私は、朝早く起きると、自分でテキトーに朝食をとり、身支度をして学校へ向かった。何でかは、わかんなかったけど―――急がなきゃいけない気分だった。
「・・・前よりも、学校に行きたくなくなっちゃたな・・・」
人をいじめるのに、私はすごく疲れてきた。何で、何でいじめるの?理由なんて、ある?
でも・・・チカのことは許せない。私のこと、あんなにいじめた・・・。
私は教室に入った。まだ、誰もいなかった。
10分くらいすると、いつも朝早く来る人たちが教室に入ってきた。
「おはよ〜!チカ、早いね!!」と、カナ。
「おはよ・・・ありがと・・・」
「最近、カナってへんだよ〜!!話し方が、ナツカみたい!!」
そ、そりゃ、中身は「ナツカ」ですから。
1時間目は、卒業制作についてだった。議長が話を進めていく。
「まず、卒業文集を作るグループを10人。卒業制作をデザインしたり、飾る位置を決めたり、細かい工夫をするグループは5人。6年1組とのお別れの会実行委員会が10人。以上です。どの係りになりたいかは、各自で考える時間を5分あげますので、考えてください」
「どうしよっかな〜」と私はつぶやいた。カナが、私に近づいてきた。
「一緒に、卒業文集を作るグループやんない?」
「う〜ん・・・・。えっと、いいよ」
私達は一緒に笑った。5分経った。
「では、決をとります。卒業文集を作るグループに入りたい人は手を挙げてください」
私は手を上げた。カナも、そのほかのクラスメートも・・・。
えっ。
なんと・・・ナツカ(中身はカナ)も手を挙げた・・・。
カナたちの顔が一気にこわばる。
なんだか、すごいことになりそうだ。