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昨日の人体模型の事だけど、先生たちに聞いても「そんなのはない」って言われて終わりだった。クラスの人にも信じてもらえなかった。あたしとアヤミちゃんは念のため、花子に報告をしに行った。すると、花子は怖い顔になっていった。
「またまた夜に忍び込んでもいいと思う?って言うか、2人とも、また怒られちゃうわよね。・・・でも、やっぱり夜に忍び込んだ方がいいわ。またあたしがカギを開けておくから」
どっヘ〜〜〜〜〜。また怒られるう(泣)でも仕方ない。
・・・でも!班のメンバーが「今日忍び込む」と言っていたのだ!!あたしとアヤミちゃんも付いて行くことにした。
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今日は、夜の7時ぴったりに集まった。もう5月も今日で終わるから、ますます日が長くなって行く。まだ先生達がいたみたいだ。あたしたちはちょっと作戦を立てて忍び込む事にした。まず、圭一とユウトが「忘れ物を取りに来た」と職員室に言っている間に、あたしたちが体育館から忍び込み、理科室へ行く階段で待つ。そして、圭一達と合流する、という作戦。その作戦は簡単に成功した。でも、すぐケリをつけないと、先生たちにばれてしまう。
「行くぞ。あの人体模型のヒミツをあばいてやっぞ!!」
「そうだな。皆、信じてくれないもんな」
圭一とユウトが先頭にたつ。あたしたちは後に付いて行った。そして・・・理科室!!!
ガラガラガラ・・・・静かにドアをあけると・・・バラバラのハズの人体模型がうごきだしていた!!!
「きゃあああああああああっ!!」
カナコと七香が叫んだ。(あたしとアヤミちゃんはこういうのが慣れているから無口)すると、人体模型がこっちに向かって歩いてきた。
「ぎゃあああああああっ!うごいたあああああ!!」
そして皆で一気に廊下を駆け出す!!人体模型も走ってくる。ボロボロで古い人体模型だから、メッチャコワイ!!!!!!
「きゃっ!」
あたしは、落ちていた誰かのジャンパーにすべって転んでしまった。人体模型がせまってくる!
「きゃああああっ!!!」
「コラー――――ッ!あたしの友達いじめたら、ゆるさないんだから〜ッ!!」
そういったのは・・・・花子!!!
「は・・・なこぉ・・・」
アヤミちゃん以外の皆はもう逃げていたみたいだった。花子は人体模型をにらみつけた。人体模型が花子に殴りかかった。
「フンッ」
花子はスゥッとよける。花子はすきをついてドッと人体模型にケリを入れた。
「・・・グッ。お前は・・・ユウレイ界で問題を起こした・・・花子だな。お前を殺してやるっ!」
花子はどんな攻撃もよけてしまう。そしてポケットからお札と鏡を出した。
「合わせ鏡のシロミから借りたこの鏡に・・・あなたを封印する。そして、ユウレイ界にもっていくわ」
「や、やめろ!!!」
「やめないわ!」
お札を投げつけて、鏡をピカッと反射させると、人体模型は消えていった。花子は悲しそうな顔をして、鏡をポケットの中に入れた。
「花子、すごいね!!」
「ありがとう」
それだけ言うと、花子はスゥッと消えた。アヤミちゃんが近寄ってきた。
「もうかえろっか」
時計の針は7時36分をさしていた。 |