ある朝目覚めると
朝目覚めると
僕は 自分がとても小さい存在である事に気づいた
所属している組織があるわけじゃない
自分を大きく見せようとしても そのよりどころがない
僕は 自分をとても大切に思った
僕は 愛する人を とても大切に感じた
僕は 家族を かけがえのないものだと思うようになった
友達とはいつも笑い合っている
友達は皆 なにかの組織に所属している
中には 鼻につく奴もいる
それは 自分を大きく見せようとしているからだ
僕は 自分を大きく見せようがない
僕は 自分をとても大切に思った
僕には愛する人がいる
愛し合っているから お互いをとても大切にしている
僕は 愛する人を とても尊いものだと感じた
二人には お互いのほか 守るべきものがない
お互いのほか 大切なものがない
生きていくために必要なものは たくさんある
でも それは 大切なものではない
僕は毎日 小説を書いている
それは それによって生活の糧を得ようとしている
ただそれだけのことだ
小説家になることは別に夢ではない
自分を大きく見せようとしても 意味のないことだ
僕は 今日 朝起きて
自分が小さい存在である事に気づいたから
もう 小説家になることは夢ではなくなった