―――卒業式。この日で、私はもう小学生じゃなくなる。
私は、少し早めに家を出た。そして、ナツカの家に行ってみることにした。
ピンポーン・・・。久しぶりの、自分の家だ。
「ハイ」とインターホンから、ナツカの声が。
「ナツカーじゃない、チカー!一緒に学校に行こうよ」
「ウン、いいよ!ちょっと待ってて・・・」
どたばたと、足音が聞こえてきた。「お待たせー」とナツカ(中身はチカ)が来た・・・
「ウギャッ!!クモ〜〜〜〜!!」
と、ナツカが、私に飛びついてきた。
どんっっっ!!・・・いててててて〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
「・・・ん・・・?」「何か、コレって・・・」「前と・・・」「同じ・・・?」
私達は、自分の顔を鏡で見てみた。すると・・・・!
「戻ってる〜!!」
私達は、元に戻れた!チカが、恥ずかしそうに言った。
「ナツカ・・・コレからは、いい友達でいようね」
「・・・もちろんだよ!」
「これから、第30回卒業式を始めます・・・」
とうとう、始まった・・・。
始まってからは、あっという間。もう、すぐに、卒業証書授与式に。
「高橋ナツカ」
「・・・はい!」
私は、ステージの上へ上った。校長先生の目を見つめ、卒業証書を受け取った。
卒業式は、あっという間のあっという間に終わっていった。私達、6年1組は、最後の授業をした。
「みんな、未来に羽ばたいていってください。寂しくなったら・・・会いに・・・来てください・・・」
担任の先生は、号泣していた。私は、泣かなかった。
「一緒にかえろ、ナツカ」と、チカ。
「うん・・・」
「・・・・」どっちも黙ってる。
「中学校に行っても、仲良くしようね」
チカが、泣きながら言った。私は、そのとき初めてなみだがこぼれた。
「・・・うん!!」
もうすぐ、さくらの季節になる。
(ナツカの視点からの物語は終わり)つづく。