トモダチはトイレの花子さん!?

作:ひまわり☆(小6)

第七話*「花子のヒミツ」

 

〜今回は、花子が主人公です〜

―――――昨日みたいな事。ううん、正確には何ヶ月か前のこと。でも、昨日みたいな事。今でもはっきり思い出せる。

それは、10歳になったばかりのあの日。10歳になって、まだ一ヶ月位しか経ってなかったあの日。

確か・・・学校の帰りだった。あたしは、みんなと一緒に家に帰ってた。その途中で、暗い路地裏に遊びにいったんだった。イケナイ事だって分かってたけど、5人で行ったから全然怖くなかった。むしろ、ワクワクしてたんだ。

路地裏は、予想以上に暗かった。狭くて、本当にユーレイでも出そうな、そんな感じ。

「ハナちゃん、怖くない?私、怖いな・・・」

一人が言った。あたしは胸を張って

「大丈夫!もし、幽霊が出てきたらダッシュで逃げればいいんだから!!!」

それにつられて、2人が続けた。

「そうよそうよ。あたし達、リレーのアンカー、リレーのトップを走る足の早い女子が組んでるんだから。逃げられるわよ」

「それに、全然怖くないじゃん。だいじょうぶっっ!!」

でも、大丈夫じゃなかった。もう一人は、レイカンがものすごく強くて、ブルブル震えていた。

「・・・早く、帰ろう。ココ、何かでそうなの・・・」

「ええっ?ホ、本当???」

「ウソだったら、こんなこと言わないわよ!」

と、その時!

にゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぉ

猫の声が響いた。

「きゃあああああああああああっ!!」

「大丈夫よ、猫の声だよ?_?」

「・・・・ううん、猫なんかいないのに・・・猫の声がするの」

そういったのは、レイカンの強い子。そして、青い顔をして、

「私、かえる。怖いわ。みんな、帰らないの?私、もう帰るわ」

そう言って、駆け出した。でも!横断歩道は赤だった!!なのに・・・その子は、止まらなかったの!!!!

「あぶな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いっっっ!!」

あたしは瞬間的に駆け出していた。そして、その子の背中を引っ張ると、歩道に思いっきり押した。

・・・・でもね。あたしは間に合わなかった。いい事をしたのに、あたしは死んだ。

ううん、これが元々運命だったんだ。

―――――そして。あたしは、10歳で生涯を終えた。10歳になったばかりのワクワク気分で。

死んだ幽霊は、49日は、この世に残った未練を晴らすために成仏はしない。50日目に成仏する。でも、それを過ぎたら、人間界をさまよう悪霊とかになる。あたしはそうはなりなくない。でも・・・家族や・・・あやみちゃん・・・マミちゃんと、ずっと一緒にいたい。

でも、一緒にいられる方法は一つだけある。49日の間にいっぱい良い事をするってコト。そうすれば、生まれ変わる時に大好きな人と一緒にいられるようになるんだって。

あと27日で49日は終わる。とにかく、たくさん「良い事」をして、生まれ変わってまみちゃん達と一緒にいるんだ。

 

あとがき〜*

なんか、すごい事になってます(汗)

 2006/3/19

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