次の日から、私の周りにいたカナの姿がなくなった。私のことを陰でひそひそ悪口を言ってるみたい。本当、くだらない。
それにしても、なんだか、私、強くなれた気がする。これからは、自分の気持ちを素直に受け止めれそう・・・。
ガラッ。チカ(見た目はナツカ)が来た。すると、私の机に来て、小声で「おはよう」といった。
「おはよう!!」
私は、わざと大きな声で返事をした。
卒業まで、ラスト一週間になった。
文集はもう完成し、放課後の活動はなくなった。でも、卒業制作は、まだ少し残っている。
「ナーツカ!!一緒に、トイレ行かない?」
私は、チカに話しかけまくることにした。
「・・・ごめんね・・・」
いきなり、チカが泣き出した。私は、声が出なくなった。
「ごめん・・・今まで、ごめん・・・。あたし、バカだった。あのことは、ナツカのせいじゃないのに・・・本当に、ごめん・・・」
・・・私の中で、何かが壊れていった。私、その言葉がほしかったんだ・・・。
カナたちが、私達に近づいてきた。私は、チカをにらんだ。すると、チカは・・・
「ごめんね。ナツカ。これからは、悪口言わないから。あと、チカ。チカの言うとおりだった。あたし達、チカのこと理由にして、ナツカのコトいじめてた。ホント、ごめん・・・」
―――私は、嬉しい反面、悲しかった。
せっかく、6年1組の女子の気持ちがひとつになったのに・・・。
あと、一週間で、卒業なんて・・・。