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『日本のクレオパトラ』あらすじ
大鳥沙也香は美人の推理作家だ。彼女のもとにある依頼が舞い込んできた。
それは少し前に亡くなった古代史学者の水島教授の最後の研究成果を突き止めてほしいというものだった。
依頼主は教授の妻で、彼女がいうには、教授の死を警察では自殺だと断定したが、ほんとうは殺されたのだという。
彼女は夫の研究成果を突き止めて、それを小説の形にして世間に公表してほしいと依頼してきたのだ。
 教授の研究というのは、神功皇后伝説の真相を解明したものらしい。
神功皇后説話は、七世紀に実在した人物の史実を書いたものだと推測していたようだ。
沙也香は水島教授の講義を受けたことがあるという大学講師、堂本隆則とともに教授の研究を追うことにした。
やがて彼らは神功皇后とは、天武天皇の母親、宝皇女であるという結論に達する。
またアマテラスオオミカミの説話も彼女の実像を描いたものだということもわかってきた。
だが神功皇后の夫、仲哀天皇の正体がどうしてもわからない。
しかしやがて仲哀天皇が誰のことか判明し、沙也香は古代史の真相をエッセイにして発表した。
すると沙也香は古代史学者に名誉棄損で訴えられた。著作の中で学者の名誉を棄損しているというのだ。
両者は裁判所で状況を訊かれ、その結果、訴状は却下された。
しかし沙也香たちは、公開討論の場で決着をつけようともちかける。
こうしてTV番組で、学者相手のパネルディスカッションが行われることになった。
テーマは「実在した日本のクレオパトラ」とされた。
このパネルディスカッションで、沙也香は真実の古代史を再現した小説を書き、それにもとづいて討論が行われた。
沙也香の書いた小説は、だれもが予想もしないものだった。だから学者はまったく反論できない。
彼女は次々と真実の「日本国誕生物語」をくりひろげてゆく。
 そのいっぽうで沙也香は、水島教授がどのようにして殺されたのか、誰が殺人に手を貸したのかを突き止めた。

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『日本のクレオパトラ』目次
第1章 疑惑
第2章 神功皇后の足跡
第3章 新羅から舞い降りてきた女神
第4章 対決
第5章 古代史裁判
第6章 クレオパトラ新羅へ渡る
第7章 日本国誕生の真相
あとがきにかえて
おもな参考文献・参考資料