【意地っ張りの上手な甘え方】




「だー!!もう一回!もう一回、勝負しろぉ!!!!」



自己紹介も兼ねてのレース。
カッ飛び命の元気な男の子星馬豪くん。
その時の彼のマシンはグランプリマシンではなく、
私のマシンに負けてしまった事をまだ気にしているらしい。
私としては彼ともっと別の形で仲良くしたいのだけど…



「こら豪!ちゃんに迷惑だろ!!
それにマグナムはまだグランプリマシンじゃないんだから結果は目に見えてるじゃないか」


しっかり者の星馬烈くんが豪くんをなだめてくれた。
やっぱりお兄ちゃんとは苦労がつき物なんだなぁと素直に関心する。


「だー!!そんなこと、やってみないとわからないじゃないか!!!」


あー…やばいかも…


もっともな事を烈くんに言われて涙目で地面を蹴りつける豪くん。




豪くんも多分わかってるみたい。

でもそうだよね。

理屈じゃないんだよね。




日本に帰ってきて


土屋博士の研究所に暮らす様になって


ビクトリーズのメンバーになって


初めての仕事は





「よし!勝負だよ豪くん」


「へ?いいのか!?」


「ちょっとちゃん気を使わなくていいんだよ。豪のヤツまた調子に乗るだけだから」

「いいのよ烈くん。私も今暇してたとこなんだ」








意地っ張りで甘えん坊なチームのエースを甘やかす事。

















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