美由紀の「み」本文へジャンプ  

その5

   
「彼があの時、何を使ったのか分かりませんけど。そのままだと入らないから、これを使ってください」
 差し出してきたのは小瓶に入ったクリーム。
「これって、君が使ってるヤツだよね? 」
 コクリと頷きます。
 確か、風呂上がりに顔に塗っているのを微かに覚えていました。
「これをどうやって使えと? 」
 プチプチプチとネグリジェの前ボタンを外しながら「あなたが思うとおりになさって」と言ったのです。
「思うとおりにって言っても」
「あなたに奪って貰うんですもの。痛くても、そのまま受け入れますから。あなたが好きなようになさって。どんなにヒドくされても、私は耐えて見せますから」
 一度、立ち上がってスルリとネグリジェを脱ぎ落とすと、ソファの中央に、そっと座ります。
 下着を着けていませんでした。
 風呂上がりの匂いが、ふわっと漂うところを見ると、どうやら、私が夢中になって日記を読み返す内に、シャワーをしてきたに違いありません。
 しかし、顔は蒼白なまま。
 一瞬、目を閉じると、ひょいっと両脚を持ち上げて、軽々と百八十度に広げてしまいます。そこから、さらに、腰を突き出すと、秘部は完全に上を向く角度。
 身体の柔らかさは、現役選手の頃とちっとも変わっていません。
 妻は「見ないで」とは言いませんでした。
 つい最近、昔の通りにツルツルにしてしまった秘部には、早くもにじみ出した秘液がテラテラと光っています。
『興奮してる? なんでだ? そんなに尻が好きなのか? 』
 上気した頬はピンク色の染まり、息が少し早くなっています。
「このカッコは? 」
「彼に…… させられていたカタチです」
 言うのも辛そうに、しかしハッキリとそう言ってから、一つ、大きく息を吐き出して言葉を続けます。
「このまま、いっつも、あの…… いっぱい、いっぱい弄られて…… な、舐められて…… 何度もイキました」
 途切れがちな言葉の間に、自分を叱咤しているのがありありと分かります。そのくせ、恐らく感情をワザと消しているのでしょう。声から抑揚が消えていました。
「その後、彼のモノをお口でしてあげるんです」
「一度、形を崩して? 」
「いいえ。彼、大きいから、目の前に立つと、ちょうど、これで口が届くんです。で、そこで喉まで受け入れて…… その後、大きくなったのを入れてくるんです」
 想像したよりも、黒田クンはデカいようです。背も、そして、チンポも。
『後で、チンポのデカさは聞き出す必要があるな』
 しかし、いきり立った怒張は、締め付けてくれる場所を欲しがって、狂いだしてしまいそうです。
 聞き出すよりも、目の前の美由紀のアナルを犯す方が先でした。
「じゃあ、このまま入れるぞ」
「はい。お願いします」
 それにしても、アナルを使うのなら、なんとなく、バックの形を想像していただけに、少々、驚きます。
 しかし、こうして見ると、両脚を持ち上げて肛門を見せるこのカタチは、痔の手術をする時に使う「砕石位」のカタチそのままですから、こっちの方が合理的です。
『まあ、ここまで両脚を広げられる患者なんて、そうそういないけどな』
 しなやかな美脚は、ほぼ水平になるまでに広げられて、無毛のオ○○コを突き上げるように見せつけ、その下に鎮座する、ピンクがかったすみれ色のすぼまりを見せています。
 初めて、こんなにあからさまに見た妻のアナルは、健康的な色と形をしていました。
『痔核も痔瘻もない。綺麗なモノだ。こんなに綺麗な肛門が、男を知っていたなんて、信じられないな』
 女性の、それも若い、切れ痔患者が来た場合、その大半がアナルセックスが原因だぞと、教わったのは研修医の頃でした。
 しかも女性に気を遣わないアナルマニアと付き合えば、切れたアナルを何度も蹂躙されるわけです。
 アナルは女性器の比ではなく、傷つきやすいのです。
