運命を待ち続ける
心に迷いが生じているとき
僕は風の声に耳を傾けた
風の声は僕にこう言った
心に迷いのあるときはなにも決断してはいけません
心に迷いが消えたときはじめてなにかを決断しなさい
僕はその声に応えてこう言った
心の迷いが消えるときなんてあるのでしょうか
僕はいつも迷いの中で生きて来ました
いつも迷いがこの心を去ったことはありませんでした
風の声はこう言った
迷いが消えることを待つことが出来ないなら
せめて運命に身を委ねようとする事を止めなさい
運命を探ろうとしてもそれは人には出来ないことなのだから
僕は応えた
この世にもし運命があるとしたら
僕はそれを知りたいと願います
運命を知れば 迷うことはないかもしれないのだから
風の声はこう言った
運命を知ろうとすれば 運命は逃げていきます
運命を知ろうとしても それは意味のないことです
僕はこう言った
この世にもし運命なんてものがないとしたら
運命を待ち続けてる人たちはどうなってしまうのでしょうか
風の声がこう言い残して去っていった
永遠に待ち続けることになるでしょう
それが運命を待ち続けるものの運命なのだから