トモダチはトイレの花子さん!?

作:ひまわり☆(小6)

第九話*「あわせ鏡を覗けばA」

 

花子が消えてから、もう一週間。合わせ鏡の中にいた女の子に、とりこまれてしまった。

それから、モエとあたしたちは「怒られた」ってレベルじゃない。すごい大問題になり、反省文を3枚書かされた上、居残り勉強に説教1時間をくらった。

給食を食べていた時に、アヤミちゃんが疑問そうに言った。

「あの、マミちゃん。花子、49日が何とかかんとかっていったんでしょ。それって・・・成仏って意味じゃない?」

あたしはガ〜ンと頭を殴られた気分になった。―――それって、花子ともうあえなくなるってこと?

アヤミちゃんがキッパリと言った。

「今日、あわせ鏡をしよう。また忍び込む事になるけど・・・バレナキャいいんだから」

*******

夜の8時半。幸い、晴れていたから前が見やすかった。もしこれが曇りだったり、雨だったりしたら・・・ブルブル。

「よし、じゃ、4の1に行こうか」

4の1は、この前来たときよりも、もっと暗い感じがした。昼間は何てことない鏡が、今はすっごいコワイ。

「んじゃ、合わせ鏡にするよ」

あたしとアヤミちゃんであわせ鏡を作ると・・・。キラリと光って、女の子が映った。

「きゃっ・・・・・!」

叫びそうになった。でもあたしは必死でこらえる。すると、白くて細い腕がスゥッと伸びて・・・。

「マミちゃん!!!!!」

(あたし・・・死ぬの?)

と、その瞬間、花子の声がした。

「割って!この鏡を割るのよ、マミチャン、アヤミちゃん!!!」

女の子はビクッとした顔であたしを見た。初めて正面から、その女の子の顔を見たけどすごく、悲しそうな瞳をしていた。そして、ガリガリにやせて、青白かった。

アヤミちゃんが近くにあった棒を掴むと一気に鏡に振り下ろした。

ガッシャ―――――ン!!!!!

すると、女の子の腕の力が抜けた。女の子は泣きながら言った。

「・・・2人は・・・いいな・・・仲良くて。あたしも・・・友達・・・ほしかった」

その女の子は、スゥッと消えた。何となく後味が悪かった。すると、教室のドアが、ガタッと開いた。そこには、クロネコが一匹。クロネコはあたしたちを見て「にゃ〜お」と鳴くと、くらい廊下を走って行った。

 2006/4/1

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