あいどる★でいず

作:ひまわり☆(中1)

M

 

(そんな・・・。美香ちゃん、そんなことがあったの・・・?)

ののは、思わずうつむいてしまった。何も言葉が出てこなかった。美香はソレを心配そうに見つめた。

「だいじょ〜ぶ?マネージャーさん呼ぶ???」

「ううん、大丈夫」

それから丸まる10日後。とうとう、のの達の出演したCMが流れる事になった!ののが、お母さん達に話したとたん、朝からお母さんとお父さん、おねえちゃんがテレビに熱い視線を送っていた。

「ビ、ビデオ録画したほうがいいかしら???」

「お母さん、頭ジャマよ〜。あたしが見えないじゃん!!」

「のの、良く頑張ったな!!!このまま、大女優を目指したらどうだ!?」

家族全員が、ののを誉めちぎっている。いつも誉められるのはおねえちゃんで、ののは誉められるようなことはしていなかった。怒られるような事はしたけれど。

(CMが流れたら・・・。今、テレビを見た人は、あたしのこと覚えてくれるかも・・・!)

ののは、自分の胸が高鳴るのがわかった。でも、落ち着いた気分でもあった。

―――その時だった。リズミカルな曲がテレビから流れてきた。

美香、裕子、のの。その順で、画面に3人が現れた。3人は、曲にあわせてダンスを踊り続ける。美香が、そばにあった自動販売機で、3人分のジュースを買ってきた。

「みんな〜!『まっちゃん』買ってきたよぉ!!!」

「ありがとう!!」(裕子とののが言うセリフ)

みんなで美味しそうに飲む。そして、美香が笑いながら、「まっちゃん新発売」といって終わり。

お母さん達は、感動の涙を流しながら、の野に抱きついた。

「のの〜すごい!あたしも、アイドル目指したい!!!」

「ののッ!もっと、がっぽりもうけなさい!$$$$$$$」

「この調子で頑張れよ、のの!!」

ののは、世界が変わったような気がしてきた。

でも、心配な事もあった。―――美香は、大丈夫かな・・・。

 

 2006/5/4

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