虹色の旅へ

作:ひまわり☆(中1)

〜10〜

 
 
 
「パパ〜。こーんなコソドロで、メシくってたの??バカだなー。おれらといりゃ、メシにはこまんねーのに!!」
 
「でさ、そのバッグ、返しなよ、パパ」
 
・・・話が見えてこない。っていうか・・・このドロボーさんはダニーとジニーのパパで、ふたりには、ちゃーんと親がいて・・・全然わかんない。めちゃくちゃだ!!
 
「ねー・・・ふたりの言ってたことって・・・ウソ???」
 
「うん。まーね」
 
ふたりは、平気な顔で言った。・・・おいおい。
 
「私のバッグを取り返してくれて、ありがとうございます!!お礼に、食事でも・・・」
 
女の人が駆け寄ってきた。私達は、アハハと笑いながら、軽くおじぎをした。
 
「・・・もしかして、お譲ちゃんたち・・・ハンナ先生のお孫さん・・・?」
 
「えっ?ハンナ先生って、わたしたちのおばあちゃんのこと??」
 
「そうよ!!ハンナ先生には、お世話になったわ・・・。あなた達、もう面影がハンナ先生のそっくりだわ・・・。エリーとサリーよね?ハンナ先生がよくおっしゃってたもの。私には、双子の孫がいるとか、エリーとサリーだとか・・・」
 
「そ、そうなんですか・・・」
 
「私の名前は、アンよ。ハンナの隠した、たからもののことは、ちゃんと知ってるわ」
 
「えっ、本当に!?」
 
「ええ。その前に、その4人にはお礼をしなきゃね・・・」
 
すると、ダニーとジニーが笑いながら言った。
 
「い〜ですよ、おねーさん。俺達、父親も見つかったことだし、ちょっと他のところへ旅にでるよ」
 
「えっ、二人ともいなくなっちゃうの??」とサリー。
 
「どこに行っちゃうの??」と私。
 
「コレばっかりはわかんないよ。・・・あっ、そうだ。二人に上げる、俺達からの友情のしるし!」
 
サリーはダニーから、私はジニーから、かわいいペンダントが手渡された。ダニーとジニーも、色違いのペンダントをつけていた。
 
「また、会おうな!!」    「うん、じゃあね!!」
 
―――それから、私達は、アンさんに連れられて、「たからもの」の場所へ行くことになった。
 
「ホラ、ココよ、ふたりとも」
 
そこには、オレンジ色の屋根をした家が建っていた。私達は「え?」と顔を見合わせた。
 
「入ってごらん、中にたからものがあるから」
 
私達は、家の中に入った。すると、そこには・・・
 
「お帰り、エリー、サリー。」
 
「元気だったかしら??」
 
そこには・・・懐かしい、お母さんとお父さんの姿が。交通事故で死んだはずの、お母さんとお父さんがいた・・・。
 
 
 
 

 2006/9/20

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