 そういう女性の多くは、肛門が何度も切れ、変形してしまって、やがて手術を要する状態なるというのが、常識なのです。
 妻のアナルは、そんな気配を微塵も見せず、綺麗なモノでした。
 しかし、いくら医術が本業とは言え、M字開脚、いえ、逆さになったTの字に脚を広げている妻を前にして、そんなことを考えているなんて気取られてはなりません。
『まずは、犯すんだ。今、すぐに、オレが犯す…… 』
 たっぷりと指にクリームをまぶすと、その中心に、ゆっくりと押し当てます。
『ん? これは! 』
 次の瞬間、中指は、あっさりと第二関節まで呑み込まれてしまいました。
 さらに驚いたのは、いきなり埋め込まれた指を痛がるどころか、ネットリとした淫靡な快楽を込めた声が「あぁあ」と響いたのです。
『垂れてきた! 』
 美肉からはトロリとした秘蜜がこぼれだしています。
『何だよ。指くらい、どうってことないって言うのか? いや、むしろ、本物で掘られたいのか? 』
 指を深々と飲み込む尻孔は、キュキュと締め付けながら、腰全体が微妙にうねって、快楽を訴えていました。
 妻のアナルは、想像もできないほどに「開発」されていたとしか思えません。
 いえ、驚いているよりも、今は妻の身体に眠っている「前彼に開発されたアナル」を、試すのが先でした。
『フン。だいぶ、たっぷりと仕込まれたみたいだな』
思った以上にあっさりと、しかも、淫蕩に指を受け入れた妻に、思わず苛立ちを感じてしまったのかもしれません。
 すみれ色の混じったピンクの粘膜に、根本まで入れた指を、無造作にピストンさせていました。
「うぅう、うっ」
 低い呻き声に合わせるようにして、ゆっくりと引き出すと、ホンのちょっとの内壁を引きずる感覚で見せつけながら、肉壁全体がヒクヒクと蠢きます。
 そして括約筋の強い締め付けの中を、再び、ゆっくりとめり込ませていくと「あぁあああ」という低い声。
 それは快感なのか、痛みを我慢している声なのか、判然としません。
 けれども、もはやどっちでもいい気がします。
 ゆっくりとピストンを繰り返し、引き出す度にクリームを塗り込んで、意図的に内壁にクリームを押し込んでいきます。
そして、動きが滑らかになってから、クリームにまみれさせた薬指を重ねるようにして、一緒に滑り込ませます。
「え? んっ、あん、んっ あぅ、ふ、ふと、ぃいい、んっ はぅううぅ」
 一瞬目をパチッと開けた後、視線を宙に泳がせて、再び閉じながら、低い声で呻きを上げます。
 二度、三度、四度
 ピッチリとしたしまりを見せる括約筋のダイレクトな締め付け。
「ね、あなた、あなた」
「ん? 」
「もう…… ね? あなた。大丈夫だから、ね? 」
 それは、先端から先走りを滴らせて欲情した私への、妻なりの、優しい気遣いだったのかもしれません。
「欲しくなったの? アナルに? 彼に入れられたの思い出しちゃった? 」
「ああぁ、そんなことはないですけどぉ。指よりも、あなたを」
「じゃあ、本当のことを言うんだよ」
「はい? 」
「彼のことを…… 彼のチ○ポを思い出しただろ? 」
「ああああ、そんなことぉ」
 両手で押さえた顔を、イヤイヤと数回横に振った後、妻は抑えた両手ごと、コクリと頷いたのです。その瞬間、トロリと前の穴から蜜がこぼれ出します。
「じゃあ、入れてやる」
「あああ! 」
 最初に、ドロドロになった「前の穴」に深々と差し入れます。たった一突きしただけで、妻の身体に小さなオーガズムが走ったのが分かるのです。
 強烈な締め付けのオ○○コを味わいたくなるのを押さえて、ズルッと抜き出すと、そのピンク色のすぼまりに先端をあてがうと、ゆっくりと圧力をかけていきます。
 ヌルリ
『え? 』
 柔軟なピンク色のすぼまりは、むしろ、私が驚くほどあっさりと呑み込んだのです。
『指でほぐしたおかげなのか? それとも…… 』
