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| SOS 〜喪われた教室〜 |
優太が音楽室でエッチにいそしんでいたちょうどその頃、扉の中では、美久が、まさに、後ろを犯されてようとしていた。
「やめて、おねがい」
美久の切なげな声は、後ろの異様な感覚のせいで、囁くような大きさにしかならない。
犯そうとするオトコにとっては、それは、妨げになるより、意欲をかえってかき立てられて当然の声だった。
弾けそうなほど硬くなった怒張を、ワセリンでヌルヌルになったすみれ色の蕾に、ぐいぐいと押しつけ、少しひいては、また、ヌルリと押し込むことを繰り返していた。
美久は懸命に力を入れて防ごうとするが、ヌルヌルと滑る先端は、既に、胎内にめり込み始めているのを、思い知らされてしまう。
それが痛いのならともかく、ヌルヌルとうごめく感覚が何とも言いようのない妖しい感覚を呼び起こしてくるから、美久にとっては、たまらない。
「無理に力を入れると、ケツの穴は裂けちまうぞ。そうなれば、一生ウンコ漏らしのケツになる、それでも良いのか?」
ピリッという痛みをウケながらの脅しだ。
初めての体験を強制されていれば、それをウソだと簡単に思えるわけもない。
『あう、いやあ、はいっちゃうぅ』
力を抜けば、さらに深く入ってくるのは目に見えている。
かといって、力を入れれば、無理矢理に、そこは引き延ばされてしまう。
だが、締め付けても、ヌルヌルにされた粘膜は、侵入者の硬さの方が勝っているから、止まらない。
『ダメ、止められないぃ、そんなぁ、いやぁ』
そうなれば、無理矢理締め付けているところに入られるのは痛みが強くなる。
一生漏らし続け、という脅しは、理屈よりも生理的な恐怖が先に立って抵抗できなくさせるのだ。
そのうえ、力さえ抜けば、痛みがそれほど無いのが、美久に「どうしても」という抵抗をさせないのだ。
ほれっと、さらに尻孔にグッと押し込む圧力を感じると、切れてしまうという恐怖から逃れるために、美久は言うことを聞かざるをえなかった。
「よしよし。そうやって口で息を吸え」
金魚のように口を開けて息を吸った。
力を抜けば、痛みが少ないのだ。
「さ、力を抜きながら、息を口から吐く」
「はあ〜」
息を口から吐き出した瞬間、メリっと美久の胎内で音がした気がした。
あり得ない場所に、あり得ない感触。
『あ〜 入って、くるぅ、いやあ』
美久の尻孔に巨大なモノが半ばまでめり込んでいた。
「おぉ、一発でセイコウカか。こいつはスゴい、さすがに女子高生は柔らかい」
「あぁ、やめて、気持ち悪くて、とって、とってください」
まだ短い美久の人生で、初めて、肛門から何かを入れるというあり得ないタイケンをしているのだ。
おぞましさに、美久の背中がぞくぞくしてしまう。
総毛立つというのはこのことかとも思う。
そう、おぞましくて、背中がぞくぞくしてしまう…
『え?なんなのこれ。背中が、ううん、お尻の方からお腹が、あぁ、ヘンになっちゃいそう。そんなあ』
そうなのだ。
しっかり尻孔が広げられ、じりじりと何かが、といっても先生のペニスに決まっているのだが、肛門の粘膜をこすり立ててくると、その度に、腰から背中に何かがビンビン伝わってくる。
『あぁ、いやあ、くすぐったい、ううん、それとは違う、気持ちいい?ううん、違うわ、私、こんなヘンなところで気持ちよくなったりしないもの、違うモン、違うモン』
アナルと言う言葉は知らなくても、読書好きの美久だ。「ヘンな人たち」が、こっちを使ってセックスするのも、おぼろげながら知っていた。
でも、そう言うことをするのは変態さんでしょと単純に思っていただけだった。
まさか、自分がそんなことをされるなんて思っても見なくて当然だった。
まして、普通の女の子が、嫌、よりによって自分が、そんなところでオトコを受け入れて、痛み以外を感じてしまうなんて思いも寄らないことだ。
それなのに、今、身体にゾクゾクとこみ上げてくる、この感じは何でだろう。
「あぁ、やめて、先生。気持ちが悪くて、あぁ、あう、やめてぇ」
