欲望の行末 〜番外編〜 01








★番外編です★

 アンドロイドだからこんな力技も……なんて(笑)

 時系列的には、初めてした日の翌日です。

★本文★



「もう、よろしいのですか?」

   夕食時。

 あまり食が進まず箸をおいてしまった絢に、祐二が確認する。
 華奢な割にいつもたくさん食べる絢なので、体調でも悪いのかと心配になってしまう。


「う、うん……なんか……」

「はい?」

「胸がいっぱい……て言うのかな……入んない。ごめんね、こんなに残しちゃって……」

 絢は半分ほど残してしまった食事に、すまなさそうに首をすくめる。
 その仕草に、祐二の目元が緩む。


「いえ、お気になさらず。お風呂の用意ができておりますので、入られてはいかがですか? すっきりすると思いますよ」

「うん……そうしようかな」

 そう言って椅子を引いて立ち上がろうとした絢を制し、祐二が椅子を引いてくれる。

「ありがとう」

 礼を言って顔を上げると絢のすぐ目の前には、祐二の整った顔があった。
 咄嗟に絢は顔をそむけて小走りで浴室へと向かう。


「絢様?」

 背中に祐二の声がかけられたが、絢は真っ赤になった顔を見られるのが嫌で、聞こえないふりをして浴室の扉を閉めた。
 扉に凭れ掛かった絢は、はぁ〜と深い息を吐き出す。


(食欲なんて出るはずないじゃん! 昨日、あ、あんなことしちゃったのに――!!)

 絢は昨日の夜のことを思い出して、さらに頬を染める。
 夜伽(よとぎ)と称して行われた、絢の快感を呼び起こすためだけのセックス。
 「優しくする」と言った祐二はゆっくりと時間をかけて絢の気持ちいところを探ってくれた。
 それは優しすぎるくらいで、絢は気が付くと最後には「もっともっと」とはしたないお願いをしていたくらいだ。


 昨日の快楽を思い出した体が熱くなり、こぷりとはしたなく蜜を滴らせる。
 焦った絢は扉から体を起こすと急いで服を脱ぎ、浴室のドアを開けた。


 広い浴室の鏡に、細い絢の体が映し出される。
 蒸気で曇った鏡の中の絢は、知らず知らず秘所に指を這わせていた。
 ぬるりとした粘着質のものが指に触れる。
 ここに昨日祐二を受け入れたのだと思うと、さらに蜜があふれ出した。


「んっ……」

   駄目だと思うのに、指はそのままゆっくりと秘芯へと向かう。
 その突起に触れそうになった時―-。
 ガチャリ。
 突然開かれたドアに慌てて振り返ると、そこには何も纏っていない祐二が立っていた。


「な――っ!?」

 あまりのことに絶句した絢に、祐二は悲しそうな顔で話しかける。

「絢様、私がおりますのに、どうしてご自分で慰めようとされるのです?」

(な、何言って……っ!?)

 口をパクパクさせて言葉にできない絢に、祐二は胸を張って続ける。

「食事中、絢様の呼気の中にノルアドレナリンと女性ホルモンを多数感知いたしました。これは性的に興奮なさっているのだと思いお風呂を進めたのですが、まさか自慰をなさるとは思いませんで、勝手に入らさせていただきました」

   (な――っ! 何もんよあんたっ!?)

 アンドロイドの未知数の機能を、絢は胸の中で突っ込むしかない。

 祐二の視線がまったく無防備な絢の体を、舐め回すように辿る。
 その時初めてあられもない格好であることを自覚した絢は、目の前のバスジェルで泡立たせた浴槽に飛び込んだ。


「で、で……っ」

 出て行ってと言おうとして混乱してどもる絢に、祐二が首をかしげる。

「どうされました? さあ一緒に入りましょうね。お背中をお流しいたします。もちろんその後は――」

 そういって意味ありげに嗤った祐二に、絢はひきつることしかできなかった。







「やあ……そんな……そんなふうに、触らないで……!!」

   浴槽の中で後ろから抱きしめられた絢は、その胸を祐二にやわやわとあやされるように揉みしだかれていた。

「泡のにゅるにゅるが絢様の胸の柔らかさをより引き立たせて、とても気持ちいいですよ」

 祐二は絢の耳元で低めの声でそう囁く。
 浴槽の中で後ろから触られるのは、あまりに無防備すぎた。
 重力を無くしたような体はすがるものがなく、与えられる快楽にあまりにも正直に反応しようとしてしまう。