 前彼を受け入れた日々から、こんなに長い月日がたっているのに、私の怒張を、こうまであっさりと受け入れるアナル。
 たった二月の間に、そんなに仕込まれてしまったのかと考えてしまうと愕然とするしかありません。
 そのくせ、妻の身体に刻まれた、明確な「前の男に刻まれた跡」を見つけた気がして、私の怒張はいつもよりも一際、硬くなってしまいます。
『それにしても、全然違うんだな。この根本なんて、輪ゴムでも入ってるみたいだ』
 初めてのアナルでしたが、膣とこんなにも違うものかと、唖然としていました。
 侵入すべきすぼまりの締まりは、膣にはあり得ない強烈な締め付けなのですが、そのくせ、まるで太めの輪ゴムで締め付けられている感じなのです。
 入り込んだ直腸の中は、柔らかな感触が当たるだけ。
『これだったら膣の方が、気持ちよさは上だよな…… 』
 正直に言えば、強烈な締まりを持つ妻の美肉の方が、気持ちよさは数段上です。しかし、他の男に犯された場所を、貫いているのだと思うと、その快感は脳髄を強烈に突き上げてくるのです。
 クリームを塗りたくったその場所は、思ったよりも数段、滑らかに迎え入れてくれます。しかも括約筋は、経験したことのないホドの強い締め付けです。
「ああぁあ、あうぅ、うぅう」
 そして、妻の反応も違っていました。
 快感と言うべきなのでしょうか。呻くような声を上げて、全てを委ねたまま、ひたすら口で息をしています。
「んっ、あはう、はう、ふうん、はう、ふううぅうう」
 聞いたこともないようなネットリとした声は、妻がいつもと全く違った快感を受け入れているのだと思わせるに十分です。
 次第に、速度上げていきました。
「あぁう、あなた、んっ、んっ、良いの、大丈夫だから、私、もっとしても大丈夫だから、ああぁ、もっと、あぁ、あっ、あうっ、い、いいっ! 」
 背中に回された手は、もっと激しくするのをねだるかのように、激しく、私の背中を動き回ります。
『何だよ、これ、前から、トロトロと出てくるじゃん』
 美肉からは溢れてくる秘液が後ろに流れ出してきて、侵入する怒張に絡んでくるのです。
 いつのまにか、私の動きは遠慮もためらいも、一切が無くなっていました。
「あぁ、あっ、あっ、あふうう! ああん、や、焼けちゃう! 熱いの! あなた! 」
 こんなに積極的に快感を訴える妻も久しぶりでした。いえ「熱い」というセリフは、初めてです。
『後ろが、こんなに感じのは、天性なのか、それとも、黒田クンの記憶が感じさせているのか…… 』
 今、妻の中に入っているというのに、かつてこうして入れていたであろう黒田クンのことを考えると、狂いそうなまでに嫉妬が生まれ、乱暴なほどの腰遣いを加速します。
 膝立ちで、腰を使う私に、しがみついてくる手は、快感を訴えて蠢いていました。
「ああああ! あなたぁあ! お願い! 」
 一気にオーガズムに向かうのが分かりました。
 そして、初めて見る妻の肛虐オーガズムの気配は、射精中枢のスイッチを簡単に入れてしまうのです。
「あっ、あっ、あなた! あああふぅうう! い、いく、いくうう! 」
「うっ」
 ドクン、ドクン、ドクン
さっき出したばかりとは思えないほどの大量に射精している自分に驚きます。
 そして、尻でイッた妻は、強烈な力で私に抱きついてきた後、ガクンと身体を崩しました。
 そして、反射的な不随意筋の収斂は、力をわずかに失った怒張を簡単に吐き出してしまいます。
 ハア、ハア、ハア
 言葉通り、汚物は全く付いていません。
 腰が抜けてしまったように、私は後ろに尻餅をついてしまいます。
 ソファから妻が身体を起こすまでに五分ほどもかかったでしょうか。
 物憂げにも見える動きで身を起こすと、妻は「来て」と私をバスルームへと誘いました。 スッと私の前に跪くと、力を失った怒張にソープを泡立てて洗い始めました。
 その一心不乱な動きを私はじっと見つめたまま、しばし言葉を忘れています。