ヌルヌルと、尻穴に深く入ってくるのを感じていた。
「おぉ、なかなか色っぽい声を出すなあ。そうか、横山は、感じてるのか。ほら、これで、一番太いところも、とっくに入ってるぞ。あとはヨガってもらうだけだな」
「あぁ、感じてなんか、感じるわけ、ない。気持ちが悪くて、あうぅ。お願い、とって、あん、入れないで、あぁ、もう、入ってきちゃ、いやあ。やめてぇ」
「お、良いぞ、もう少し、よし、もうちょい、よし、入ったぞ。全部だ。横山、これでおまえのアナル処女は俺が貰った!」
アナル処女などという言葉も知らないが「処女」という言葉に、美久は反応してしまう。
「いやぁ」
首を振っても、尻孔の異物感は変わらない。
いや、少しずつ、出入りする動きを繰り返し始めているのを、目の前が真っ暗になる気持ちで感じていたのだ。
その絶望的な気持ちのはずの自分が、尻穴をヌルヌルと動くモノから、痛み以外の妖しい何かを感じ取ってしまうのを、美久は、拒否したかった。
「あぁ、もう十分。もう、お願い、やめてください、恥ずかしくて。あぁ、それに、気持ち悪いんです、これ、ああぁ、いやあ」
「そうかあ、けっこう色っぽい声を出すなあ、横山。まさか、学年トップの才媛が、アナル感覚の持ち主とはね。ほら、どうだ、こうやってゆっくり」
「ああぁ、何、何なの、やめてぇ、ヘンになっちゃうから。こんなのいやああ!」
怪しいカンカクは、既にはっきりと、イケナイ感覚に姿を変えていた。
ゆっくりとしたピストン運動だった。
特に抜く方向に動く瞬間、そのまま、腰が自分からもっていかれそうな、そんな感覚と一緒に、感じたことのないようなゾクゾクした感じがずきーんと背中を貫いてしまう。
女の子の部分と違って、濡れないはずのそこだが、ワセリンとか言うもののせいでヌルヌルとしている。
そのせいなのか、痛みさえ、もはや感じなくなってしまった。
いや、わけのわからぬながらも、今入れられていないはずの子宮に響くような快感は、祐太にされた、あの時の快感と似ていたのだ。
『このままじゃ、あぁ、だめ、ヘンになっちゃう。そんなの変態よ。お尻で男の人と。それでヘンになっちゃったら』
祐太と二度と顔を合わせられないと思った。
懸命に祐太の顔を思い出して、自分を抑えようと思った。
それなのに、なぜだか、不意に、さっき祐太のものを口にした感触を先に思い出してしまった。
『あの時、祐太さんが、私の口の中に』
祐太の精液が口に広がる感触がイメージで広がる瞬間だった、突然、さっき、瓜子に、口に出されたイメージが浮かび上がって、重なってしまった。
『あ、あぁ、ダメよ、思い出したくない、祐太さんの、あう、ダメ、あの匂いが』
美久の鼻腔は、オトコの精液の匂いを確かに思い出していた。それが祐太のものなのか、瓜子のものなのか。
「あぁ、違う、違うの、あう、お尻が、もう、あう、燃え上がっちゃう、熱い!ああん、ヘンになっちゃうよぉ。あぁ助けて 、あ、あう、あ」
いつの間にか、美久はソプラノの声で叫んでいた。
「よし、ほら、横山ほら、逝け、逝くんだ。よし、ほら、ほら、出すぞ」
尻の孔に突き入れられる動きが激しくなっていた。
「あぁ、あ、ダメ、コワれちゃう、あう、あ、あ、ヘンになるぅ、あ、逝く、いっちゃう!」
何か白いものが、身体の中でスパークしていた。
尻孔を我が物顔で占領している怒張が一瞬、大きくなった気がしたと思うと、グッと一番深くまで入れられたのだ。
ビクンビクンビクン。
自分の腸の中で、太いモノが跳ねるように動く。尻をつかんでいる手に、グッと力がはいって、逃げようもないなかに、目一杯押し込まれていた。
『出てる』
さっき、口の中でこれが爆ぜたのを、思い浮かべてしまう。比べたくはなくても、あの体験を重ねないわけにもいかない。
身体の中に、あの生臭い液体が吐き出されているのだ。
今、この瞬間、
あり得ない場所に、オトコのエキスが注ぎ込まれているのを美久は感じていた。
『あぁ、私、男の人と、しちゃった。祐太さん、ごめんなさい』
激しい後悔と、悲しみが心をつまらせる。
そのうえ、初めての尻孔を犯されたというのに、たっぷりと感じてしまった自分が悲しい。
