美由紀の「み」本文へジャンプ  

その1

 結婚して三年目。
 中学校で体育の講師をやっている妻の美由紀は、大学時代は新体操での選手で、先物買いのマスコミに、何度も取り上げられたくらいの美貌とスタイルの持ち主です。
 膝の故障で、たまたま主治医にならなければ、私と出会うこともなく、ひょっとして日の丸を付けていたかもしれない百五十五センチの身体。
 医者として見たこの身体には、まれに見る柔軟性と、しなやかなバネを秘めていました。
 あ、体重は秘密って言われてますが、厳しい節制の名残か、四十キロを行ったり来たり。はっきりとしたスレンダー系のクセに、胸だけは手に余るのが魅力です。
 六十五Eっていうのが妻のブラにあるタッグのサイズですが、それでもアンダー側がブカブカになるから、手直ししてるのを知っています。
まあ、その分だけ、尻は小さいんですが。
 で、実は自分が寝取られ趣味だってことを知ったのは、ごく最近。
 当直の合間に、ネットにいろいろあるのをクリックしているウチに「こんな世界があるんだ」って目覚めてしまったわけです。
 と言ってもビビリな私です。
 先週の土曜日にも「まだちょっと早いけど、水着用に手入れしちゃった」などと言って、ビキニサイズにしたヘアを見ただけで、勃起してしまいました。
 なんと言っても、仕事は中学の体育講師です。
 これから来る夏に、大勢のオスガキどもに視姦され、夜のオカズにされるであろう妻を想像してしまうとたまらなくなったのです。
 ただし、まあ、この想像は結果的に言うと外れでした。
 考えてみれば、学校のプールで教師がビキニを着るはずもないのです。でも、それが勘違いだったとしても、中学生に囲まれる姿を想像するたびに、勃起が収まらなくなったものです。
 ともあれ、その時の私の張り切りぶりを、妻はよほど嬉しかったに違いありません。
 木曜日に、いきなり、エステでツルマンにしてきてしまったのですから、妻の愛情に感謝せずにはいられませんでした。
 それにしても、まあ、この程度で、満足しているくらいですから、実際に「寝取らせ」を行動に移せるわけもなく、それで、良くあるように過去体験を聞き出そうとしたわけです。
 だけど、大学時代につきあい始めてから、ロストバージンは私でした。
 なんと言っても、女子校、女子大育ちに、新体操部は男女交際御法度。バージンだったのは疑いようがありません。
 しかも、もともと生真面目で、練習漬けの生活をしていたのですから、私が期待するようなエッチな体験は、あんまり期待はしていなかったのです。
 あ、今までそれとなく聞き出したことによれば、ファーストキスが高校時代で、それ以外はみんな私が初めてだったってことで、きっと、それは本当だと思ってました。
 まあ、真面目な上に、恥ずかしがり屋の妻ですから、ファーストキスの相手の名前が黒田クンってことしか教えてくれません。
 でも、私は、その話だけでもなんとしても聞きたかったのです。
 久しぶりの休みの前ってことで、かねてからネットで調べた「予習」の通り、焦らし作戦で聞き出そうと試みます。
 それに、偶然手に入れた「爆弾」も用意しておきました。
 隠して、悪巧みを持った夫婦生活は、久しぶりのエッチと言うこともあって、盛り上がっています。
「あぁああ、あなた、いい、すっごい。あああ、あなたぁ」
 一週間ぶりのセックスに、妻も燃えてます。
 結婚三年目ともなると、ようやくセックスの味を覚えてきたのか、最近は非番の度に、それとなくおねだりしてくる妻の身体は、急速に、淫らな素質を開花していました。
 ロストバージンの時から敏感すぎるほど敏感だった身体ですが、破瓜の痛みが消えてしまうと、いっそう、強く感じるようになったのが、結婚後。
 そして、最近は、一度オーガズムの兆しが見えてしまうと、その後は、快感の虜になってしまうようになっています。
