:: 海月姫

オシャレから程遠い、色んな分野にオタクでニートな女たちが住む天水館(あまみずかん)。
住人の一人で熊本から出て来て半年の月海(つきみ)はクラゲオタク。
ある晩、一緒の水槽では飼えないタコクラゲとミズクラゲが一緒にされているペットショップを見掛けて、店員と押し問答しているところを綺麗な女の子に助けてもらう。
翌日起きてみると泊めた女の子は男の子だった。
蔵之介と出会ったことで月海の周辺が慌ただしく動いて行く。


story

ストーリーも知らずに表紙だけ見ていたときには蔵之介のことをアフター月海なのかと思ってた。
何よりも最初にツッコんでおきたいのが、この漫画での“腐女子”の位置づけ。
作者は腐女子の定義を間違えていると思うのだけど、最近ではオタクのことを腐女子と呼ぶんだろうか。
私の定義では目白先生以外の尼〜ず(*)は腐女子ではないと思う。
* : 天水館に住む男を必要としない人生を歩んでいる住人たち(笑)

14巻まで読んだところ、話を総括すると、オシャレに縁遠い尼〜ずの住む天水館に蔵之介が入り浸るようになって、普通の人とオタクのギャップを笑いにして進んで行くんだけど、程なくして、天水館が再開発地域になっていて、追い出される危機に瀕する話になっていく。(皆、ニートだから天水館を追い出されると困る 笑)

天水館を救うために蔵之介が中心になって行く話から14巻辺りでは別のことが中心になって行くんだけど、話が進むにつれて、中心となるネタが変わって行くので飽きない話作りだなーと思います。
ここに恋愛要素も絡めるから、先が気になるという。

character

私つくづく、こういうキャラが好きなのね。
勿論、蔵之介推し。
そんな私は「蔵之介でいいじゃん」と月海に毒づきながら読むわけです。
見た目によらず、優しいし、浮ついてないのよ。
蔵之介には幸せになって頂きたいが『薔薇のために』の葵を彷彿とさせるので心配は尽きません。

尼〜ず。
腐女子という設定には意義ありだけど、個性的過ぎて、ツボ。
中でも私はばんばさんが好きだったりする。
あの口元が動物っぽくて、かわいいと思う。
食べ物に釣られるところも動物っぽい(笑)
まややが一番強烈。そして、やかましい(笑)千絵子もジジ様も普通に見えるくらい。

でも、一番笑えるのが鯉淵家お抱え運転手の花森。
ベンツオタクで真面目な顔して、おかしいこと言うし、ベンツのためなら守秘義務なんてどこ?って感じだし、言動おかしすぎ。
他にも首相のネギーとかインド人のニーシャとか笑える要素満載。

visual

蔵之介もきれいだし、硬軟取り混ぜて描いているなーという感じ。
絵柄もすっきりで、読みやすい。


何巻でどんな話だったっけ?という自分向けの覚え書きなのでネタばれしまくりです。開く際にはご注意ください。

read more...

海月姫(1)
海月姫(1)

海月姫
東村アキコ
出版社:講談社(KISS KC)
2008年9月〜
14巻 2014年9月