〜番外編・兄と妹〜 02


  櫻子の戸惑いを抑え込むように、雅弥は秘芯を舌先で突く。
 その度に櫻子の潤んだ唇から、中学生らしい可愛らしい喘ぎが漏れる。
 軽く歯が当てられ、雅弥の薄い唇つまむように咥えられきゅっと引っ張られた時、櫻子の中で何かがはじけた。


「あぁんっ! ……は……あ……」

  がくがくと腰を痙攣させて瞳を見開いた櫻子の中から、とろりと蜜が滴り落ちる。
    それを確認した雅弥は、見る物の心を掴んで離さないほど妖艶な笑みを零した。


「ああ、イったんだな櫻子。可愛いよ……」

 そうため息交じりに呟かれ、櫻子の顔がさっと朱に染まる。

「やあだぁ……可愛くなんか……」

 嫌々をするように涙目で首を振る妹を、兄は何度も可愛いと言って慰める。
 達したばかりでひくひくと引くつく膣口の縁を、雅弥は舌の先でぐるりと辿る。


「分かるかい? ここに私のものを受け入れているんだ」

 何度も抱かれ知っている筈なのに、雅弥は初めて抱くように優しくそう教える。

「そんなとこ、舐めちゃいや……」

 掌で顔を覆ってくの字に身を捩る櫻子を、雅弥は焦らず撫で擦る。

「どうして? とても可愛いのに……お願いだ、櫻子。お兄ちゃんにここを舐めさせて?」

 長い黒髪を優しく梳かれ、その刺激だけでも櫻子の背中にぞくりとした刺激が走る。

「本当に? ……櫻子、可愛い……?」

 恐る恐る指の間から聞いてくる櫻子に、雅弥は頷く。

「ああ、どこもかしこも、可愛すぎて食べてしまいたいくらいだ」

 うっとりとそう言われ、櫻子の強張って閉じられていた両足が緩む。
 それを見逃がさずに雅弥はまた足を割り開いた。
 そこは既に潤みきって、花火の光と星々の小さな光を反射していた。
 いつもなら強引に舐めて唾液で濡らさせるか、それでも駄目なときはローションを使って挿入していた秘所の今の嬉しい反応に、雅弥の頬が緩む。

「ああ、やっぱり可愛いよ、櫻子……」

 そう言うと、雅弥はまだ小さな秘所全体を、舌の全で覆うように蓋をし、舌全体で撫でる。

「ああ……あん……あぁん……! それ、おかしくなっちゃう……」

 敏感な秘芯と秘所すべてに与えられるぬるぬるとした刺激に、櫻子は瞼を閉じる。
 瞼の裏は充血しているのか炎が燃える様に真っ赤に見えた。
 つぷりと秘所に指が入れられる感触がする。
 それがぬるぬるになった自分の中を易々と入っていくのが、櫻子にも分かった。
 いつも強引に埋め込まれるそれとは違い、充血した膣壁を撫でられる感覚に櫻子の腰が揺れる。
 二本に増やされた指は、櫻子のいいところを探すように注意深く中を辿って出入りする。
 背中側のとある箇所を指で擦られた時、櫻子が瞳を開いた。

「やあ……そこ、なんか……やぁ……っ!!」

「ああ、櫻子は後ろが気持ちいいんだな……」

 やっと見つけたそこを雅弥は入念に辿る。
 クリを舐め上げそこをさすると、櫻子は簡単に達してしまった。
 いつも中に入れられても何も感じなかった櫻子は、それだけで混乱してしまう。