 今出したばかりの、そして、初めて、妻の肛穴でのオーガズムを目撃した私には、妻が何を言い出すのか、待つ余裕が生まれていました。
 ザッーっとシャワーで洗い直した後、まるで「綺麗にしました」と言わんばかりに、再び私のモノをパクッと咥えます。
 ネットリと舌を遣う妻を見下ろしながら「こんなことまで仕込まれていたのか」という気持ちが複雑に蠢きます。
 その内心を知ってか知らずか、喉まで受け入れてから、ヌルッと抜き出して、私を見上げて正座します。
「ね…… 」
「ん? 」
「怒らないって約束、まだ覚えてますか? 」
「もちろんだよ。ん? まだ、何か喋ってないことでも? 」
「あの、その、あのぉ、した後のことなのですが…… 」
「こうやって、洗ってから、また舐める以外に、何かやってた? 」
 その瞬間、自分が見せてしまった「男の影」に気付いて、わずかに頬をゆがめますが、妻の決心はそこを乗り越えていたのです。
「本当に、嫌いにならない? 」
 妻の目には決意と、そして、どうしようもない淫惑の光が浮かんでいます。
「絶対に嫌いにならない。約束する」
「分かりました。本当ですよね? 」
 それでも不安そうにするのは、よほどの秘密があるのでしょうか? 
 跪いた身体を、私の身体に寄せてきます。
「あなた。このまま、オシッコして」
「ええ? 」
「尿道に、菌が入ってしまわないように、オシッコしなきゃイケないんだって。だから、いっつも、オシッコのお手伝いをしたの」
 こうして、と言いながら、元気を喪っている私のモノを、両手で包み込むように、そっと持ち上げます。
 真っ正面にしゃがんでいるのです。
『出してって、おい、これじゃかかっちまう』
 ためらう私を見上げる瞳に浮かぶ決意は、動きません。
「出して。このまま、かけてくれて良いの」
『まさか、いっつも、この位置だったのか? 』
 ゴクリと唾を飲み込んだ私は、静かに尋ねます。
「いっつも、彼はかけてたの? 」
「うん。飲めって言われたけど、それはできなくって、よく、叱られてしまいました」
 どうやら、黒田クンは本物の変態なのかもしれません。
『クソッ、オレの美由紀に、小便をかけやがったのかよ。おれもしたことないのに…… クソ、こうなったら、オレだってかけるしかないだろ』
 まだ見ぬ、過去の「黒田クン」に猛烈な嫉妬とライバル心が生まれる私は、本気で、美由紀にかけようと思います。
『あれ? で、出ない? そんなはずが…… 』
 尿意はあるのです。
 しかし、いくらいきんでも、いざ目の前に人がいると、しかも、わざと「人にかけよう」とすると、なかなか出るものでもないのです。
 しかし、妻の表情は、陶酔する何かを宿らせて、一心に先端だけを見つめていました。
 根気強くと言うよりも、断固として「出るまで待つ」と言いたげな妻のおかげか、やっと出そうになります。
「出るよ」
「出して」
 チョロ、チョロ、チョロ
 その瞬間、妻は身体を寄せました。
豊かな胸を、黄みがかった液体が汚していきます。
 その中で、
「あぁあ、温かい」
 その時、ふと目を上げた妻は「ね? あなたも」と良いながら、泣きそうな目をしています。
「どうした? 」
「あなたも飲ませたいの? 私に」
 そう言われるまで、私にそのつもりは全くありませんでした。黒田クンが「飲ませたがっていた」とは聞いても、私は「そんなに変態だったのかよ」と思っただけです。
 しかし、見上げてくる瞳には「飲んだら喜んでくれるはず」という妻の思いが、明らかに、込められています。
「もちろんだよ。黒田クンのは飲めなかったんだろ? 飲め」
「ああぁ、はい。あなた」
 ツッと寄せた顔。
 半ば、膀胱の中身を出し切ってしまいそうな先端に、妻の唇は広げられます。
「え? 」
 ためらいを一切消して、妻の唇は亀頭を覆うと、細い喉は、コク、コク、コクッと放出されたモノを飲み下したのです。