 それほど、女性の身体に詳しいわけでもありませんが、真面目一方だと思った妻の身体には、滅多にないほど、淫らな素質があるのではないか、と思えていました。
 そして、どんな女性でも、オーガズムを目の前にした状態なら、たいていのことは喋ってしまうと言うのはネットの知識です。
 予習の通り、快感に身体がコントロールできなくなりかかったところを見極めて、ファーストキスの話を切り出しました。
「で、彼の部屋でファーストキスだったね? 」
 ここまでは、前にも喋らせたことがあります。
「あん、もう〜 いやあん、あぁん、そんな、ああ、昔のことを、あん、前に喋ったわ。ねぇ、もう、あぁ、また聞くのぉ」
 このままオーガズムに突っ走りたくなっているタイミングだということは手に取るように分かります。
 キスだけとは言え「男性経験」を聞かれるのを妻は嫌ってきました。
 今も、不満そうな気配を見せてはいますが、快感に身を任せた女性特有の、ねっとりとした潤みと甘えた声になってますから、ここからが勝負です。
『よし。今日という今日は、頑張るぞ』
 密かに気合いを入れています。
 実は、整形外科医としてアスリートを診察していると、良く発達した筋肉に出会うことは良くありましたが、特に脚の筋肉の発達が括約筋を発達させることを初めて知りました。
 いえ、妻の場合は、新体操の特性上、あらゆる角度に美しく脚を上げねばなりませんから、その中心となる「括約筋」の発達は必然だったのかもしれません。
 括約筋というのは膣と肛門を取りまいて八の字を描くように存在する筋肉です。
 アスリートの発達した括約筋というモノが、女性としてどれほどの締め付けを生み出すのか、身をもって理解することになろうとは結婚して始めて分かったことでした。
 しかも、妻の美肉には、天が与えたヒダヒダが発達しています。私の乏しい経験でも、こんなにクッキリと感じられるほどヒダが密集している膣はありませんでした。
 夫としての「慣れ」があったにしても、油断すると、あっという間に放出してしまうほど、すこぶるつきの強烈なオ○○コです。
 しかし、こっちが先に暴発してはならないのです。
 そのためにも、焦らすために、こうやって抜き出すのは、暴発を防ぐためにも、二重の意味で重要でした。
「教えてよ、夫として知る権利があるんじゃないかな? ほら、オレ以外とのキスのこと。ね? 上手だった? 黒田クン」
 かつて、妻が初めて付き合った相手です。
 文化祭で知り合った後、メールで猛アタックを受けて付き合ったのだとか。
「そんなことぉ、ない、んっ、だって高校生だもの。あぁん、いやん、ダメぇ、あぁ、聞かないで」
「夫として、妻のことを知りたいよ」
「あん、だって、もう〜 あぁあ、えっと、チュってしただけよ」
「どこで、どこで」
「内緒っ、あああん、ダメぇ、抜いちゃいやぁ」
 いったんナカで感じ始めてしまえば、抜かれたら狂いそうなほどに身もだえするようになっています。
「教えてよ。ほら、入れて上げるから」
「ああん、もう! 部屋よ、彼の部屋。あああん、言ったわ、だから、早くぅ、あっ! ああ! 」
 ヌプリと入れると、焦らした分だけ、快感は弾けるのです。
 しなやかな背中を仰け反らせて快感に耐える様子からすると、このまま腰を使えば、あっという間に、オーガズムまで駆け上るはずです。
 でも、そうはさせません。
 ヌプッ
「え? あ! ウソ、またっ、そんなぁ。 ……ああぁ、あなた、苦しいわ」
「美由紀、彼の部屋でキスしたんだろ? 」
「……ああん、もう! そ、そうよ。彼の部屋よ。ね、正直に言ったんだからぁ、あなたぁ、お願い、意地悪しないで」
 切なそうな声。
 どうしようもないほど感じているようです。
「ね、キスだけじゃなかったよね? 黒田クンと何したの? ほら、キスだけじゃないよ」
「あああ! 」
 亀頭だけ入れて、ヌプリと抜き出してしまうと、半ば悲鳴のような妻の声が響きます。
「キスしただけよっ、ね、もう、いいでしょ? そんなこと、聞かないでぇ。ね、お願い」
 ん? 
