ともだちのつくりかた。

作:ひまわり☆(中1)

 
 
あたしは、今日も遅く身支度をした。あ〜もう、学校なんか、行きたくない。「いじめられ」るのには、もうイヤだ。あたしは、チカなのに。ナツカじゃ、ないのに・・・。
ナツカのお母さんの、走り書きのメモがテーブルの上においてある。ナツカのお母さんとお父さんは、ナツカが寝ている間に帰ってきて、ナツカが起きる前に出かけている。あたしは、ナツカのお母さんが作ったご飯と味噌汁を温めてから食べる。
 
今日、初めて、メモを見た。今までは、メモなんてなかったのに。
メモの文字に目を走らせる。・・・えっ。
『ナツカへ 最近のナツカは、少し変わったね。どうしたの?何かあったら、お母さんやお父さんに言いはなさい。一人で悩んで、誰にも話さないところがナツカの欠点だから』
 
・・・。
 
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。あたしにとっての、だいっ嫌いな瞬間だ。1時間目は、卒業制作についてだった。いろいろあったけど、あたしは一番「卒業文集」を作ってみたいと思った。
それに・・・。卒業文集なら、一人でできそうだったし。「みんなで」やる仕事は、絶対にいやだから。
「では、決をとります。卒業文集を作るグループに入りたい人は手を挙げてください」
 
あたしは、手を挙げた。そして、周りの様子を見た。
 
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!あたしは、心の中で叫んだ。
 
なんと、カナも、手を挙げた。
 
・・・そして・・・チカ(中身はナツカ)も。
 
あ〜あ。学校、やだな〜・・・。
 
 
 

 

 2006/8/26

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背景は「イラそよ」さんからお借りしました。