「ひゃあん……あっ……そこ駄目ぇ……」

 胸を執拗に揉んでいた掌が、水中の絢の秘所に這わされる。
 水中でも分かるくらい、絢のそこは粘着質な蜜を溢れさせていた。


「濡れていますね……ああ、ここももう弛みきって私をほしそうに締め付けてきます」

 祐二は昨日とは同じ人と思えないくらい強引に、絢の中に指を這わせる。
 そして絢のお尻に当たっていた祐二の雄は、グンとその体積を増した。


「やん……おっきくなってる……」

 絢はお尻をそれに擦り付けるようにしごく。
 すると絢の耳元に当たる祐二の息が熱くなるのが分かった。


「祐二さん……入れていい?」

 絢はすっかり与えられる快楽が恥ずかしさを凌駕したらしく、はしたないお願いをしてしまう。

「ああ、絢様……なんて淫乱なお誘いなのでしょう。どうぞ、好きなように私を貪ってください……」

   祐二のその言葉に、絢はゆっくりと腰を上げると片手で祐二のものを支えて自分の秘所にあてがう。
 そっと腰を下ろしてみたが、バスジェルで普通の風呂よりも粘度の高い湯が邪魔して、つるんと逃げられてしまう。


「やあ……逃げないでぇ……!」

 何度も逃げてしまう祐二のそれを握りしめたまま、絢は駄々っ子のようにぐずり始めた。
 祐二はそんな絢を面白いおもちゃを見るような目で見つめている。


「祐二さん、意地悪しないで……」

「しょうがありませんね。入らなくて泣きそうな絢様をもう少し堪能したかったのですが」

 祐二はそう言うと、自分の雄を掌でしっかりと固定し絢の腰を誘導した。
 ぬるり。
 絢の中にやっと待ち受けていたものが分け入ってきて、絢の瞳から涙がこぼれる。


「あぁ……入ってる。祐二さんの……」

 すべて根元まで受け入れた絢は、恍惚とした表情でのどをのけぞらす。

「ええ、みっちり根元まで入りましたね」

「ふっかい……先っぽがなんかにぐりぐり当たって……ねえ」

「なんですか? 絢様、言ってみてください」

 そう絢に聞き返しながらも、祐二は最奥をぐりぐりと付き回す。

「あん……あ、あのね……もっと大きくできるの……?」

   祐二はアンドロイドだ。
 もしかしたらいろんなところが自由自在でコントロールできるのかもと思い、絢はおそるおそる口にしていた。


「できますよ……絢様は本当に欲しがり屋さんですね」

 祐二はそうくすりと笑う。
 そして少し深呼吸をしたと思うと、ぐっと下半身に力を入れた。
 絢の中に収められていたものが、とたんにその大きさを増す。


  「おっきい……すごい、すごいのぉ……」

 それはあまりに大きすぎて、すべてが膣に入らないくらいになった。

「もう少し、入れますよ」

 祐二はそう断ると、一気にずっと根元までねじ込む。

  「きゃぁ〜っ!?」

 祐二の棒は絢の子宮口を押し上げ、カリの先端をさらにその奥へとねじ込む。

「は……はっ……こ、壊れちゃう……」

 子宮の内膜をこつんと突かれ、絢は苦しみさえも伴う快感に全身を痙攣させる。

「ああ、ここまで大きいと入っちゃいますね」

 子宮の中をぬるりと円を描くように堪能する祐二は、絢の様子を見てとり、女芯をこりこりといじり始めた。

「ひゃあん……っ!!」

 その途端にいってしまった絢の首筋に、無数の口づけが落とされる。

「さあ、全身綺麗になりましたし、のぼせる前に上がりましょうか」

「いやん……ぬいちゃ、いやぁ……」

 すでに快楽の虜になった絢は、そうはしたなく懇願する。

「しょうがありませんね……」

 祐二はそう嘆息すると、何を思ったのか繋がったまま絢の体を反転させる。
 そして自分の首に腕を回してしがみ付く様にさせると、ざばっと浴槽の中から立ち上がった。


「あんっ……ああ、あっ、当たっちゃう」

 まさに繋がったまま祐二にしがみついている状態の絢は、急に感じた重力でより深く祐二の雄を受け入れてしまう。

「抜きますか?」

 唇に小さく落とされた口づけとともに、祐二はそう確認する。

  「やあ……ぬいちゃ、やだぁ……!!」

 むずがる絢に祐二は嬉しそうにうなずくと、そのまま抱えて浴室を出た。
 脱衣所を濡れたまま通り抜け、廊下を突き進む。
 その間も絢の中は歩く振動によりかき回され、秘所は空気を含んで泡立つほどになっていた。


「あん……あん……き、きもちいいのぉ……」

 コアラが木に抱き着いているようなとんでもない体勢にも関わらず、絢は両足を祐二に必死に巻きつけて喘ぎを漏らす。

「そんなに気持ちいいのですか? じゃあこうすればもっと?」

 祐二はそう言うと、心底楽しそうに絢を上下に揺さぶってあやす。
 小柄で華奢な絢はなすがままにされ、ごつごつと当たる最奥からもたらされる痛みにも似た快楽にふけることしかできなかった。


 祐二の引き締まった腹に秘芯が擦れて、絢は祐二の欲望をさらに締め付けてしまう。
 それに気づいた祐二がさらに絢を揺さぶり、絢はリビングのソファーに到達する前に達してしまった。











戻る