 達しそうな状態で抜いてしまうと、焦らされる切なさに、身体を震わせるのはいつものことです。
 でも、なんとなく、今日は雰囲気が違う気がします。
 ひょっとして、それは半ば願望が混ざっていたのかもしれません。しかし、さんざん寝取られサイトを見ていなければ、決して、それに気付くこともないほど微妙な違いです。
 妻の反応に微妙な何かを感じてしまったのです。
「ね、彼の部屋で、キスだけじゃなくて、して上げたこと、言ってみて」
 ヒクンと妻の身体が奥の方で震えた気がします。
『ビンゴ? 』
 妻は、ずっと、ファーストキス以外は、私だけだと言い続けてきたのです。しかし、この反応は、絶対に何かあります。
 歓喜と緊張と、そして一抹の不安が背中を駆け抜けました。
「ね? 怒らないから喋ってよ。頼むからさ。 ね? ほら、話してくれたら、これを」
 チョン、チョン
 先端がヌルリとした秘部を浅くつつきます。
「あああん、あっ、いやあん、そんなの言えないわ、ダメなのぉ。ああん、お願いよぉ」
 小さくても、クリンと丸い尻をウネウネと揺らしてのおねだり。しかも、内股に震えが走ります。
 明らかに何かを思い出しています。
「あれ? 美由紀、言えないようなことをしたんだ? 今まで、ウソをついていたね?」「え? 」 
 切なそうな表情のまま、パッチリした瞳がまん丸に見開かれました。
「だって、今『何にもなかった』じゃなくて、言えないって言ったよ」
「え? 」
 細い肩がビクンと震えました。
「ってことは、何かあったってコトだよ。そうだね? 」 
「ち、違うわ、違うの、間違えただけよ、何もなかったのぉ…… ,あああ! 」
 半ばまでヌプリと差し入れると、妻は仰け反って快感に耐えます。
 しかし、そのまま奥までもらえると思った怒張を、またもや、ズボッと抜いてしまうと「いやああ」と半ば悲鳴のようなもの悲しい声。
「ちゃんと言うまで、ずっと、これを繰り返すからね」
「ああぁ、お願い、ヒドイ、それ、苦しいのよ。お願い、お願い、あなたぁ」
 言い忘れましたが、妻は、現在、非常勤で中学校の体育教師をやってます。
 なんと言っても体育大出です。普段は強気系のバリバリですが、私の前でだけ、こうやって、ひどく、か弱い姿を見せる、ギャップが溜まらないのです。
「だぁめ。ほら、ちゃんと言って」
「あぁ、ひどいわ、ホントに、何にもなかったのに」
「今なら怒らないよ〜 」
 私はニヤリとしながら、妻にキスします。たっぷりと舌を絡めた後、妻は「怒らないって? 」と聞いてきました。
 怯えた表情に見えます。
 自分よりも背丈のでかい男子中学生どもを叱りつける迫力は、スゴイモノだと、結婚式にスピーチした同僚が、教えてくれました。
 その唇が不安そうに半開きになったのを見ながら、ヌプリと亀頭だけを入れ、またすぐに抜いてしまいます。
「あぁあ、いやあぁ、お願いよぉ」
 イヤイヤをしながら空腰を遣う妻を見下ろしながら、いよいよ爆弾投下です。 
「あのさ、ネットに、日記を付けてるよね? 」
「え? 」
 一瞬、私が何を言ったのか、言葉の意味を頭の中で再構成しているかのような空白の表情をします。そして、次の瞬間、ワナワナと唇が震えたのです。
「あなた…… なんで、それを…… だって、あれカギを掛けてるのに、ウソッ! 」
 目を見開いています。
「あんな簡単なパスワード、今のパソコンなら、三分もあれば開いちゃうよ。そういうソフトが、すぐに手に入るしね」
「ウソッ! あれを、あなたが読んだ? そんな…… 」
 妻はパソコンに詳しくありませんから簡単に信じます。
 この日記に気付いたのはごく最近です。
