:: ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック・ファイル

ミラージュ・シリーズ完読してないけど、先にこちらを。

年齢にも拘わらず、宝物発掘師(トレジャー・ディガー)として業界では有名な無量は指名により、発掘途中の奈良の上秦古墳へと赴く。
期待に応えて無量が掘り出した緑色琥珀。
無量を指名した三村教授は緑色琥珀を見て、「蓬莱の海翡翠」と口走る。
海翡翠発見と同時期に無量の幼馴染の相良忍が文化庁職員として古墳を訪れる。
三村教授はその晩に何者かに殺され、海翡翠も行方知れずに。
海翡翠に隠された秘密とは。


story/trick

所謂、推理小説ではないものの、古代遺跡を巡るミステリーで設定自体がツボ。
皇孫の起源はどこなのか。
出土した海翡翠を元に邪馬台国を承認する権威の存在など絡めて、歴史ミステリーとしても十分ロマン掻き立てられるストーリー。
人間ドラマ自体の展開はやや読めてしまう感もあるけど、十分楽しめる。

character

睦月ムンクさんのイラストで惹かれたというのもあるけど、この方の絵はどこで見たのかとご本人のサイトで見たところ、過去に「シャロン」、「祝もののき事務所」のカバーで見ておりました。
そういえば、「シャロン」はきれいなカバーでした。
線の細い感じで無量が描かれてますが、細いながらも、力仕事の発掘もできるというのも、なかなかいいのではないのでしょうか。
やや、今時風を強調するためか、口調が気にならなくはないけど、幼馴染の忍を前にすると素直になるなど、ツンデレ要素も押さえているのはいいと思います。

無量の幼馴染の相良忍。
文化庁職員として古墳にやってくるけど、エレガントS的で、これまたツボを押さえたいい感じ。
私の中では、黒バスの氷室のイメージです。

一応、ヒロインとなるのは無量の派遣元、亀石発掘派遣事務所の社員、永倉萌絵。
忍にデレデレしてたり、簡単に騙されたり、少々うるさいキャラだなーと思っていたけど、ラストでいいところもありました。
これにより、見直したものの、ヒロイン的立ち位置じゃないことが確定したと思うのだけど、どうだろう。

以下、ネタばれしてるので、ご注意ください。

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ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック・ファイル: 1 (角川書店単行本)
ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック・ファイル: 1 (角川書店単行本)

ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック・ファイル
著者:桑原水菜
出版社:角川書店(単行本)
2011年11月

初読 : 2014年10月6日