ!トランクスくん大変なんです!! トランクスくんが記憶喪失になってしまって…ってえぇ!!!?」 驚いた彼女の腕から開放されて声がした方に振り向くと… 「オレが…」 「俺!!!??」 オレの目には『オレ』が驚いて固まっている姿が映った。 タイムマシンといい もう1人の自分といい 知らない人がオレの名前を知っていた事といい 「もしかして…あなた達はこのタイムマシンで?」 2人の目がオレの言葉に反応した。 どうやらまたとんでもない事に関わることになりそうだ。 FIN ---------------------------------------------------- 何とか2話目終了です。 1話でまとまりそうな位ゆっくりな進行で大変申し訳ありません(汗) 未来トラは自分の事を『僕』、『オレ』 どちらで言っていたのか記憶があやふやだったのでDVDで確認しました… 次回は現トラと未来トラで取り合いとかとか…を計画中です。 H21.10.28 次へ お戻りの際はプラウザを閉じてお戻り下さい。