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奈良の古代文化A

斉明女帝と狂心渠(たぶれごころのみぞ)

井忠義著、奈良の古代文化研究会編

A5判変 178ページ

本体   1,200円

ISBN 978-4-434-16686-0

 

【内容】

斉明女帝は、「香山(かぐやま)の西から石上山まで渠(みぞ)を掘らせ、石上山の石を舟200隻で運び、宮の東の山に積み重ねた」と伝える。

「狂心渠(たぶれごころのみぞ)」とそしられた、とも。斉明朝は本当に「狂乱の時代」だったのだろうか。

牽牛子塚古墳や吉備池廃寺の発掘成果なども踏まえ、宝皇女(皇極・斉明天皇)の生きた時代の実相に鋭く迫っています。

 

○狂心渠は天理まで通じていた

○「『狂乱の斉明朝』の正体」で、「大和平野全体が首都」論を展開し、斉明朝を中心とする7世紀半ばに突貫工事で整備が進められたと推理します。

○「百済大寺は川の寄り集まる城上にあった」では、舒明天皇の百済宮、百済大寺は、東アジアと水運で結ばれた場所に造営され、九重塔は東アジア諸国が競い合った時代のシンボルだったと考えます。

○牽牛子塚は本当に斉明陵か―では、発掘された八角形墳は文武朝に造り替えられた斉明陵と推理します。

 

【著者・編者】

井 忠義(つるい・ただよし)

1949年生まれ。元奈良新聞文化記者、唐古・鍵遺跡、纒向遺跡、飛鳥京跡、平城宮跡、藤ノ木古墳などの発掘調査を取材・報道。取締役編集局長を経て現在、青垣出版代表取締役、倭の国書房代表。奈良の古代文化研究会主宰。著書に『探訪 日本書紀の大和』(雄山閣出版)、『奈良を知る 日本書紀の山辺道』(青垣出版)、『奈良を知る 日本書紀の飛鳥』(青垣出版)ほか。

 

 

 

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