ともだちのつくりかた。

作:ひまわり☆(中1)

12

 

今日で、卒業。小学生から、ランドセルから。

あたしは、早めに起きて、支度をした。すると、ピンポーンと呼び出し音が。
「ハイ」
「ナツカーじゃない、チカー!一緒に学校に行こう!!」
「ウン、いいよ、ちょっと待ってて・・・!」
あたしは、身支度をすると、ドアを思いっきり開けた。「お待たせー」・・・と、何気なく、下を見たら・・・・クモ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
「ウギャッ!クモ〜〜〜〜〜〜〜!!」
あたしは、その弾みでナツカのぶつかった・・・・どんっっ!!
「・・・ん・・・?」「何かコレって・・・」「前と・・・」「同じ・・・?」
あたし達は、鏡で自分の顔を見てみた。
「戻ってる〜!」
やった〜〜〜!!・・・じゃない、ナツカに、もう一度だけ、言いたいことがあるんだ。
「ナツカ・・・コレからは、友達でいようね」
「・・・もちろんだよ!!」
 
「これから、第30回卒業式を始めます・・・」
 
始まったんだ、とうとう。もう、あっとゆーまで、もう、卒業証書授与式。
 
「杉野チカ」
「はい・・・!!」
校長先生の瞳をじっと見つめながら、私は卒業証書を受け取った。そのとたん、あたしの目からは、なみだがこぼれてきた・・・。
 
そして、最後の6年1組の授業。
「みんな、未来へ羽ばたいていってください・・・寂しくなったら・・・会いに来てください・・・」
先生は、号泣していた。ナツカは、全然泣いていなかった。
 
「一緒にかえろ、ナツカ」
「うん・・・」
 
「・・・・」どっちも黙ってる。そうだ、あたし、言いたいことがあったっけ・・・・。
「中学校にいっても、仲良くしようね」
あたしは、泣きながら言った。そのとき、ナツカがはじめて泣いた。
「・・・うん!!」
 
もうすぐ、さくらの季節。
 
 
 

 2006/9/3

おわり。

背景は「イラそよ」さんからお借りしました。