UnixとLinux

コンパイル済みパッケージ

現在のところ、新しいバージョンのgtkmmなら、主要Linuxディストリビューションほぼ全てにおいてパッケージが用意されています。Linuxを使っている場合は公式のリポジトリからインストールすることによってgtkmmプログラミングを始められるでしょう。gtkmmを用意しているディストリビューションは、Debian, Ubuntu, Red Hat, Fedora, Mandriva, Suse その他多数あります。

gtkmmパッケージの名前はディストリビューションごとに異なっています(例えば、DebianとUbuntuではlibgtkmm2.4-dev、Red HatとFedoraではgtkmm24-devel)。ですから、パッケージマネジメントプログラムで正しいパッケージ名を確かめて、他のパッケージと同様にインストールしてください。

[Note] Note

gtkmmがAPI/ABI互換で新しくリリースされた場合、パッケージ名は変化しません。逆に、変化した場合はAPI/ABI互換ではありません。ですから、驚かないでください。例えば、gtkmm 2.8はDebianではlibgtkmm2.4-devパッケージで提供されます。

ソースからのインストール

もしもディストリビューションがコンパイル済みのgtkmmパッケージを提供していない場合、または提供されたものと違うバージョンのものをインストールしたい場合、gtkmmをソースからインストールすることもできます。ソースコードはhttp://www.gtkmm.org/からダウンロードできます。

依存するもの全てをインストールしたら、gtkmmソースコードをダウンロードし、展開して、新たに出来たディレクトリに移動してください。gtkmmは次のコマンドでコンパイル、インストール出来ます。

# ./configure
# make
# make install
[Note] Note

UnixまたはLinuxオペレーティングシステムでは、おそらく rootになる必要があることを忘れないでください。suコマンドでrootのパスワードを入力して一時的にrootのステータスを得ることが出来ます。

configureスクリプトは必要な依存プログラムが全てインストールされているか確認します。忘れたものがある場合はエラーを表示して終了します。

デフォルトでは、gtkmm/usr/localディレクトリにインストールされます。あるシステムでは別の場所にインストールする必要があるかもしれません。例えば、Red Hat Linuxシステムではconfigure時に--prefixオプションを次のように使えます:

# ./configure --prefix=/usr

[Warning] Warning

/usrのような標準的なシステムの場所のprefixを使うときはよく注意してください。多くのLinuxディストリビューションではソフトウェアパッケージを/usrにインストールします。ですからこのprefixを使うと、お使いのディストロのパッケージマネジメントシステムがインストールするものと衝突したり、壊されてしまうかもしれません。理想としては、ソースからインストールするソフトウェアには他のものと分離されるようなprefixを付けるべきです。

gtkmmの開発を手伝いたい場合、または新しい機能を体験したい場合は、svnからgtkmmをインストールすることもできます。これはほとんどのユーザーには全く必要ありませんが、もしもgtkmm開発への協力に興味があるのなら、付属のSVN版の利用を見てください。