 今まではスマホから書いていた日記を、最近、家のPCで開いたようです。アクセスはそれほど頻繁ではありませんでしたから、ひょっとして昔の日記を読み返しただけかもしれません。しかし、それにしては頻度が多すぎる気がします。
 ともあれ、妻がなぜ家のPCから開いたのかは分かりませんが、PCなど使い慣れてない妻は、履歴を消すことを知らなかったのです。
 いえ、私自身はマックしか使いませんから、まさか、家庭用のPCを私が覗くと思ってなかったのかもしれません。
 それは、妻には言うほどのことではなく、時折、メンテナンスのために開いただけなのです。そこで、余分なファイルを消す前に、興味本位で、妻がアクセスするサイトを調べてみたら、見つけたのです。
 妻が自分のページに付けている名前は、高校時代のあだ名ですから、ひょっとしたら高校時代に始めたはず。
 ただでさえ、律儀にメモを作ったり、二人の思い出をアルバムにしたりが好きな妻ですから、誰に読ませることもない日記になら、ファーストキスのことも絶対に書いているはずでした。
 とは言え、パスワードの解析までする余裕もなく、実は、まだ読んでません。
 もちろん、本当にパスを解析して見ても良いのですが、それよりも、妻の口から聞くことを望んだのです。
「そんなぁ、いやあああ」
 そこにあるのは羞恥を通り越した、強烈な後悔の表情。
 私はパンドラの箱を開けてしまったのでしょうか?
「さ、君の口から本当のことを言って。今なら、絶対に怒らないから」
「ウソッ、ウソ、あれを、あなたが…… 」
 あっという間に涙が溢れ、パッチリとした瞳の端から、ポロポロとこぼれ落ちます。
 私の前で泣いたのは、プロポーズして以来です。しかも、今の涙はうれし涙では決してありません。
『おい…… この反応は、ちょっと凄すぎないか? 』
 どうやら、私の思っていた以上の「何か」があったのかもしれません。パンドラの箱を開けてしまった恐怖が兆しますが、もはや後には引けないのです。
 私は一転して、深刻そうな表情を作りました。
「悪いけど、読ませて貰った。だけど、思い違いがあるといけないから、君の口から聞きたいんだよ。約束する。今なら、怒らないから」
 ズブっ
「あああっ」
 百八十度に広がった両脚が宙に浮かびます。
 焦らされたモノを受け入れた快感と、衝撃を受けた心のバランスが取れないのか、全身は悦びに打ち震えながらも、妻の唇はワナワナと震えて、目を見開いています。
 美しい瞳を快感に潤ませながら、一方では、その瞳から涙の滴をポロポロとこぼし、淫靡な快楽の声を上げながらも、唇は何かに怯えて震えている。
 そこにあるのは、快楽と混乱、そして恐怖と悲しみが混ざり合った表情です。
 もはや、本人もどうして良いのか分からなくなっているようです。冷静に頭の働くわけもないこの状態なら、妻は本当のことを喋るしかないはずです。
「さ、教えてくれるね? 」
「あぁ…… 本当に、怒らない? 」
キュッと締まっている美肉は、快感のためと言うよりも緊張から来るものでしょう。
 そのくせ、密着した肉ヒダから生まれる快感は、無意識のうちに、強烈なカーブを見せる細い腰を動かしてしまうようです。
 心は怯え、身体は快感にのたうつ。
 そんな混乱につけこんで、私はたたみかけました。
「だって、今まで怒ってないだろ? だから、君がちゃんと喋ってくれたら、怒らないよ。本当は、読んでなかったってコトにしたっていい。すぐ忘れるから。大丈夫だよ」
 もちろん、忘れるわけがありません。
 しかし、そうやって安請け合いをしながらも、深々と差し入れた先端は、妻の子宮口に突き当たっていたのです。




 目次へ        次へ