トモダチはトイレの花子さん!?

作:ひまわり☆(小6)

最終話*「あたしはあたしだからね」

 

人体模型からの戦い(?)からさらに何日かたった時。花子が言い出した。

「ねえ、明日学校無いでしょ?三人で遊びに行こうよ!」

あたしたちは顔を見合わせた。花子がまた言った。

「皆で、公園とか言って遊んだりするの♪お弁当を持ってきてね!!カラアゲとウインナーちょうだいね☆」

図々しいユーレイだ(汗)でも、あたしとアヤミちゃんは賛成した。学校を待ち合わせにしてから、公園に遊びに行くことになった。

「じゃ、待ってるよ〜ん」

********

「わっ!!あたしの生きてた頃の公園と全然違う!!こんなブランコなかった!この砂場、広くなったなー!」

花子はキャッキャッ言いながらはしゃいでいた。あたしたちもそれにつられて遊びまくった。

「花子って、ブランコこぐのうまいわね〜」

ちなみに言うけど、花子は普通の人からは見えないから、ブランコは勝手に揺れている。だから、もしあなたの町の公園が勝手に揺れてたら、花子かもしれないよ☆(ジョークです(汗))

「うん。あたし、女子の中ではケンカも強くて、体育も大好きだったわ!」

花子は身軽そうに、ブランコから飛び降りた。そして、すべりだいへまっすぐ進んで行った。

そして、ランチタイム♪

あたしたちはブランコに乗りながら、おにぎりやサンドイッチをぱくついた。たまに花子が細くて白い腕を伸ばして、つまみ食いしてくる。

「ねえ、あたしの行きたいところに行ってもいい?」

と言うリクエストにお答えして・・・。CDショップで「リーク」のCDを試聴したり、洋服屋では、勝手に試着をしたりして楽しんだ。

「あ・・・そうだ。あそこにいってみよ」

花子がいきなり駆け出した。あたしたちもそれを追いかけた。

「あ〜ここの横断歩道。あたしが死んだところ!」

「えっ・・・?」

一気にあたしたちは凍りついた。・・・それって・・・?

「あたしね、クラスメイトがいきなり飛び出したから、助けてあげたのよ(第七話を読めば詳しく分かります☆)」

「そっか・・・」

アヤミちゃんがしんみりとしてうつむいた。すると、花子が笑いながら、

「でも・・・アヤミちゃんとマミちゃんに会えて、本当によかったな〜。あたし、ず〜っと忘れないからネッ☆」

え・・・?どういう意味よ、それ。

「あのね・・・あたしたちユウレイは、49日間はこの世をさまよって、未練を晴らすの。50日目には成仏するの。・・・今日で50日目。もうあたし、未練なんかない」

そういった花子の体は、キラキラと透き通っていた。あたしは涙をこらえて、

「花子・・・成仏しても、あたしたちのこと、忘れないで」

「忘れたら・・・呪っちゃうよ!」

「・・・でも、あなた達の記憶から、あたしのことを消去するのが決まりなの。・・・ごめんね」

あたしはまともに花子の顔を見れなかった。・・・そんな。

「生まれ変わっても、あたしはあたし。絶対、会いに行くからね」

そう言って、花子は消えた。青空に溶け込んで、消えちゃった。

(花子・・・・)

 

二年後。

「いってきま〜すっ!」

あたしは、もう6年生。アヤミちゃんと仲良く登校しています♪4年生の時、なんで仲良くなったかは忘れたけど・・・。でも、とにかく仲良しなのだ♪

「おはよっ。アヤミチャン♪」

「おはよ〜マミチャン。今日から、6年生だね」

そんな風に話しながら、あたしたちは学校へ向かった。すると、横断歩道に差し掛かった。

(アタシハアタシダカラネ)

「ヘンなの・・・ここ来ると、なんか思い出すな・・・」

ポツンとつぶやいた。そして、6の1に向かった。すると、もう朝の会は始まっていた!!

「2人とも!!新学期から遅刻なんて!!ダメですよっ!!」

4年生から同じ担任の千田先生。あたしたちはすぐ席についた。

「それでは、転入生の紹介をしまーす。えっと・・・『野崎花子』さんっ」

(え・・・?花子・・・?)

胸がざわついた。その名前、どっかで・・・。

「は〜い、花子です!」

ドキッと胸が鳴った。おかっぱの黒い髪、白い肌、大きな目・・・。

「野崎花子です!好きなことは外で遊ぶこと!好きな食べ物、カラアゲ、ウインナーです!よろしくね☆」

「花子さん、元気がいいわね!皆、花子さんと仲良くしようね。・・・では、花子さんは、大井マミさんの隣に座って!」

花子が近づいてくる。・・・は・な・こ。あたしのこと・・・覚えてる?

「よろしくねっ。マミちゃん」

あの時のまま。全部。この声も、この笑顔も。

「・・・よろしくね、花子」

あの時の毎日は、もう今はないけれど―――

新しい毎日を、作っていこうね。

 

=あとがき=長い間、応援ありがとうございました!次回作も頑張ります(^∀^)

 

 2006/4/1

〜終わり〜