「リョウくんって好きな女の子とかいるの?」



ビクトリーズ控え室。
彼女の一言にメンバー全員が凍りついた。








【コイビト>トモダチ(恋愛至上主義) 】






「…そんな話がしたいなら別の奴にしろ。俺はよく知らん」




俺にそんな話を振ってきたのはチームのメンバーであるだった。
そもそも俺にそんな話題を振る奴なんてあいつ位なものだが…。





「え〜…。絶対モテてると思うんだけどなぁ…」



「何でそんなことを聞きたいんだ?」




好きな奴がいるかなんてレースに関係あるのか?
とに聞いたら元々ゆるいの表情がもっとゆるんだ。





「いやね。リョウくんってガールフレンド出来たらきっとすっごく大事にするんだろうな〜と思って♪」



「よく分からないが、大切な奴なら誰でもそうするだろ?」





そう言うとは何かを確信したような表情をして。




「やっぱり…モテるよ!リョウくん。
君は絶対モテている!!私が保証するよ!!!」




あぁ勿体無い!!と頭をかき回しながら悶えている。
かと思えばいきなり隣にいた烈の肩を掴みだす。




「ね!烈くんもそう思わない?」


「えぇ!?僕に振るのその話…」



情熱的な顔のと無表情でいた俺がじっと烈に注目していたので、烈の方もかなり困っていた(んだと思う)




「ん〜…確かにリョウ君は硬派で背も高くてそれでいて真面目だし。女の子はほっとかないんじゃないかな?」




期待はしていなかったが
…烈らしく、に合わせる路線でいった。



「そう!そうなのよ烈くん!!君はよく女心を熟知している!!!
私の助手にしたいくらいだわ!!!!!」




(何の???)




「ずばりリョウくん!!君は自分の魅力に気付いていない。今だダイヤの原石なのだぁ!!!」



椅子から立ち、俺にビシッと指差した。
アメリカの研究員とはみんなこんな感じなのだろうか?
もう相手にするのも疲れてきた。



「一件クールな印象…1匹狼な君の容姿。
『マシンと弟以外俺は興味ないぜ』な事を言いつつも
たまに見え隠れするその見返りを求めないピュアな優しさに女の子はキュンキュンなのだよ!!!」




見える!見えるぞ!!私の『恋する女の子ちゃんレーダー』がっ!!!!







…





アストロレンジャーズ控え室…


(ハックションっ!!!!)

(ジョーどうした風邪か?)








…







「くだらん。」




「ふふふ…。リョウくん。君は確かにクールは男かもしれない。
しかし、1度恋をしたら…」




「…」



控え室が静まり返る。


俺だけではない。他のやつも目が点になっている。

今まで生きてきて、俺にここまで馬鹿馬鹿しい話をする女がいただろうか?

きっとこいつが初めてだ。






「…馬鹿馬鹿しい。俺はトライダガーのテスト走行に行く」






さすがに俺もこの部屋の空気が息苦しくなり、部屋を後にした。

同い年の女相手に何を戸惑っているんだ俺は…









あいつと話すといつも調子が狂う。











…





(リョウくんったら本当にシャイボーイだね♪きっとあのギャップも…)

(ちゃん…君は最強だ…)














FIN











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