どきどき*リズム

作:ひまわり☆(小6)

A

 

「あ〜あ〜っ。掃除当番めんどくさ〜〜〜っ!!」

ミサは、ホウキでごみを掃きながら思いっきり叫んだ。教室に残っていた人たちが、ビックリして振り返る。

(美緒ったら、すぐ帰っちゃうんだから〜〜〜!手伝ってくればよかったのにぃ)

そう言いながらも、ミサは掃除の手を休めずにせっせと進めていく。

・・・それでも。それでも、掃除は全然進まない。ミサが、ゴミを捨てに1階までいっている間に、もう一人の掃除当番の男子が帰ってしまった。

「ちょっと〜ぉ!あたし一人で掃除やれっての!?最悪〜!!!!!」

仕方なく、ミサは一人で、誰もいない教室の床を吹き始めた。キュッキュッと自分のシューズの音が響く。

「アレ?残ってるの、宮田さん」

声を掛けたのは・・・・地味な男の『真田周人』だ。ミサは振り向きもせずに、答えた。

「男子の方に帰られちゃったの。最悪」

「じゃ、俺が手伝うよ。2人なら、まだマシだろ?」

えっ、とミサは心の中で思った。でも、それで早く終わるのなら、それでいい。そう思った。

「うん。ゴメンネ、手伝って」

それから2人で、もくもくと床を拭いていく。あっという間に掃除が終わった。

「もう暗いから、宮田さんはもう帰ったら?後片付けは、俺がやっとくから」

「ア・・・ごめん。ありがとう」

ミサは、カバンを持つと、そそくさと教室を出た。

(掃除を真剣にやってた時の顔・・・ちょっと、頼りがいあったかも)

ちょっとミサはどきどきしていた。・・・でも。

(でも、顔は好みじゃないのよね〜・・・)

・・・恋心には、ほど遠かった。

 

 2006/4/12

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背景は「動く壁紙素材屋」さんからお借りしました。