「さ、櫻子……変なの……? こんなとこが気持ちいいなんて、変なの……?」

 苦痛しか感じていなかったそこに感じた全てをもっていかれそうなその快楽に、櫻子は戸惑う。

「おかしくなんかない、それがセックスなんだ」

 雅弥はそう言いながら、櫻子の全身にキスを降らせる。
 その刺激だけで櫻子の小さな体はびくびくと震えた。


「入れていいか……?」

 気遣わしげに髪を撫でた雅弥の顔は、切なそうだった。
 そろりとその下半身を覗くと、それはこれ以上ない程反り返って腹に付いていた。

「………っ!」

 いつも以上に大きなそれに、雅弥も興奮しているのだと分かった櫻子は言葉にならずこくんと頷く。

「優しくする、櫻子」

 雅弥はそう言っておでこにキスを落とすと、自分の雄を持って秘所にあてがった。
 それだけの刺激で櫻子の膣口が吸い付くようにぴったりと張り付く。


 ぬちゃ。  いやらしい音を立てて雅弥のそれが埋め込まれていく。
 圧倒的な質量に櫻子の上半身が反り返る。


「櫻子、深呼吸して……」

 雅弥のその指示に櫻子は必死に深呼吸を繰り返す。
 するときちきちだった秘所が少し緩み、雅弥の全てを受け入れた。
 はーはーときつそうに肩でする櫻子だったが、与えられたのは中からの圧迫による苦しさだけで、いつもの様な痛みは全くなかった。


「お兄様……いつもよりおっきくて……苦しい……」

 途切れ途切れにそう訴える櫻子に答えるよう、雅弥は秘芯を指先で潰す。
 すると苦しいだけのその刺激が、腰がむず痒いようなものに変化する。
 その感覚に櫻子の中がゆるゆると動き始め、雅弥のものを擦り上げで行く。


「ああ……櫻子の中は熱くてトロトロで、暴かずにはいられない」

 雅弥は熱く潤んだ瞳でそう言うと、少しずつ出し入れを繰り返す。
花火ののろしの様に、どこまでも追い上げられていく快感。
 埋め込まれたそれは花火の大音量までも伝え、お腹に響く。


「ああん……! 花火……ひゃうん……」

「ああ、花火が響くな……」

 雅弥はそう言うと、繋がったまま櫻子の上半身を抱き上げる。
 膝の上に乗せられた櫻子は、さらに深く雅弥を受け入れそれだけでおかしくなってしまいそうなほど良かった。


「はあ……あぁ……」

「見て、櫻子……花火、綺麗だよ」

 雅弥はそう言って櫻子の顎を持ち上げるが、最奥を突かれていきそうに身悶えしている櫻子はそれどころではなかった。

「お兄様ぁ……奥……奥がぁ……!」

 もはや涙でぐちょぐちょになった顔で、小さな櫻子は押し寄せる快感の波と戦っていた。

「可愛い……櫻子」

 雅弥は意地悪をするように、櫻子の腰を少し持ち上げる。

「やあ! 奥……おく、ほしいのぉ……」

 我慢できなくなってそう叫んだ櫻子に「ああ、そんな事をおねだりされたら、私も達してしまいそうだ」と雅弥が耳元で囁く。
 そして待ちわびたもので子宮をごつごつと突かれた時、櫻子はあまりの刺激に叫ぶと同時に意識を手放してしまった。


 



 花火が最後の見せ場、スターマインを打ち上げ終わり、辺りに波の音しかしなくなった頃、抱かれたままの櫻子がゆっくりと意識を取り戻した。
 下半身にまだ兄のそれを咥えたまま自分に、櫻子は真っ赤になる。


「お、お兄様は……? 櫻子じゃ、気持ち良くない……?」

 まだ一度も達していない雅弥に、櫻子は不安そうに眉根を寄せる。

「櫻子の中が気持ち良すぎて、いくのがもったいなさ過ぎたんだ」

 そう余裕そうに呟いた雅弥を、櫻子がその大きな漆黒の瞳で睨む。

「何で睨むの?」

「……私ばっかり狡い……お兄様の恥ずかしいところ、私も見たいの……」

 頬を膨らませた妹に、雅弥は破顔する。

「じゃあお言葉に甘えていかせてもらうよ……でも櫻子の方が先にダウンすると思うけれど……」

 雅弥はそう言って悪戯っぽく笑うと、膝に抱きかかえた妹を片手で支え下から突き上げ、もう片方の手で秘芯を辿る。

「きゃあ……!」

 あまりの刺激に櫻子の背中が反る。
 と同時に櫻子の中がぎゅうぎゅうと雅弥を締め付け、その苦しさに雅弥の顔が歪む。


「ああ、良過ぎるよ、櫻子!」

 その後散々いかされた櫻子は自分に与えられる快楽を受け止めるだけで精一杯で、雅弥の「恥ずかしいところ」を見ることは出来なかった。  










戻る 前へ