 それは、量としてはホンのわずかなものだったのかもしれません。しかし、最後の一滴まで絞り出そうとする唇の動きは、確かに、私に捧げられた動きだったのです。
 コクっと、最後の一滴を飲み干した妻は、そのまま腰に取りすがるようにしてこちらを見上げてきました。
 その目に、もしも「得意げ」な姿が見えたら、また違ったのかもしれませんが、パッチリとした瞳に浮かんでいたのは「献身の陶酔」とも呼ぶべき姿です。
 私は、茫然としながら、ようやく声をこぼします。
「今、飲めなかったって言ったのに」
「えぇ。初めてです。飲んだのは」
「いっつもオシッコをかけられて平気だったの」
 ゆっくりと瞬きを一つした後、コクッと頷く妻。
「平気って言うかね」
 またもや怒張を「あむっ」と頬張って、根本まで飲み込んでから、チュポンと抜き出します。
「なんか、嬉しかったのかもしれない」
「嬉しかった? 」
「うん、上手く言えないんだけど、なんか、あぁ、私、こんなことまでしちゃってるって」
 それは、真面目で、素直な妻の内心に巣くっている「被虐」の快楽だったのかもしれません。妻は、かけられる度に、濡れてしまう自分に気付いていたのです。
「でも、一つだけ、不満だったわ」
「なにが? 」
「だって、自分から、かけているクセに、私がちゃんとシャワーして歯を磨かないと、絶対にキスしてくれなかったんだもの」
「ん? 」
「だって、ズルいわよね。自分でしたくせに。もう、ホント、かけられるのは嫌じゃないけど、その後よ」
 ちょっと唇を尖らせて「お前はバッチイみたいに言われたみたいで、さ」と、今晩始めてみせる笑顔。
「あれだけは、ズルイって思ってたもん」
 何だかヒドく幼い口調になっています。
 恐らく、私のモノを飲めたことで、一つの贖罪を終わらせられたのだという安心感が、そこにはあったハズです。
 しかし、頭の良いはずの妻も、時に天然系の本性を見せる時があり、今も、この「ホッ」という安心が口を滑らせたのだと思います。
 私は、ねぇ、と妻に笑いかけたのです。
「飲めなかった、って言ったじゃん? 」
「えぇ。どうしても、飲めなかったの。あなたのなら、あんなに簡単に飲めたのに」
 まるで、子猫の表情。
 愛情を込めた目で見上げながら「あなたへの愛情が深いから飲めるの。ねぇ、褒めて」と、ニコニコとしています。
 私は、まだ気付いてない妻に、ニヤニヤ笑いを返すと、妻は小さく小首をかしげました。
「あのさ、終わった後、シャワーして、歯を磨かないと、キスしてくれないのは本当のこと? 」
「ええ。もちろんよ。ウソをつかない約束だもの。終わった後、しっかり体中を磨いて、歯を磨いている時が、いっつも、ちょっと惨めだったの」
「ね、飲まなかったんなら、なんで、歯を磨くんだろ? 」
 ニヤニヤとする私の表情を見て、小さく「あっ」と声を上げた妻は「失敗しちゃった! 」の表情。
 いきなり私に抱きついてきます。
「あぁ、違うの、違うの、ね、本当なの、飲めなかったのは本当なのよ」
「じゃあ、何で、歯を磨くのかなあ〜 」
「だ、だって飲めなかったけど、お口に受けるまでは…… 」
 真っ赤になった妻は、口に手を当てて、いやあんと、恥ずかしがったのは、いったい何でなのか。 
 気が付けば、そんな妻に、いや、妻の口までも穢していた黒田クンとの記憶に、怒張はこれ以上ないほどいきり立っていました。
「さ、そっちに掴まって」
 風呂の縁に掴まらせて、腰を突き出させます。
 なぜか、少しも触ってなかった秘部は、ドロドロに濡れています。
「あああ! 」
 いきなり、奥まで貫くと、妻の声は浴室に響き渡ります。
『こりゃ、朝までかかりそうだな』
 ゆっくりと腰を使いながら、終わりのない欲望を妻に打ち付けていました。
 






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