虹色の旅へ

作:ひまわり☆(中1)

〜8〜

 
 
 
 
「あっ、解けたぞ!!」 ダニーがうれしそうに言った。
 
「えっ本当に!?」 私たちは叫んだ。
 
「うん。宝物は、メロディータウンへ・・・って書いてあるぜ。君たちのおばあちゃんって、よっぽどクイズとか、パズルとかが好きだったんだな」
 
私たちは、まだ海の上にいる。隣町につくまでの間、みんなで暗号解読をしよう、という提案が出たのでみんなで暗号を解いていた―――のだ。
 
「メロディータウン?何それ」と、サリー。
 
「メロディータウンって言うのは、メロディって言う王女様の名前からつけられた町の名前なんだ。メロディ様は、音楽が大好きで、音楽の盛んな町にしようとたくさんの、音楽学校や楽器の店を作ったんだってさ」と、ジニー。
 
「へ〜。今度こそ、宝物が見つかるかな?」と、サリー。私は無言でうなずいた。
 
「次につく隣町からメロディータウンはかなり遠いな。仕方ない、隣町で宿を探すか」と、ダニー。
 
「ねえ」
 
私は、ダニーとジニーに思い切って話しかけてみた。
 
「二人とも、家はどこ?何してるの?」
 
「えっ」
 
二人の顔色が変わった。そして、ニヤッと笑いながら言った。
 
「家はないよ。・・・俺たちはドロボーだよ。両親とは別れたよ。俺たちは、家出してきたよ。今まで二人だけで、生きてきた」
 
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?
 
私は、口があんぐりと開いた。そして、閉じることができなかった。
 
ドドドドドドドドドドドロボーさん????ぬわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
 
「あ、でも、ドロボーって言っても、お金を盗んだことはないよ。生活に困ったときとかにさ、なんか盗んで売って・・・みたいな」とジニー。
 
「だから、俺たち、土地とかにくわしーんだよね〜」とダニー。
 
「へ・・・へえ・・・まあよろしく・・・・」
 
私は声がかすれてきた。すると、サリーが叫んだ。
 
「ドロボーだって!!カッコイーーー!!」・・・そうじゃないだろ、オイ。
 
私たちは、海の向こうを見渡した。すると、隣町の船着き場が見えてきた。
 
「やった!到着だね!!」サリーが私に微笑んだ。
 
また、新しい冒険が始まりそうだ。
 

 

 2006/8/2

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