Chapter 5. レンジウィジット

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Gtk::ScaleGtk::Scrollbarは共にGtk::Rangeを継承し、多くの機能を共有しています。両方とも“滑り溝”と“スライダー”(しばしば他のGUI環境では“サムホイール”と呼ばれています)を持っています。スライダーはマウスでドラッグすると滑り溝の中で動きます。また、滑り溝をクリックしてもスライダーをクリックした場所に移動させることができ、どちらもマウスボタンごとに望みの移動量を設定することもできます。これらはスクロールバーの挙動としておなじみでしょう。

アジャストメントの章でも説明しますが、全てのレンジウィジットはAdjustmentオブジェクトと結び付けられています。レンジウィジットで使われている上限、下限、現在の値を変えるには、そのAdjustmentオブジェクトのメソッドを使う必要があります。Adjustmentオブジェクトはget_adjustment()で取得してください。Rangeウィジットのデフォルトコンストラクタは自動的にAdjustmentを生成します。また、既に存在するAdjustmentを指定して、別のウィジットと共有させることもできます。詳しいことはアジャストメントの節を見てください。

Reference

スクロールバーウィジット

これは標準のスクロールバーです。これらは別のウィジット、Gtk::EntryGtk::Viewportなどをスクロールするためのみに使用されます。しかし、ほとんどの場合はGtk::ScrolledWindowウィジットを使ったほうが簡単でしょう。

スクロールバーには水平と垂直のクラスがあります。 Gtk::HScrollbarGtk::VScrollbarです。

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