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さて、ミサはカッコイイ男の子の「3位」を書くのに悩んでいた。2位までは思いついたものの、3位はビミョーだしでずっと空欄のままだった。
「ま、いっか。真田で。あいつへのお礼のつもりで、ね」
小さい声でつぶやくと、3位に「真田周人」と書いた。可愛い女の子も適当に書き、係の女子に渡しに行った。
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放課後。今日は、ミサは委員会の活動で遅くまで残っていた。教室に忘れ物をしたと気づき、教室の近くまで行ってみると・・・。ミサが嫌いな女子のグループが、大きい声で話している。
「宮田ミサ!!アイツ、自分に票入れたんじゃないの?1位になってるし!!」
・・・え?それって、ランキングの事!?
「あいつって、カワイイと思う??ブリッコしてるだけじゃん〜」
「真田のこと、たいして好きでもないくせにブリッコして、だましてるらしーよ。最悪な女だね!」
・・・あたし、そんな事してない。真田の事・・・だましてなんかない。
ミサは、とっさに走り出した。すると、真田が、教室のドアを思いっきりあけると大声で叫んだ。
「オメーらのほうが、最悪だろ!陰でコソコソ言いやがって!俺は、だまされてねーよ!!」
教室に残っていた女子は、ビクッとしてそそくさと帰った。ミサは、真田に駆け寄った。
「・・・アリガト。真田」
「・・・お・・う」
真田は、顔を真っ赤にして帰ってしまった。ミサは、何となく嬉しい気持ちだった。
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