ともだちのつくりかた。

作:ひまわり☆(中1)

 
 
「まず、クラスでかわいい子ランキングとかっこいい子ランキング・・・それに、他のランキングも、みんなで考えましょう」
先生が言った。私は、ふうっとため息をついた。なんか、めんどくさい。
「ねえ、チカ。ナツカも一緒で、やだね〜」
カナが話しかけてきた。私は、カナの言葉が信じられなかった。
 
文集のグループは、他のグループよりも早く活動をし、早く終わる。私達は、休み時間も放課後も活動し続けた。
「ふ〜っ!!結構進んだね!!」と私。すると、カナはニヤッと笑いながら言った。
「ナツカのこと、久しぶりにいじめない?」
「えっっ!?」
「最近、チカッたら、ナツカのこと、いじめてないんだもん。つまんなくて・・・」
そう言うと、カナは、先生が職員室に戻ったしゅんかんになつかのもとへ走りよった。
「ナ〜ツ〜カ!!何でお前、文集のグループにいんのさ?いなくなれよ。ブス。死ね!中学校に、はいるなよ!!」
そういうと、ナツカのランドセルを床に投げつけ、カナはそれを踏み潰した。ナツカは、何も言わずに黙っていた。
「なんか言えよ、ナツカ。お前、親から捨てられたんだろ?ざまーみろっ!!」
 
オマエ、オヤカラステラレタンダロ・・・。この言葉が、私の中で爆発した。私は、考えるよりも先に、カナの頬をたたいていた。
 
パンッ!!
 
カナは「え?」という顔をしていた。ナツカ(中身はチカだけど)も「えっっ!?」という顔をしていた。
「・・・なんで、そんなひどいこと・・・言うの・・・?」
「はぁ?最初に、ナツカをいじめようって言ったのは、チカでしょ?いきなり、何よ!!」
「そうだったよ!!確かに、私は言ったわよ!!でも、私、最近よーやくわかったの!!私が、ナツカに対してやってることのひどさが。・・・私は、バカだったの。どんな理由があっても、人のことをいじめちゃいけないのに・・・私が、悪かったの。もう、ナツカのコトいじめないで。いじめたいなら、私をいじめていいよ」
カナは、青い顔をして、私の顔を見た。そして「最低っ!」と叫ぶと、ランドセルを背負い、走っていった。私は、ナツカのほうに向き直った。
「・・・ナツカ。じゃない、チカ・・・。私、この姿だから、強くなれた。チカのこと、私、許せない。・・・私のこと、いじめてたの、後悔してくれてたらいいな」
チカは何も言わなかった。すると、いきなり泣き出した。クラスのみんなが、「うわ〜!キモナツカが泣いてるー!」とか「うぜぇ〜!」とか言ってたけど・・・
 
卒業まで、あと2週間。
 
 
 
 

 2006/8/27

次へ

背景は「イラそよ」さんからお借りしました。