虹色の旅へ

作:ひまわり☆(中1)

〜1〜

 

 

私、エリー。10歳になったばかり。双子の姉は、サリーと言って、見た目はもうそっくり。でも、性格は、全然違うんだ。

まず、私は読書好きで、料理を作る事が好き。なのに、サリーは運動神経バツグン、本を読むのは大キライ。そして、いたずら好き。ね、全然違うでしょ?

でも、見た目だけはそっくり。茶色の髪も、青い瞳も、色白なところも。ただ一つ違うとすれば、私のほうがすこ〜しだけ、ホッペにそばかすがあることくらい。もちろん、それくらいしか違う事が無いから、他人はどっちがどっちだかわからない。

私達が10歳の誕生日を迎えてから直後のこと。大好きだったおばあちゃんが急死。原因は心臓の病気だった。私達にくれた、誕生日プレゼントのペンダントは、悲しそうに日差しを受けてきらめいている。

そして、寝る前に、おばあちゃんはこう言ってくれた。

「2人は、2人でひとつだから、シアワセも2人で見つけなさい。――――このペンダントには、そのシアワセとなる手がかりがあるからね」

その次の日に―――。私達は、おばあちゃんの写真を抱きしめながら泣いた。おばあちゃん、お墓でひとりぼっち。寂しくなるだろう・・・・。かわいそうな、おばあちゃん。そう思ってた。

その3日後。私は、友達と遊んでいると、サリーがあわてたように走ってきた。

「エリー!遊んでるヒマはないわ。大変な事がわかっちゃった!!」

「何が大変なのよ。こっちは遊んでるの」

「でも!お願い!!来てよ!!!」

サリーにそこまで言われたので、私は仕方なく家まで戻った。サリーは、机の引き出しから、手紙を一通取り出した。

「見て、コレ」 サリーが言った。

「この手紙、おばあちゃんが死んじゃう3日前の物みたい。ほら、消印が、3日前よ」

「ほんとだ・・・」 と私。

「でね、この手紙にはね・・・」

―――サリーとエリーへ。二人に、渡したペンダントには、わたしの隠した「たからもの」のありかが隠されている。他の人に盗られてはいけない、2人の物だよ。ふたりで探してみなさい。おばあちゃんからの願いです―――

「・・・たからものって、何かな?」

「さあ。宝石とか??」

「お金とか???」

私達の期待はふくらむ一方。突然、サリーが叫んだ。

「早く、他の親戚に盗られないうちに、私達だけで、たからものを探しに行こう!!」

――――こうして、私達の旅は始まる―――

 

 2006/7/1

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