そのくせ、どうしようもない悲しみとは裏腹に、快感が、まだ、身体中を火照らせ、痺れたように動けない。
どうしようもない哀しみに、美久の白い頬を伝った涙が、ポタポタと実験台のメラニン板に黒い染みを作っていた。
「あっ」
ズルッと、抜ける感覚のおぞましい快感に、美久の口から思わず声が漏れる。
処女の尻孔に欲望を放って満足した瓜子の欲望は、急速にしぼんでしまった。
柔らかくなったものを、強烈な括約筋が、チュルッと押し出した。
「け、もう、吐き出されちまったな。しかし、まだまだ、おまえの前もいただく時間は残ってるみたいだぜ」
「え?あん、いやっ!」
ちょんと指先でつつかれたクリトリスに反応してしまった自分が恥ずかしかった。
おぞましくて、恥ずかしい非道を働いてきた相手に、敏感に反応してしまうなんて。
自分が許せない。
「あん!」
だけど、甘い声をこらえられない。
イッたばかりの身体には、ちょっとしたイタズラのような戯れでも敏感すぎるほどに反応してしまうのだ。
つん、つん、つん。
「あん、あん、あん」
指先がからかうように美久のクリトリスをつつく度に、まるで操られるように美久のソプラノが響いてしまう。
まるで瓜子が楽器を奏でているようなモノだ。
「あん、あっ、あっ、だ、あん、あああ」
クリをつつき、くっきりと尖りきった乳首をつつかれ、こねくられ、いつの間にかヌルヌルに濡れてしまった秘部を、ぐにゅりとかき回される。
その度に、違う声が出てしまうのだ。
「ちょっとまってろよぉ、すぐにやってやるからな。な〜に、おまえがスケベな声を出せば、あっというまだ。ほれ、ほれ、ほれ、どうだ、ほれ」
「あん、いや、あん、だめぇ、あん、あん、あん、だめぇ、ああぁ、やめてぇ、いやあ、あうぅ、あうう、いやあ、だめぇ、あううう!」
「ヘン、乳首だって、とんがってるし、オ○○コだって、ヌルヌルのくせによ。たっぷりといやらしくなってやがる、へへぇ、スケベな身体だな」
瓜子がおもしろがって、美久の乳首をつつき、クリトリスをつつき、処女の谷間をチョロチョロと指先で弄り回してくる。
「あん、いやあ、うそぉ、うそだもん、いやらしくなんて、あん!」
ついさっき、イッてしまった身体が恨めしい。
この理科室に連れ込まれてから、何度イカされたのか、もう自分でもわからなくなっていたが、そのたびに、「もうイヤ」って思うのに、次はもっと感じてしまうのだ。
今だって、さっきイッってしまった身体が、勝手にどんどん甘い電流を身体に流してくる。
嫌で嫌でたまらないのに、身体が勝手に感じてしまう。
「ああん、いやぁ」
嫌なのに、身体が勝手に濡れてしまう。
嫌なのに、勝手に口から甘い声が漏れてしまう。
自分がこんなに淫らな身体だったのを美久は、初めて知った。
瓜子の指が集中的に、小さなクリトリスに集中し始めた。
左手は、膨らみかけの胸をサラサラと撫でながら、指先で乳首を責め立ててくる。
「ああ、だめぇ。あん、あん、いやあ、あああ!」
身体がヒクンとはねる。
ピンク色のもやがかかって、そこを白い稲妻が、切り裂こうとしてる。
ヒクン、ヒクン、ヒクン。
『だめ、このままじゃ、だめぇ、やめて、いっちゃいそう、あ、また、いっちゃい……』
小さな尻が、はねるように動いてしまうのを、美久自身は気がつかない。 しかし、瓜子は冷静だった。
「あん、ああ、あ、あ、あ、あ、ま、また、いや、やめて、あ…… え?え?え? ああぁ、いやああ!」
あと、ホンの数秒、クリトリスを撫でれば逝ってしまう、その瞬間、指を離したのだ。
いくら相手がおぞましい相手でも、粋そうになった女体は正直に、快感を欲してしまうのも当然なのだ。
怖気を奮って拒否したかったはずのせめに、美久の「嫌」は、さっきまでとは逆の意味だったのだ。
「へへへ、どうした?嫌なんじゃないのか?イヤだと言うから、やめてやったんだ、感謝してもらおうか」
ニヤニヤとのぞき込んでくる瓜子の顔を見返す美久の瞳は、嫌悪よりも、潤んだ情感だけが、浮かんでいた。

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